快晴に絶景を⛰️紅葉に食欲を🍁〜草津白根山・木曽山脈を2日間ドライブで穿つ〜
秋と言えば“紅葉🍁”と“食🍄” ーー 秋晴れが広がる霜月の初めに仕事に追い込まれた旅人が1人。溜まりに溜まった仕事を終えて迎える休日前日の夜、遂に“1ヶ月旅に行けないストレス”が炸裂しました💥
私に迫る2連休の天気は初日“快晴”☀️と2日目“曇り”☁️とのこと。この場合は旅に行く場所を誤ると台無しになる可能性が高い。ゆえに初日の秋風朗らかな“快晴”に“絶景”を、しっとり落ち着く“曇天”に“食欲🍚”を当てて天命を穿ちます‼️
そんなわけで、今回は2日間連続のクルマ旅として、初日に草津白根山と万座温泉で“絶景”を、2日目は木曽山脈と奈良井宿で“食”をテーマに旅に行きます💁♂️
① 草津白根山と日本国道最高地点碑(渋峠)⛰️
今回は群馬県北部にある草津白根山を中心とした旅になります。まず、以前から私のXを見て頂いている方はご存知かと思いますが、実は草津白根山周辺への訪問は今年3回目になる。何度も訪れる理由は簡単…
💢過去2回とも悪天候で絶景台無しだからですよ、ホントに笑
1回目は雨天後の曇天が広がる静寂な景色を、2回目は一寸先も掠れる濃厚な霧に覆われたサイレントヒルを体験して参りました。もちろん、それぞれ違った魅力があることは重々承知していますし、特に2回目は前線帯を拝めるなどレアな体験ができたことも嬉しかったですね✨
ただ…ね?流石に、いい加減に、そろそろ関東随一の絶景と言われる草津白根山の美しい眺望を拝みたいんですよ、ええ💦
遂に訪れる最高峰の“快晴”‼️3度目の正直でいざ参る🚗💨
自宅を出発して約2時間、群馬県は赤城高原から遥か彼方まで広がる快晴の青空とともにご挨拶です‼️平野部はもちろん、山沿いも含めて雲が一切ない乾燥した秋晴れというこれ以上ない好条件。遂にリベンジを果たす時が来ましたよ✨
普段は渋川市街から伊香保温泉郷を掠めて北西進しますが、今回は三連休最終日というタイミングで関越道の渋川伊香保IC付近が大混雑。この渋滞を回避するため、今回は1つ先の赤城ICで関越道を降り、吾妻川に沿う吾妻線で草津方面に進むことにしました🚗💨
紅葉の名所である吾妻峡を掠めて八ツ場ダムを抜け、一気に草津市街に入ります♨️この草津は休日でも平日でも混みますから、基本的には湯畑などがある中心部には立ち寄らず、そのまま掠めて草津白根山ルートへと入っていく…あれ?紅葉の名所を悉く通過しているけどコレは良いのか?🍁(^◇^;)
ま、この草津白根山ルートの先に因縁の石碑がある渋峠があるわけです⛰️
【絶景ポイント】草津白根山 渋峠
遂に随一の絶景と謳われる草津白根山の眺望を拝むことができました‼️✨
いや〜これ以上は望めないほどの快晴でしたね☀️草津白根山系の各種眺望を完全に一望できるなど視程は最大と思われます。さらに、群馬県と山梨県を代表する榛名山⛰️、赤城山⛰️、浅間山🌋、八ヶ岳⛰️など百名山はもちろん、最も遥か遠方には日本の最高峰・富士山🗻の姿を確認することさえできましたね👀📸
個人的にはここまで美しい山々が拝めるとは知りませんでしたので、しばらくの間この絶景の前にただただ佇むことしかできませんでした。何処までも続く青い空と、遥か彼方まで続く緑と荒々しい山肌、そして何にも阻害されぬ透明な空気と雄大な自然との一体感…ここでしか味わえない“絶景”と呼ぶに相応しい体験です✅
