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世界は断言できないことばかり
「知らんけど」を関西人以外も使うようになって久しい、らしい。
「知らんけど」、「わかんないけど」、「かもしれない」、「とか思ったりするんだけど」…どれも断定を避ける言葉で、私はよく使う。口頭だけじゃなく、文章でも使いがちだ。
「断言」って、断つという字面もそうだけど、音の響きもゴツゴツしているし、すっぱり切ってしまってお互いに逃げ場がないような、ゆとりを許さないようなおそろしさを感じる。
「知らんけど」グループの一言は、すっぱり切った断面の間に座布団を置いて「例えあなたと意見が正反対だったとしても、この間に座るところがありますよ」と安心させるような効果がある。包丁を安全に持ち運ぶためにくるむ布のような感覚でもある。
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