新卒2年目の会社員が調子に乗って一口馬主を始めた話 <その1>

皆様こんばんは、
今回も競馬のお話です。
本当にこのアカウントは文芸サークルなんでしょうか……。

さて皆様もすでにご承知の通り、青木書房は代表を務める青木が購入した馬券の配当金のみを資金源に活動をしております。
しかし予想というものは水物で勝つ時もあれば、負ける時もある。
ここ最近はほとんど負けてばかりの日々……。
そんな中、青木は考えました。


一口馬主の方が儲かるのではないか?


というわけで今回は代表・青木が一口馬主を始めるようになった経緯と現在までの出資馬についてをご紹介したいと思います。


1.一口馬主を始めた経緯

まずは青木が一口馬主を始めようと思ったきっかけについてのお話します。
あれは今年の2月。会社に入社してもうすぐ1年が経つ頃。初々しさがすっかりなくなり、社用PCで競馬の中継を流しながら仕事していたとある日曜日の昼下がり。先輩社員から一人の男性をご紹介してくださいました。

詳細な説明は控えますが、身につけているバッグや時計はギラギラしておらず、でもかなり上質な物なので、一回り以上歳が離れている自分にも物腰柔らかく敬語で話してくださる。上品な大人な男性でした。
僕の仕事は異業種・異業界の方と一緒に仕事をする機会が多いため、人脈作りの一環で先輩はその方をご紹介してくださったのかなぁとその時は思っていました。

その男性と先輩社員の方は業務の話をしております。二人のお話を僕は少し真面目な顔で(心の中では早くデスクに戻ってレースの結果を知りたいなぁなんて考えながら)聞いていると、突然男性は腕時計を確認して、猛烈な勢いでスマホをタップし始めました。そしてニヤリと笑い、「3連単取りましたわ」と画面をこちらに見せてきたではありませんか。

そういうことだったのか……。

勘のいい僕は全て察しました。
この人、同族だ……。

「あの、競馬好きなんですか?」と僕は尋ねる。
それを見かねた先輩社員の口からはとんでもない一言が。

「この人、大井競馬の馬主さんだよ」


なんということでしょう。
馬主って社長とか、資産家がやっていたイメージだったのに、まさか僕と同じサラリーマンの方でもできるとは!
(このおじさまは僕の年収の何倍も稼いでいるエリートサラリーマンであることをこの時の僕は失念しておりました)

さらにさらに衝撃の一言

「実はさっきのレースで1着だった馬に出資してまして。いやぁ馬券も当たるし、賞金も入るしで最高ですね」

前のレースって……え? JRA?

「中央でも馬主やられているんですか?」
「いえいえ、中央は一口馬主でやってまして〜(ここから一口馬主の説明)」

つまり競走馬をで何百口で割り、みんなで共同所有する制度らしい。
なにそれめっちゃ面白そう!!

目の前で成功している人を見た僕はすぐに「一口馬主」という魔法の言葉の虜となりました。
これなら薄給な僕でも楽しめるし、何より「(一口)馬主」って響きが良い。
ただ馬券を買って買った負けたを繰り返していた競馬の新しい楽しみ方を見たような気がしました。

こうして青木は一口馬主という道の扉を開いたのでした。
そしてこの先が沼の始まりとなることを当時の僕はまだ知らなかったのです……。


次回につづく

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