送り出して 受け止めてもらう
たまにある。
価値観や考え方が覆ること。
なんとなく違和感を感じはじめてそれが自分の中で言葉だったり行動に繋がったときに腑に落ちて納得する…という感じ。
仕事に関しては突っ走るタイプで
ここ数年は締め切りや納期やさまざまなものを常に意識しながら過ごしてきた様に思う。
わたしはどうにか自分の思いや世界観を出して行きたくて無我夢中でアウトプットし続けてきた。
それは間違いじゃなかったと思うし 必死にやってきたからこそ今に繋がっていると思うのだけれど。
ありがたいことに需要に対して供給が追いついていないことがもどかしくもあり、焦りの中で過ごしてきた。
そんな中昨年の秋からひょんなことがきっかけでアシスタントとして裁断やアイロン、梱包などを分担してもらえる助っ人が登場してくれて私の焦りや葛藤が半分になったとき、生まれたのが心の余裕だった。
がむしゃらにやってきたからこそ見えたものがあり、がむしゃらだったからこそ思い悩むこともあったけれど、心を軽くしてふと自分の周りを見渡してみる。
わたし、自分の思いばかり押しつけていなかったかな?
どんなふうに受け取ってくださってもいいじゃない。
わたしが本当にうれしいときはどんなときだろう?
受け取ってくれる人が喜んでくれることがうれしい。
そして着てくれるお子さんが喜んでくれていることがうれしい。
かわいい、着やすい、着るとうれしくなる。子供たちのそんな言葉をもらうこともあって。
これ以上でもこれ以下でもないよね、とハッとした。
それってわたしが強制したり、こう思って!なんて押しつけたものじゃないからこそ意味がある。
手に取ってくれた人があたたかい気持ちになれるように
そしてそんな気持ちを過ぎた日々の中に記憶として少しでも残してもらえたら本当にしあわせ。
わたしががむしゃらにやってきた中で見えたものがこれでよかった。
正解も間違いもないけど、わたしらしいところに着地した。と思う。
これからもよろこんでもらえるものを大事に作って届けていこう。