その後、草津白根山から万座温泉郷に下っていきますが、途中で何と乗用車同士の正面衝突事故の現場に遭遇💥幸いにもお巡りさんがすでに到着していました。ただ、事故の状況から無傷では済まないと思われるので、両者とも無事であることを祈りたいものですm(_ _)m
② 万座温泉 日進館
草津白根山から約20分ほど下ると、群馬の“秘湯”とも言われる『万座温泉郷』が姿を現します♨️
万座温泉は通年自家用車で辿り着ける日本最高標高の温泉郷で、特に硫黄成分の含有量が日本最高値を誇る“硫黄温泉”が最大の魅力。ゆえに温泉郷に入った瞬間に立ち込める硫黄臭が凄まじく、“究極の硫黄泉”と謳われるのも納得ですね🕵️
◾️参考:2024年11月05日閲覧
そんな万座温泉郷の中で、今回は最奥に位置する日帰り温泉対応の宿泊施設『万座温泉ホテル 湯元日進館』に立ち寄りました。温泉郷は最奥に行くほど標高が上がるため、この温泉施設が通年自家用車で辿り着ける“日本一の高地温泉”ということになりますかねぇ〜🚗💨
ちなみに、“今回は”と言いましたが、万座温泉に立ち寄る機会はこれで2度目。前回来訪した際もこの場所に立ち寄らせて頂いているので、正確には“今回も”が正しいかも知れませんね🤭
◾️参考:2024年11月05日閲覧
温泉施設内は撮影禁止📸🚫ですので、ここではなぜか施設の外でペタペタと自由に走り回るうさちゃんの写真で濁しますww🤣
このうさぎちゃん…最初は駐車場を自由に走り回っていたので「野うさぎなのか??🐇」と思いました。その後、後を付けてみたら施設の小さな餌場にたどり着いたので、多分この施設で放し飼いにされているのかなぁ〜と(笑)
③ 毛無峠
万座温泉郷から少し林道に逸れると、実は群馬県内でも有数の絶景スポットの1つである“毛無峠”に繋がります。いわゆる“例の看板”がある場所ですね✨
長野県と群馬県の県境である毛無峠は、かつて国内第2位の規模を誇った小串硫黄鉱山があり約2000人が生活していました。その後、大規模な土砂災害や坑道崩落事故で多数の犠牲者が出たことに加え、精錬時に発生した亜硫酸瓦斯により木々が枯れ果てて地肌の見える禿山化。その後、鉱山閉鎖に伴い栄華を誇った鉱山は廃墟となり、現在は荒涼とした絶景と廃墟痕による時間の侘び寂びを感じられるスポットになったというわけです、はい💁♂️
◾️参考:2024年11月07日閲覧
【絶景ポイント】 毛無峠
毛無峠は年間の晴天率が3割程度と言われるほど霧が発生しやすいエリアですが、今回は最高レベルの快晴でしたね❗️これほどの晴天は年間でもなかなかお目にかかれないのでラッキーでしたよ、ええ👌
1枚目の写真に映る廃墟が先述の小串硫黄鉱山の索道痕。この場所には確かに硫黄鉱山があったこと、そして人の生活の営みがあったことを物語る栄枯盛衰を感じることができますね📸
毛無峠名物と言えば“例の看板”こと群馬県の県境看板。その横には「遭難多発区域」「立入禁止」など不穏な用語が並びます。この看板は長年の大自然の風雨に晒され続けて風化が進んでおり、実際に数年前と比べても群馬県の文字が掠れているんですよね💦
この看板の向こう側が立入禁止区域、すなわち小串硫黄鉱山の遺構です。遺構には当時の鉱山の街並みを僅かに残す廃墟と、かつて発生した大規模土砂災害を慰霊する地蔵堂があるとのこと。ただ、不安定な地盤と入り組んだ坑道による遭難などを防ぐため、現在では関係者以外の立ち入りは禁止されています🙅♂️
ちなみに、遺構の奥に見える山々で最も高いところが日本百名山の1つである浅間山です🏔️いや〜相変わらず美しい山ですねぇ‼️✨
