インテリチックな雰囲気だしてモテたい。
ぶっとい小説を出そうと企んでいる。
だってモテそうじゃないか。
合コンで無双できそうじゃないか。
「この前、小説を1本出しました」
インテリだ。
詩的で、知的で、会話するだけで欲情しそうだ。
素敵な文章が書けるという能力はあらゆる女性にモテる。
本を読まない人には「賢そう」だと思われるし、本を読む人には「強者感」が出る。
それにゴリラみたいな見た目の僕が小説を出してみろ、ギャップ萌えでハーレム間違いなしだ。
文章を書けるということは、それなりに言葉を知っていて、読書もしている証明でもある。
つまり、良識的で、間違っても店員さんに横暴だったり路上で唾を吐き捨てる輩ではない。安心だ。優良物件だ。
とはいえ、一般的な文庫本では8~12万文字が主流。
5000文字で息が上がっている僕には無理ゲーである。
そこで小説は一旦置いといて、エッセイ集にしようと思う。
1本1000文字程度の小話を100本。
これならいけそうだ。noteの記事を全部まとめて1冊にしよう。
それでKindleでだそう。表紙のデザインやタイトルは自分でつけるか、外注しよう。
ついでに、自費で5冊くらい刷って合コンに必ず1冊持っていこう。
そして女の子に自己紹介する時こういうのだ。
「これ、僕の本なんだ。あげるよ。ふっ」
・・・・・・モテなさそうである。
まあ、そもそも合コン行ったことないんですけどね。
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