めも
小説メモ
別の小説案⓪
ーー恵まれていることに感謝は必要か、というのが長年の私の疑問であったーー
不幸な人の責任を感じることは?
恵まれていることに感謝する必要、もしくは負い目を感じることは必要なのか、あるいは目も向けないことは正しいことなのか。
別の小説案①
『26で死にたい』
・うつくしいまま死にたい?
・死ぬ権利は?太宰治の『斜陽』で直治は?
・自分がそう思ってる時もあることを丁寧に。
・。
別の小説案②
『ダブルノーマル』
・不眠症の少年と躁鬱の少女と精神科医の話
→病気とは何か。普通とはなにか。薬を使うのは正しいのか。「眠れないことに悩む少年」「躁状態では『別に良くね』な少女」「精神科医の立場で『そんなのわからん』という医師」
・みんななんらかの病気だよ。
別の小説案③
『愛の証明』
その相手を殺した時に○○○(まだ決めていない)が起これば愛していたことが証明できる世界。
・「僕」は彼女に殺してくれと頼まれる。
・私は愛されたいの、という。
・死んだら意味ないだろ、と僕。
・そんなのどうだって良いのよ、と彼女。
・カント倫理学、太宰治『斜陽』、自分の命をどう扱うか。またその権利はどこまで個人に委ねられるか。
・掴みどころのない、どこか浮いている彼女と始まったライン
・学校とは違う彼女に惹かれ始める「僕」
・ある日彼女は自分が援助交際をしていることを打ち明ける
・愛ってどうやって証明するの?
別の小説案④
継続できない人間関係
・長く付き合えない
別の小説案⑤
背中合わせの番いリス
好きで好きでたまらない、雰囲気、互いに。
しかしそれらを独立させ書く。
両者視点でめっちゃ愛している感じの描写。
第三者視点入れるのいいかも。
冒頭プロローグ
「彼らは互いに愛していた。しかし、ーーー」
ーー深夜の国道22号線を自転車で突き進む。片道25km、時折すれ違うトラックと、野良犬と。僕は彼女の家の前に着くと、呼吸を整え、近くのコンビニへと引き返す。コンビニで缶チューハイと菓子パンを買う。週に1度だけタバコを買う。僕はコンビニ前の、銀柵に腰掛け缶チューハイとタバコを往復する。酔いを感じ始めたら甘い菓子パンを一気に放り込み、再び酒とタバコに戻る。僕は彼女とのライントーク画面を開き、メッセージを打ち込む。「好きだよ」とか「会いたい」とか「愛してる」とか。とにかくたくさん。しかしそれは送信せず、入力画面右上のばつ印を長押しする。
やがて缶チューハイが空になると僕は再び自転車にまたがり、25kmを戻る。これが毎週月曜日と木曜日の僕の習慣だった。