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「言語化が弱いです」という悩みを見事に言語化して説明したクライアント | 悩みの根っこを見つけるって大切

ライフコーチ×複業フリーランスに挑戦中のTakeです!

初めましての方は自己紹介noteもぜひご覧ください。

今回はあるクライアントさんに関する話。

コーチングって効果あるの?意味あるの?

徐々に浸透が進んでいるものの、まだまだ得体が知れなかったり、コーチングと称して全く違うサービスを提供している人がいるのも事実。

少しでも良さを届けたいので、実際にクライアントに起こった変化についてもnoteで伝えていきたいと思います。
(もちろん個人が特定できる情報は一切掲載しません)

これを機に一人でもコーチングに興味をもつ人、受けてみたいと思う人が増えてくれれば嬉しいです。

タイトルが捉え方によってはやや皮肉のような表現に見えますが、事実として起こったことを伝えたいだけで他意はありません。悪しからず。


言語化が苦手だと相談にきたクライアント

このクライアントの方は、新しい会社に転職したばかり。

成長意欲に溢れていて、新しい会社でも成果を出してやるぞ!と鼻息荒く仕事に向き合っていました。

僕のところに相談があったのは入社から数か月間が経った頃のこと。

事前のアンケートでは、

「成果を出したいが言語化が弱いという指摘を受けた。言語化のスキルについて課題や改善点を見つけたい」

という記載があり、この時点ではビジネススキルの改善による成果創出が問題でありテーマかな~と思ってました。

コーチングをする中で感じとった違和感

初対面の方だったので最初はお互いに自己紹介。

ビジネスやキャリアに繋がるテーマだったので、過去のお仕事や転職の背景、思いについても話を聞かせてもらいました。

一通り話を聞いたところで、話題は「言語化する力」というテーマへ。

「改めて今回のテーマについて、ご自身の思いや話したいと思った理由を教えてください。」

そう伝えると、クライアントの方は言語化というテーマをもってきた背景や理由、そこに対して自身の認識していること、悩んでいる点を滔滔と語り始めました。

で、話を聞き始めて5分も経たず、僕はあることに気づきます。

「あれ、この方ふつうに言語化できてるんじゃね…???」

クライアントは自分の状況や課題感について非常に明快に語っており、話を聞く限り言語化が苦手な人にも、できない人にも見えませんでした。

そこでストレートに見て感じた通りに伝えてみる。

Take:「今の話しぶりを見る限り、普通に言語化できちゃってると思うんですが、どうです?」

クライアント:「え!?、、た、たしかに…できてますね。。。」

ここでからテーマは「言語化」という当初のお悩みを離れ、全く違う領域へ突入していきます!

悩みの根っこはどこにあったのか?

言語化が問題ではないとなると、一体何に悩んでいるのか?

会話を重ねる中で分かったことは、まとめると大きく3つあり。

①成果を出してもどこか満足できない。やった自分を認められない。
②「仕事ができない自分」に対して強いコンプレックスがある。
③できる人になりたいけど、なりきれない、義務感に支配されている。

言語化というのは、上司との1on1で指摘されたことがきっかけでした。
転職して早々、上手く成果が出せない状況に対し

「できてない人だと思われたくない」
「馬鹿な人だと思われたくない」

そんな気持ちが強く出てしまい、恐怖心から自分の考えをストレートに述べることができなくなってしまっていた。
曖昧な回答に対し、上司は「言語化が弱いから、もう少し磨こう」というアドバイスをしたのです。

本来は言語化できるはずなのに、できない自分を受け入れることの恐怖心から、無意識のうちに悩みが「言語化」にすり替わっていたんですね。

セッションの末、最終的に辿りついたテーマは

「自分はどんな人間になりたいか?」

うん。

重いですね!!

でも、いいじゃないですか。
何気ない悩みから見えてくる深く重いテーマの発見こそ大事だし、コーチングがもたらす価値だと思うんですよ。

もしここで「どんな人間になりたいか?」に向き合ってなかったら、
表面的に自分を納得させたり、それっぽい理屈をつけて本当は走りたくない道を選んだりするかもしれない。

一見景色が変わったように見えて、実はバーチャル背景が変わっただけみたいな。

進んでいるようで、いつまで経っても同じ場所を走ってるみたいな。

そんな状態が続いていたかもしれない。

自分のことは自分でも分からない

実体のある身体でさえも、自力では見えない部位が沢山あるように、どんなに内省する力があっても、一人で内面や思考を全て理解したり見ることはできない。

だからやっぱり人の心にも鏡が必要で、その鏡というツール=コーチングなんだろうなと。

僕らは鏡を支えて、一生懸命クライアントを映しているわけです。

こう見えたらどう?ここはどんな風に感じる?

そうやって一緒になって覗いていくと、ここだね、という何かが見えてくる。

なんだかいっつも同じ場所を走ってる気がする。
同じ場所で足が止まってる。

そう思った時は、騙されたと思って一度セッションを受けてみてください。


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