産む場所を、残したい
"富士宮市に、お産のできる助産院を作りたい"
そんな夢を、いつからかずっと持ってきました。
あお助産院のある富士宮市は人口約13万、年間800人近くの赤ちゃんが生まれる町です。
全国の傾向と同様、富士宮市も年々産む場所が少なくなって、
昨年一つのクリニックが分娩の取り扱いを終了され、
そして今年また一つ、長年開業されてきた産科施設が、分娩の取り扱いを終了されます。
その後残るのは、総合病院1つと、助産院が2つの計3つ。
2つの助産院もまた、先生方の年齢的にお産をこれから先長く扱っていくことは難しいと、おっしゃられています。
助産院の存在を知っている方はまだまだ少数なので、実質、富士宮市の妊婦さんが産む場所として選ぶ選択肢はないに等しくなります。
隣の市に行けば、まだまだお産できる施設はあるけど、そこもまた、昨年一つのクリニックがお産をやめています。
切ないよね。
こんな現状を話すと、
富士宮のママ達は皆不安になる。
「次はどこで産んだらいいの」
「お産、できるのかな」
妊娠する前からお産場所の心配がつきまとう。
そんな声を聞くたびに、なんとかしなきゃって助産師の使命を感じていました。
助産師は、正常なお産であれば医師の介入なく赤ちゃんを導くことができます。
助産院では、そうした正常なお産を受け入れ、助産師とご家族一緒に赤ちゃんを迎えます。
病院のように分娩台に乗らなきゃいけないこともないし、
パパしか立ち会えないこともない。
助産院のお産はとても楽しくて、美しく、温かい。
私は富士宮の助産院で2年半お手伝いをさせて頂き、心底助産院という場所を好きになりました。
あお助産院は助産院という名前はついていても、お産はできません。
それは私自身にお産を見させてもらうほどの経験や知識がないことと、
一人で全てを行う自信がなかったから。
でも、お産の開業って、一人で全てを背負う必要はないんだって、
御前崎の野口さんや、袋井の高橋さん、大阪の岸本さん、沢山のかっこいい助産師の方々のお話を聞かせてもらううちに、
お産の開業=動けない
みたいな枠がとっぱらわれていきました。
1人じゃできないことは、皆でやればいい。
自分ができないことは、他の誰かができるかもしれない。
得意なものを、得意な人がやって、
苦手なものを補っていけば、
お産のできる助産院も夢ではないなって思えるようになりました。
私が地元富士宮市に戻ってきて5年。
最初は1人も知り合いの助産師がいなかったこの土地で、
幸せなことに、今では一生モノの仲間が沢山できました。同じく、助産院を開業したいと夢持つ助産師の仲間。
彼女たちとならこれから先、お産のできる助産院を作れると信じています。
でね、実はもう、動き出しています。
お産できる施設として、場所を皆さんに提供できる日はまだまだ時間がかかるけど、歩み出さなきゃ始まらないと思って。
そして、絶対に作る、という気持ちを確かなものにするために、
未来の助産院の名前を決めようと考えています。
そこで皆さんにお願いです。
私たちがこれから作る助産院の名前を、一緒に考えてもらえませんか?
富士宮市にちなんで、
サクヤ助産院とか(地元の人なら意味わかるかなw)、おむすび助産院、トラウベ助産院、色々と考えてみたものの、
せっかくなら、妊娠出産育児に関わる人たちに一緒に考えてもらいたいなって。
助産院という場所を知ってもらい、
助産院のハードルを下げたい。
そのためにも、私たちの助産院は、皆で作り上げていきたいんです。
どんな名前でもかまいません。
パッと思いついたものも◎
家族団欒の夕飯の話題にでもしてもらえたりしたらものすごく嬉しいw
名前の募集期間は今日から5日間とさせて頂きます。8/20まで。
コメントでも、DMでも、どこからでもいいので、あお助産院あてにあなたの考える助産院の名前を教えて下さい。
皆さんの愛を、楽しみに待っています!!よろしくお願いします!
※あお助産院がなくなるわけではないので、今まで通りご相談承っています
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