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カーモデル用の砂利敷き駐車場ベースを作った

標題にこう書いておきながら、製作した模型は、展示ベースなしで飾りたい派です。
ジオラマならまだしも、ベースに頼るよりは、作品そのもののクオリティにリソースを割きたいとの思いからです。

しかし、モノは試し。3月にオートモデラ―の集い in 横浜(於・日産自動車 横浜工場ゲストホール/エンジンミュージアム)に参加し、展示の仕方について触発されました。

今回はカーモデルの展示ベースの製作ですが、台に固定せず、完成のたびに最新のものを飾れるような、汎用性のあるベースを作ります。

思い付いたのは、砂利敷き駐車場。以前、マイカーを停めていた、比較的安い月極駐車場をイメージしました。

用意したもの

何かいい材料はないか調べていたところ、ドンピシャなものが!

模型工房B.H.I. さんの1/24 砕石敷き駐車場セット。しかも、御自身のブログで製作方法を細かく解説してくれています。

つまり、あとはその他の簡単な材料を揃えればよいだけなのであります。

【材料】
・上記、1/24 砕石敷き駐車場セット
・セリアで買った木箱
・発泡スチロール
タミヤ 情景テクスチャーペイント(土 ダークアース)。地面の素材はブログにある商品が近場になかったので、これを代用した
・河原で集めた小石
・模型用のスタティックグラス。駐車場に生えた草を再現。手持ちのもの

さらに、今回は、キット通りには作らず、輪留めを置くことにし、同じく模型工房B.H.I. さんの
1/24 駐車ブロック(2個セット)
を使用しました。

これだけです

製作開始!

ここからはもう一日でできちゃうんです。詳細は上記公式ブログに譲り、説明するまでもありませんが……。

①木箱を裏返し、中に発泡スチロールを敷いて嵩をつくります。

②その上に情景テクスチャーペイントを盛ります。この時、コンビニでもらえるスプーンが便利でした。

べちゃべちゃ。枠をマステで養生

③砂利をまぶします。キットに加え、手持ちの砂で大きさに変化を付けました。キット付属のものも節約できます。

けっこう机に砂が飛んだ

④過去作のカーモデルを置いて、タイヤの跡を付けます。私はだいたいセダンくらいのものしか作らないので、似たような数台で試しました。
輪留めの関係で、オーバーハングのある車に合わせて停車位置を調整しました。なお、ある程度乾燥させてからでないとタイヤの溝に情景テクスチャーペイントが詰まってしまいます(やらかし済)。

砂利がボディに映ってテンション爆上がり

⑤トラロープをペグで固定(キット参照)。
⑥輪留めはグレーサフで塗装。水性ボンドで固定。
⑦草を生やした。

⑧最後にタミヤ スミ入れ塗料ダークブラウンを置いて調子を付けました。輪留めのスミ入れ、草の影、砂利の周辺に。

完成!

この時期、タミヤ 1/24 ユーノスロードスターを製作しており、完成の目途が立った頃、このベース製作も思いついたのでした。

そのきっかけを振り返るに、二つあって、
一つは、すでに書いたように、展示会で触発を受けたことです。食わず嫌いなベースでしたが、こうした機会は、自分の中にこれまでなかった発想や感情を醸成します。
もう一つは、上記の砕石敷き駐車場セットが販売されていたことです。「方法がわかっている」ということは、作ってみようという強力な後押しとなります。

製作中、首都高を走った時にPAで撮ってきました
自家用車でタイヤと輪留めの位置関係を確認
このAudi R8では前が少し出ますが、前後は好みで、あえて切り詰めています
レーシングカー用はラリーカーといえども別バージョンを作りたいかな

やはり砂利敷き駐車場には日本車が似合いますね。
今後バリエーションを増やし、展示会に持っていこうと思います。

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