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企画書、「どのように売るべきなのか?」

YouTubeチャンネル「美月華樹の大人の嗜み」プロデューサーさま、ディレクターさま。

初めまして、こんにちは、

蒼ヰ瀬名ともうします。

この度、YouTube配信コンテンツ「美月華樹の大人の嗜み」の次回からの編集に携わることになりました。

今年の初めに美月華樹に弟子入りいたしましてすぐにこのような大役を預かること。また光栄に浴することを嬉しく思います。

サンプル映像を拝見いたしました。

さて、レジュメを下記に列挙しながら本題に入ります。


❶19秒のオープニングが完成している。のになぜ第一回のコンテンツが完成できなかったのか?

最終的にコンテンツとして仕上がらなかった直接の、その障壁を越えられなかった具体的な経緯を知りたく思います。

❷機材についての質問。

当時はデジタルカメラで撮られていた模様です。なぜ三脚を立てなかったのか? 予算の兼ね合いなのか? ぼくが撮影、編集の場合、三脚は必須機材になります。色々とアドヴァイスのほどよろしくお願いします。

❸今般の演者「美月華樹」の撮影スケジュールについて。ぼく蒼ヰ瀬名は演者である美月華樹とおなじ疾患を患っており、冒頭シーンのための素材撮影の時系列に見ますと演者の精神的な苛立ち(逆にいえば夜になるほど、上機嫌になっていくのが手のとるようにわかります)などが垣間見えます。

素材撮影のための、絵コンテ、ロケハン用の地図(昼は銀座、夜は神楽坂、演者美月華樹の服の着替え場所、昼休憩場所、撮影導線など)、当日の台本などがありましたら共有できたらばと思います。「そんなものプロは頭の中でやっちまうんだ」というのであれば釈迦に説法でございました。

❹19秒のオープニングを見た感想。

良かった点☞美月華樹の魅力を最大限に引き出した素晴らしいオープニングだと思いました。撮影の合間で演者が気持ちよく歩く。いい雰囲気づくりが素晴らしいと思いました。

疑問☞「YAMATOYA」「NESCAFE」の店(公共の場所でない個人あるいは事業主の場所)の前を通るのはNGだと思います。これについては情報を教えていただきたく思います。

音楽はフリー素材でしょうか?

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本題の核心を書きます。

作家である美月華樹からは破門を受けるような忖度のない弟子の意見だと思います。ですがこれは絶対に看過すべきではない。と思いますので書きます。

先生とのzoomから「万年筆、編」のYouTubeチャンネルの試作品を拝見させていただきました。二度、見ました。

それとロケの「19秒のオープニング」とその「素材映像」をいただきました。何度も見させていただきました。

散歩のような、OP素材撮影を幾度か観ていて、ぼくの頭になかにまず浮かんだのは、加山雄三の「若大将のゆうゆう散歩」です。

あの番組(コンテンツ、プログラム)は確か、長寿だったと思います。

地井武男の「ちい散歩」(2006年〜2015年)病気のため降板

加山雄三の「若大将のゆうゆう散歩」(2012年〜2015年)船造りのため番組卒業

高田純次の「じゅん散歩」(2015年〜2022年、放映中)

この地上波のコンテンツの色(あるいは武器)は明らかです。「散歩」です。演者がだれが必要かは関係ありません。視聴者に見せるのは演者でありながら演者が描き出した地元の人々です。視聴者は不特定多数、老若男女のオープンな世界に向けられます。

ですが「美月華樹の大人の嗜み」となると話はまったく逆のベクトルになります。さらにいえばこれは国内向けの地上波でもありません。YouTubeという全世界の視聴者が同時にそれをみることができます。つまり全世界に向けて情報を同時発信することができます。

これ、つまりコンテンツ方針についてはプロデューサーの役割なので、ぼくはその指針に沿った企画を立案していきたく思います。

ぼくが作家美月華樹の弟子に入って一ヶ月半、zoomにて先生との会話でのやり取りでの印象ですと、いまだに先生のバックコンテンツが定まらないように感じられます。

それでもYouTubeコンテンツ(フロントエンド)を作れというのであれば、ぼくは下記の案件を企画します。

「企業案件を取ってくる(営業)」

⑴美月華樹が大人の嗜みとおもう視聴者に伝えたいモノ、喫茶店、食べ物などを取材をし、それをクローズアップして紹介する番組をつくる。

⑵コンテンツの主役あくまで「大人が嗜むモノ」演者は脇役。(上記の散歩コンテンツをご覧ください)

⑶例)ネクタイ。

①蒼ヰが事前に銀座のネクタイ専門店「紳士」に取材、もし美月華樹のいきつけ、オーナーと懇意の間柄であれば、映像名刺(先生からの挨拶と取材のお願い映像)を店側に渡す。許可を得る。

②「紳士」の店内(店の外観)撮影。

③美月華樹の屋内での撮影。(音声はアテレコ)

④必要であれば「紳士」にて店主(売り手側とネクタイをオシャレに使用する美月華樹の対談)を撮影。

⑤必要とあれば「紳士」の主人にネクタイの発祥、裏話、伝説などを、ここで特筆すべきは演者「美月華樹」は聞き手であること。聞き手が驚く=視聴者の驚き。美月華樹=視聴者の代弁者の構図。

例えば、ブラタモリというタモリが都内を散歩する(あるいはタモリ倶楽部でもいですが)がコンテンツあります。それらの情報はプロデューサーとディレクターが掌握しています。それらは小説の構造と似ています。その番組にはシナリオ(番組脚本)があり、どこで、だれが驚くか、どこで謎が開かれるか? その謎がだれによって開かれなければならないか? クイズ形式なのか? タモリは読者の視聴者がわの代弁者の役割なので謎の蓋を開ける側です。タモリが最初から情報を知っていて最初からそれの種明かしをしてしまったらば、番組の面白さはその時点で消えてしまいます。それはただの学校の教科書でしかありません。

小説も、地上波も、YouTubeも、すべて「作り込まれたもの」である。

簡単にいえば「ヤラセ」です。

ただの「情報」に付加価値がつき、怪しく燦然と輝くのは「作り込み」「やらせ」に他なりません。

「芸術」や「絵画」がなぜ人を惹きつけるのか? それは「芸術」「絵」の中にいかがわしさが含まれているからです。

ただの「情報」であれば「写真」で十分なわけです。

ぼくが小説家を目指すのは、文章の一流のペテン師になるためです。

なぜか小説は、大きな嘘、巧妙な嘘ほど、優れた文芸作品だとみなされます。

YouTubeその人気も、まさに文芸作品とおなじだと思います。

蒼ヰ瀬名、ぼくの意見は以上です。

当日の会議、楽しみにしております。

敬具。

蒼ヰ瀬名拝。

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