コーチングの目的とは何か?各団体やスクールの定義を調べてみた。
プロコーチのTakeです。
コミュニケーションを通じ、自分らしく、より良い生き方や理想が実現できることをサポートしています。
今回は「コーチングとは何か?その目的とは何か?」がテーマです。
コーチングと一口にいっても、実はその定義や目的はさまざま。
明確に「これです!」と決まってるものはありません。
その曖昧さがあるからこそ、多様なコーチングのスタイルや流派を生み出すことに繋がっている一方、
初め見聞きする人やこれから学ぼうとする人からすると、
一体何がコーチングで何がコーチングじゃないの?
そもそもコーチングってどんな目的のためにあるの?
何を目指してるの?
そう悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?
多いですよね?いや絶対多いはず!
そこで今回は、
コーチングを扱う/提供している団体/企業をいくつかピックアップし、掲げられている目的や定義について紹介したいと思います。
表現や書き方もそれぞれ違うため、目的と定義の分離が難しい部分もありますが、大切にしたいエッセンスはノートを作成する過程で見えてきたので、コーチングを学びたい、知りたいという方の役に立てれば嬉しいです!
各団体/企業が唱えるコーチングの目的/定義とは?
ここからは全部で5つの団体及びコーチングプログラムを提供している企業について、掲げてるコーチングの定義や目的について書いていきます。
ICF国際コーチング連盟
ICFはコーチング業界で最大規模の非営利団体です。
コーチングにおけるコア・コンピテンシーや倫理規定の策定、ICF認定資格と呼ばれる世界基準の資格制度を制定しています。
ICFの認定資格は「コーチの倫理とコンピテンシー」に基づき、「世界的なコーチの基準を満たしている」と判断されたコーチにのみ与えられる資格で、正解基準で「コーチとして専門的な教育を受けたこと」の証明でもあります。
国内のICF認定スクールというのは、この国際資格の取得に準拠したカリキュラムを提供しているので、受講過程でICFの資格取得における要件を複数満たしていたり、条件が緩和されたりと、取得が進めやすいメリットがあります。
さて、そんなICFはコーチングの目的や定義をどう置いているのでしょうか?
「クライアントの可能性を最大化する」という点がポイントですね。
そのための手段として、創造的なプロセスやパートナーシップが大切であると。
問題の解決や目標達成も必要だけど、
クライアントがもっているエネルギーやリソースを思い切り発散させよう!
失敗とか気にするな!どんどん自分のイメージや理想を広げていこう!
改めて読むと僕にはそんなメッセージが伝わってきます。
一般社団法人日本コーチ連盟
続いて日本コーチ連盟です。
ICFとは違い、コーチング普及を目指す日本独自の団体です(ICFの日本支部ではありません)
こちらはサイトの中でティーチングと対比するかたちで以下のように説明しています。
他者ではなくクライアント自身が内側から「納得のいく答えを出す」
「先天的なものを力とする」という点が印象的ですね。
コーチング自体は答えや正解がないテーマを扱うことが多いからこそ、外にある情報や他者の意見や目線に左右されず、自分で答えを決めることをサポートする。
善し悪しの問題ではなく、ICFと比べてよりフォーカスする部分が具体的になっているように見えますね。
株式会社 コーチ・エィ
続いて国内大手コーチンスクールであるコーチ・エィ。
1997年創業の日本発エグゼクティブ・コーチング・ファームです。
コーチング自体の目的というより、それはあくまで「行動」における「自発性」を促すものであり、ゴールとしてはビジネスにておいて成功すること、成果をだすことだと見えます。
ビジネスコーチングの企業なので、やはりビジネスというフィールドにおける活用、リーダーシップを発揮していくためという志向が強いですね。
銀座コーチングスクール(GCS)
コーチエィと同様に国内では老舗のコーチングスクールです。
コーチ・エィと比較するとビジネス色は弱く、家庭や社会生活の中でコーチングを生かすことを目指しカリキュラムを提供しています。
コーチング=自発的行動を促進するというものである、という点はコーチ・エィと近いですね。
目的においてはパフォーマンスを上げるという表現しており、テーマ対象は様々ではあるが、より良くする、引き上げていくことが目的ととらえることができます。
CTIジャパン(株式会社ウェイクアップ)
さて、最後は僕の学び舎でもあったCTIジャパンです。
コーチングに対して持っている「思想」の要素も多いため、長めに引用しています。
コーチ・エィやGCSとは目的がやや違い、自己実現が目的とされています。
これは僕がCTIで学んだからこそ感じる点ですが、クライアントが自走できる状態は重要な目的の一つである一方、物事を単に一方向的に良くする、改善する、上昇させるということは含まれていません。
上がるか下がるか、前か後ろか、成功か失敗かというではなく、クライアントが自分を感じて生きている、過ごしている状態。
「より澄み切った状態にクライアント自身が近づく」という表現が個人的にはしっくりくると思います。
ではコーチングの定義は何か?と問われると、
=クライアント自身の本質的な願いやものの見方や感情などにアプローチすし、クライアントが自らその問題を解決したり、その問題が自然と解消されていくことを支援することであり、
定義を包むかたちでCo-Activeという思想が存在しており、この思想があるが故にCTIが位置づけるコーチングは、他のそれと少し違った質感をもっているんだと思います。
まとめ
今回はコーチングの目的、定義について書いてみました。
やっぱりコーチングは深いですね!
そりゃ初めて経験する人、触れる人は迷うわけです。
とはいえ改めて見比べてみると、焦点を合わせている場所、その目的や大切にしている価値観は、それぞれの色が出ていると思いました。
僕はCTIしか経験していませんが、基礎/応用/上級とすべてのコースを経て卒業済みなので、何か聞きたいことがあればお気軽にご連絡ください
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