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東京AFVの会に参加してきました

去る11月2日、東京AFVの会(於東京下北沢、北沢ホール)に参加してきました。
この会については、模型誌で以下のように説明されています。

1970年代に活躍した伝説のAFVモデラー集団「カンプグルッペジーベン」のメンバーが中心となって1976年に始まった日本最初のAFVの会。各地の「AFVの会」という名称だけでなく、誰でも自分の作品を持って参加でき、コンテスト形式で作品発表することでモデラーの交流の場とするという全国のAFVの会に共通するイベントスタイルは、すべて東京AFVの会に由来している。

『ミリタリーミニチュアワークショップ』p.125
企画・監修:土居雅博・柴田和久、イカロス出版、2012年
AFV:Armoured Fighting Vehicle の略。装甲戦闘車両

戦車模型専門の展示会は初めてでしたが、子どもの頃からタミヤミリタリーミニチュアシリーズで英才教育?を受けた身としては、どこか故郷に帰ったような懐かしい場所でした。
当日はあいにくの雨でしたが、やはりAFV模型は、他のジャンルよりも技術もアイデアも見せ方も成熟していて、どれも実力伯仲、高レベルで、足を運んで見に行く価値が充分ある展示会でした。

拙作ご覧くださった方々、参加者の皆様、主催者の皆様、ありがとうございました。また雨のなか長時間、大変にお疲れさまでした!
以下、参加者の作品をいくつか。

▲キンちゃんさんのT-72戦車。ロシアングリーンのハイライトの色味がすごくいいです。鮮やか過ぎず、くすみ過ぎず。製作過程を様々教えていただきありがとうございました
▲ジュニアさんの情景。破棄された戦車の錆や朽ち果て具合、ベースの作りこみも素晴らしいのですが、そうしたテクニックに拘泥するのではなく、全体の佇まいがすごい。人ではなくロバの親子を配置したところが、荒廃した風景を和らげています
▲Tarot_G3さんによる、フランソワ・バーリンデンの情景のオマージュ。ひと目見て、独り盛り上がり、作者の方にも、これ、めっちゃいいですね!とお話しさせていただきました。わかる人にはわかる、だけでなく、作品カードできちんと解説されている点も素晴らしいです
▲大賞を受賞されたVKさんの作品。納得です。雨の表現はもとより、色んな見どころがあって、自然と見入っちゃいます。スマホのカメラを当てると、上のようにいい画角で撮れるんです
▲柴田和久さんの作品。小学生の頃からアーマーモデリングやイカロスムックで作例を見てきたので、間近で拝見でき、感無量でした
▲拙作は3点。この展示会のために1/35 キューベルワーゲン郵便集配車を作りました。小学生の頃に読んだタミヤニュースの「これだけは作ろう」をもとに製作。1/35 ぐい呑みの小品「子犬を洗う兵士」、戦争写真家のロバート・キャパの写真をモチーフに作りました。ハセガワのナナニイ、エイブラムス戦車、今春にAFVリハビリを兼ねて作りました

その他、惜しくも撮れなかった作品も含め、もう勉強になることこの上ないったらありゃしない。以下写真のみでご容赦ください。

最後に自分語り。1/35ミリタリープラモは食傷ぎみとなり、この10年ほどは、組み立てても塗装まで進めず、また他を組み立てて、の繰り返しで、完成できない状況が続きました。一昨年からプラモ製作を再開し、まずは飛行機模型を中心に経験を積み、今春、リハビリ兼ねて作った1/72のエイブラムス戦車が完成。今秋、キューベルワーゲン郵便集配車が完成。フィギュアの小品は、調べてみたら、最初に着手したのが2014年頃でした。

久々にちゃんと1/35を完成させた上で、昔から気になっていたAFVの会に参加できたことは、自身のプラモデル生活にとって、一つの画期となりました。こっからまた、サンゴー作るンゴ!

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