ボンバーマン式乗車スタイル
ボンバーマンとは、KONAMIのゲーム。
爆弾の延長線上にいる敵をやっつけるやつである。
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僕は電車が苦手だ。
揺れるし、酔うし、狭いし、ラッシュ時はおっさんの加齢臭にやられるし。
そして何よりも怖いのが、冤罪である。
痴漢は絶対ダメだ。
女性専用車両には大賛成だ。
しかし、同時に我々男性には、冤罪というリスクを背負っている。
だいたい、被害者が擁護されるものだし、しかも被害者が女性なら尚更だろう。
痴漢と同等に、冤罪の恐怖が電車内では共存する。
圧倒的に少数であろうが、冤罪でおっさんを貶める輩は存在する。
だから僕は徹底的に冤罪リスクを下げた乗り方をしている。
それこそ、「ボンバーマン式」だ。
簡単にいうと、
①女性の隣
②女性の真正面
この2つには絶対に座らないことだ。
まず、隣に座ると、体が触れやすい。僕は肩幅が広い方なのでこれは仕方がないが、その分、危ない。「触った」か「触れた」かなんて同じだ。「触られた」と言われたらおしまいなのだ。
それに居眠りして寄りかかられたらもう悲劇である。
リスク爆上がりである。電車内の女性ほど怖いものはない。
次に、向かい側だが、これはスカートの場合は特に危険だ。
スマホをいじることは絶対にしない。
盗撮冤罪があるからだ。
また、前屈みで寝るのもよくない。のぞこうとしていると思われる。
そんなわけで、①②は絶対座らないのだ。
ボンバーマンなら爆破される。
じゃあ立てばいいのだが、片道1時間半電車に乗る身としては、なるべく座りたい。だからできるだけ、清潔そうなおじさんの隣や向かい側を狙っている。
ちなみに、満員電車で四方に女性がいたらもう詰みである。大爆発でゲームオーバーだ。ここまで来たら神頼みである。どうか何もありませんように。
そして、せめてもの抵抗?で両手を上に上げる。まるで降参である。速やかに次の駅で降りる。
こんな感じで、電車に乗る時、僕はドキドキしている。
考え過ぎかもしれないが、痴漢冤罪ほど重く、勝ち目がない冤罪はないと思う。いや、どの罪も良くないし、何があっても冤罪は人生を狂わせるが、「痴漢」となるとまた別の重みがある。
と個人的には思っている。
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割と女性のことを悪く書いてしまったが、もちろんそんな意図はない。
ただ、男性側も割とリスキーなのだ、そう言いたかった。
冤罪率0%の男性専用車両も欲しいが、男性to男性の痴漢もあるのでなんとも言えない。
金持ちになって車か、全席指定の特急電車に乗れば解決するのだろう。