いますぐ答えを探さないで。
・わたしという人間について
失敗したくない。
わたしは、どうしても失敗したくない人間です。
【失敗は成功のもと】という言葉もあるくらいだし、失敗することは大切だとは重々承知しているのですが、とにかく失敗が怖いのです。
「なぜ怖いの? 自分のプライドが傷つけられたくないから? そんなプライド捨てちゃえよー!」
「いや、簡単に捨てられたらこんな悩んでないよなー」
「恥ずかしい思いをしたくないの?」
「そうかもしれない」
なんて、自問自答を繰り返す日々。
【失敗することで成長することが出来るし、多くのことを学べる——】
ということを、
頭の中では理解しているのだけれど、
いざそうした場面に出くわすと全力で逃げ出したくなってしまう。
そんな自分がとにかく情けなくって。弱い自分に嫌気がさして。
じゃあそんな自分を変えてみようと、真っ正面から突っ込んでいった結果、心の底から傷つけられ、すごすごと自分の殻に閉じこもる……というのをこれまで繰り返してきました。
実は、まさにいま、
そうした状況にあるのですが、、いい加減学びなさいな。
と、今日は、そんなときに出会って、心がフッと軽くなった言葉をご紹介したいと思います。
・答えはいま、与えられない
「いますぐ答えを探さないで」
——ロビン・シャーマ著『3週間続ければ一生が変わる』より
この言葉に触れた瞬間、不思議と心が軽くなりました。そして同時に、「わたしは(自分が)失敗するのが怖い」と思うことは、
失敗したくない→
そのためには答えが必要だ→
答えが分からない→
不安になる→
どうしても不安になりたくない→
不安を解消するために常に答えを求めてしまう
と、自分がこういった思考に至っていたことに気づいたのです。
わたしって、常に答えを探しながら毎日を過ごしていたんだね。そりゃ疲れるよね……(遠い目)。
生活の中で求めている答えというものは、実はあるようでないもの——というのは理解していた、つもり。それでも、どうしても答えを求めてしまうのだけれど、
それでも、他人(本の言葉)から「いますぐ答えを探さないで」と言われて、「あぁ。探さなくて良いんだ」と素直に頷けたのです。それは、続けてこう書いてあったから。
あなたはまだ答えを
みずから生きていないのですから、
いま、答えを与えられることはありません。
「ああ、いま答えを探しても、答えを与えられないんだ」って。それは半ば諦めというか、いますぐ求めたところで仕方がないんだって思えたというか。
どうしても、いますぐにでも答えが欲しい
(=失敗せず、成功への道を辿りたい。安全な道を進みたい。) と思ってしまうけれど、そもそも、そんなものすぐ見つかるわけがない、ってね。
かの有名な発明家 トーマス・エジソンも、とにかく沢山失敗したからこそ成功をおさめて発明王となったわけだもんね。
すべてを経験することが大切なのです。
いまは、問いを生きる必要があります。
そうすれば遠いいつの日か、
徐々に、知らず知らず、答えを経験している自分に気づくことでしょう。
現在のわたしは、現在進行形で問いを生きているわけで——そう書いたらなんか、すごい壮大な話になってしまうのだけれど——生きていたら、ううん、生きているだけで、いつのまにか答えを見つけられるって……そう思うと、なんだか急に肩の力がフッと抜けたのでした。
いますぐにでも答えが欲しい!と思いがちだけれど、よくよく考えてみたら、自分はなにをそんなに急いで答えを欲しているんだ? と冷静になってみて、そんなに急ぐ理由も無いことに気づいたのです。
仮に、すぐ答えをもらえたとしても、
それが自分のためになる? って考えてみたら、
簡単に手に入ったモノって人間、
意外と簡単に忘れていっちゃうんですよね。
せっかく答えを手に入れたのに、すぐ忘れちゃったら自分のものにならないし、なんの役にも立たない。それって、もったいないですよね。
答えを見つけるために様々な経験をする、ということの大切さが改めて分かったような気がします。経験していく中で、自分では予想もしていなかった角度から答えが飛びこんでくるかもしれない。未知の世界に踏み出すのは怖い。それこそ失敗ばっかりかもしれない。それって、やっぱり怖い。だけれど、それも面白いって思えるようになれたら人生楽しいんだろうな。そう思えるようになるのに、わたしはまだしばらくかかりそうなのだけれど。
でも、さ。
時間がかかったってイイじゃん。
自分のペースで成長出来たら。
だって成長していることには変わりはないし。
いますぐ答えが分からなくても、極論死ぬわけではない! ってことで!
いま、わたしは失敗ばかりかもしれないけれど、知らず知らず答えを経験しているんだな。
そう思うと、
それって、ちょっと、くすぐったい。
【今日の教訓】
いますぐ答えを探さないこと。✍️メモメモ。