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精神障がい者の生きる世界。


1.障がい一家。

父、母、妹、私。
4人家族です。
最初に障がいの兆候が現れていたのは母でした。
私達が言う事を聞かないとものをぶつける。叩く。怒鳴る。もちろん父親が居ない時だけ。

そんな幼少期が続きました。
次に妹。妹は知的障害です。
当時は、障がいについてまだあまり認知されておらず「そういう子もいるから」と小学校のカウンセラーにも言われていたそうです。
中学一年になってやっと知的障害と認められました。

一方私は、妹と同じような幼少期を過ごしていて、母親の機嫌を損ねないようにと生きてきました。
今は親元を離れています。
それに加えて社会人になってから残業、パワハラなどを受け、双極性障害の診断を受けました。
決して普通、とは言えない環境で育ちました。

2.どうやって付き合っていく?

私は未だに分からない。というのが正直な感想です。
妹のように自分で危機察知が出来ればいいのに。と
何度思ったかわかりません。
診断されて3年が経ちますが、仕事が出来る状態では無いとドクターストップ。生きていけるかどうか不安でしかない。
なぜなら心や脳のバグだから、目に見えないんだから。
いつ、どこで、自ら命を絶ってしまうのかも。

3.障がい者雇用

障がい者雇用。
最近になってよく聞くワードですよね。
実は新卒で入った会社にもあったんです。でも蓋を開けてみれば、他の社員と同じ業務をこなすこと、週5回必ず出社すること、でも月給は下がること。
これが条件でした。
残業を無くす代わりに、月給を下げる。
でも通院のための休みなどの配慮はありません。

でも生きていくためには働いて、お金を貰わなければならない。必死の思いで就職先を今も探していますが、重度の障がいを持っている方以外は書類選考すら通りません。

これが今の障がい者雇用の現実です。

4.最後に。

精神的な障がいって体の不調にも繋がって行くことも多い。動けなくなるんです。ベッドから起き上がれない、公共交通機関に乗るとパニックになる。その日によって体調が変わることもしばしば。

週2、3回〜、少ない時間からで構わないから、在宅で少しずつ慣らそう。少しずつ、一歩ずつ。
そういった企業さんの努力が、私たちのような障がいをもった人間に必要なんです。
障がい者雇用、もう少し見直してもらうことは叶わない願いなのでしょうか?

少しでも障がいをもった方々が生きて生きやすい世界に繋がりますように。

#未来のためにできること


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