地震のあった翌日に、背筋が凍る。
昨日未明(明けて今日の)1時08分に地震があった。
部屋は鉄筋アパートの四階だった。かなり揺れた。猫も怯えていた。震源地は九州、大分県西部。震度五だった。
アパートの前の田圃にあるスピーカーからは「緊急事態です」の報が。前回の記事か本稿を書いて言いた頃だったか。
携帯のLINEが。以前、世話になったプロの作家からひとこと「大丈夫?」
「大丈夫じゃないくらい、怖かったです。お気遣いありがとうございます」
「そ、オッケー」
のやりとりだった。実家からは連絡はなし。さすが。破門はしたけれど、他人への気遣いがすごいひとだと思った。人間力(包容力というか、親方の器というか)がありますね。
さて、今日は図書館から本を、破門される前に「ぼくの、ぜひ読んで」と薦められ、借りてきました。
注意)読者のなかに作家のお弟子さんがいたら師匠の本は購入するように。前回は怒られました。
「チッ、それじゃ一円も入ってこないんだよ」
そりゃそうだ、図書館からじゃね。笑。
やばいね、明らかに新人じゃない文章の腕前。上手すぎる文章。物語に惹き込まれる。ストレスなしでサクサク読めるし、文章のお手本のようにこれから楽しんで読みます。
脇にあるのは、その弟子の本、右が、日本ノンフィクション大賞受賞作。琵琶師の話。左が、泣く子も黙る直木賞作家へと成長を遂げた桜庭一樹の、これは推理作家協会賞受賞作かな、桜庭一樹さん各出版社の新人賞を総ナメしとる。最後に、ドカンと直木賞。かなりの上昇志向家だったそう。笑。
この一門、左宮圭さんはもう最初の方の、弟子であって、桜庭一樹さんはペーペーの雑巾拭きレベルだそうです。(当時のことですよ、今は大作家です)
少し読んでハッとなりました。読者も読めばわかりますが、共通点がある。元記者出身からの作家の一門だけあって、綿密な取材力がすごい。
それと弟子同士の作品の底流に流れる鉱脈が見受けられました。「辺境」とかそういう「キーワード」が散りばめられている。
それから、驚くなかれ(ぼくの過去の記事を読んでいるひとだけですが)、
今日、「さわり」を初めて紐解いたんです。ぼく、登場人物、相関図を開いた瞬間、背筋が凍った。(過去に書いたぼくのレジュメの人物図を見よ)、
老作家の本名の名が、留吉だった。ゾクッとした。
偶然の一致。とはいえど、「取材」作家がテーマの一部になるその、因縁だろうか。
個人のブログになってしまいましたが、ぼくには何だかさまざまな動機がまた強固になりました。
あとはしっかり書いていこうと思います。