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久しぶりの認知・行動療法学会でタイムスリップ体験とあの時を軸にした今の自分【研究者日記】

横浜のイベントと学会から福島に帰り、一晩寝たら翌朝は5時起き。

今日は福島県の浜通り地域に実習の引率で行く、小1時間ほどバスに揺られる道中である。

横浜でのイベントはYouTubeでだいぶ話したので、ここでは割愛するが、とても楽しく過ごすことができたことに心から感謝したい。

さて、認知・行動療法学会が50回目の記念大会だったようだ。昨年は北海道開催でほぼ事務局の管理をしていたため(二会場に分かれていてオペレーションが大変だったようで)、学会本部にてずっと過ごしていた。

今回はそのような任はなく、完全に自由に過ごした。ここでもまたコロナ禍からのタイムスリップがあり、懐かしい顔とたくさん会うことができた。

正直なところ、自分の業務や研究と認知行動療法が離れてきたところがあって、あまりコミットしていなかったのだが、久しぶりに参加するとコロナ禍前にしていた研究関連の仲間と会うこともできたし、コロナ禍にてオンラインでしか会うことができなかった仲間とも対面で初めて挨拶することもできた。

もう本格的にコロナ禍は終わったのだなと実感するとともに、わたし自身はもう違うステージに立っているなと思った。

YouTubeイベントを行ったこともだが、おそらくYouTubeをしていなかったら繋がることがなかった展開の人の流れにもなっているし、ポスター発表を見ていてもあまりよくわからないなぁと思うのはおそらくこの分野からはもあだいぶ違うところに軸があるのだなと思った。

一方で、自分自身の発想の軸はこの学会の中にあり、そこがブレることはないんだろうなとも思った。わたしが精神分析を軸に物事を語ることもなければ、量子力学を軸に物事を語ることもないと思う。

だが、語る内容が同じでも語る文脈はだいぶ変わり、この学会にて自分が語る経験をする機会があるとしたら、どこかに横展開した先にある方面から語る機会になるだろうと思った。

そういう展開が来る時まで、自分がしている一つ一つのことを信じて今の活動を続けていきたいと思う。

さて、時間を今に戻すとまもなく浜通りのなかでも相双地域に到着する。東日本大震災の津波の被害と原子力発電所の事故があった地域である。

この地域に実習引率に来るのも実はコロナ禍に入る前以来である。その時からの地域の変化と自分自身の変化についてもなにかに気づくきっかけになればと思う。

お昼ご飯は松川浦の美味しい魚介類が食べられそうでとても楽しみである。

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