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【キャリア×映画】ハンセンの4つのLについて〜モスル/あるSWAT部隊の戦い(2020)
映画を見てエンドロールの間に無理くりキャリアの視点をぶち込んで
感想を述べるという実験的note。実験的と言うほどでもないかもしれない。数多ある感想文の一つ。
銃を持って戦う映画は数多く見てきた。
アクションとして、エンターテイメントとして、楽しんだ。
この映画は、楽しめなかった。
終始、重かった。
音楽なのか描き方なのか。「銃で敵をやっつける」は同じなのに。
![](https://assets.st-note.com/img/1714398601988-3HiYgzLuQi.jpg?width=1200)
ISISとの戦い。それを描いた映画。
警察官に成りたての青年は、ISISとの戦闘に巻き込まれ、
そのまま軍の部隊に加えられる。
そこで何が起きているのか、目的はなんなのかはわからない。
敵を倒す、敵を倒してどこかを目指す。
映画ではあるが、事実を元に組み立てられたものらしい。
事実を元に描かれているから重苦しいのか?
そういう映画もこれまで見てきたような気もするけれど。。。
生きるか死ぬか、殺し合いの世界では「キャリア」なんて考える余裕もない。
「キャリア」について考えられているということは、なんて幸せなんだろう。
サニー・ハンセンという人の「統合的人生設計」では、
人生には4つの役割があると言っている。
労働(Labor)、学習(Learning)、余暇(Leisure)、愛(Love)。
頭文字を取って4Lと呼ばれている。
そしてこの4つの役割を上手く組み合わせて統合すべし、と。
この映画を見終わった時は、愛(Love)。
家族の愛、仲間の愛。夫婦の愛。
夫婦の愛は、映画見終わった後複雑な気持ちになる。
最初のシーンでは、労働(Labor)が描かれていた。
労働というには激しすぎる戦闘シーン。
そして入隊してからは学習(Leaning)の場面、戦闘の合間を縫ってごくわずかな余暇(Leisure)を楽しむ軍人たち。余暇と言っても分単位だ。
息抜きにタバコを吸うか、水を飲むか、弾薬を詰めるか。
弾薬を詰めるのは余暇?極限だからしかたない。
極限状態にあっても、人が生きる上では4つのLで成り立っている。
映画の中の彼らも、4Lの観点でいうと「統合された人生」。
そして、個人のキャリアを地域や社会のニーズで捉えるとするなら、
要請にあった人生と言える。。。
いや、戦争はキャリア理論におけるすべての前提を否定するものだ。
キャリア理論は、平和の上に成り立っているのだなということを、
改めて意識させられた映画だった。
次はもっと明るい気持ちになるような、そんな映画を見よう。
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![アオジンジヤー/佐藤大輔](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102237426/profile_acce4d51801c938e8da9a8a6ca7a7b48.png?width=600&crop=1:1,smart)