さて、下山後は毎回恒例の徳寿庵に立ち寄りまして、〆の“石焼餡掛けチャーハン”を食べてきました。私自身これが大好物でして、徳寿庵に寄ると必ず注文していますね🍚😋
徳寿庵はファミリーレストランながら蕎麦や寿司、お刺身のクオリティが高く、メニューも幅広いので老若男女関係なく個人的にはオススメです。見かけた際はぜひ立ち寄ってみて下さいね💁♂️
◾️参考:2024年11月07日閲覧
④ 道の駅 日義木曽駒高原と中山道中間地点
草津白根山を訪れた翌日、今度は中央自動車道を長野方面に抜ける旅人が1人。目指すは松茸の産地でも有名な“木曽”ですね🚗💨
木曽は日本アルプスの一角を成す木曽山脈、通称・中央アルプスの麓にあり、“1度失うと2度と取り戻せない景観文化”を保護する「日本で最も美しい村連合」に加盟しています。また、近年では最悪の火山災害を齎した“御嶽山”など、大自然と人の文化が共存する街として有名ですね💁♂️
本音を言うと神奈川県民としては面倒な旅先の1つで、手前の南アルプスを貫通できないことから北回りで迂回する必要があり、結果的に所要時間と走行距離が増大。それに事故や渋滞などを回避できるルートがかなり限られるため、常に周囲の状況に気を配りながらルート選択するがゆえに疲れやすいのです💦
一方、今回のように中央自動車道から権兵衛峠道路を抜けるとすぐ辿り着くことができるシンプルな行程も魅力ではあるので憎めないんですよねぇ〜😉
木曽を訪れて最初に立ち寄った場所が『道の駅 日義木曽駒高原』です🏡
「道の駅 日義木曽駒高原」は、木曽地域の地粉そばや新鮮野菜などの特産品を扱う道の駅で、中山道の中でも木曽駒ヶ岳を望む東西中間地点にあります。なお、この道の駅はSNSでの発信を積極的にされており、直近では松茸の豊作具合がよく発信されておられましたね✨🍄
実際、店内には特産物が広く売られており、個人的には日本酒が少々気になりましたね🍶いや〜クルマで来なければ松茸と一緒にここで1杯やって終わってましたね、たぶん💦
◾️参考:2024年11月05日閲覧
そんな道の駅のすぐそばには小さな石碑があります。「中山道東西中間之地」、かつて江戸と京都を結んだ幹線道路の中間地点を示すシンボルです🕵️
中山道は江戸日本橋と京都三条大橋までを結ぶ全長534kmの街道で、江戸時代に整備された日本五街道のなかでも最長距離を誇ります。この石碑は六十七里三十八町、すなわち約267km地点を示すモノで、単純に距離のみで言えばここが折り返し地点ですね📝
ちなみに、“単純に距離のみ”と言及した理由は“難易度”の問題もあるからです。具体的には、京から江戸に下る街道は中間地点まで一部峠を除き難所は比較的少ない。一方、それ以降は中央アルプスはもちろん、塩尻峠、和田峠といった“難所”が連続する。ゆえに実際に歩くとなれば中間地点はもう少し東側に感じられるのではないかと思えて仕方がないんですよね🤔
◾️参考:2024年11月05日閲覧
⑤ 中山道 奈良井宿〜重要伝統的建造物群保存地区〜
『道の駅 日義木曽駒高原』から旧中山道である国道19号線を北上すること約30分、清流・奈良井川の畔に現代とは一味違う街並みが連なる。中山道屈指の難所を前に多くの旅人で栄えた宿場町『奈良井宿』です💁♂️
奈良井宿は中山道六十七宿のなかで、東西の起点である板橋宿および守山宿の双方から数えて34番目に位置する中山道の中間に位置する宿場町。“奈良井千軒”と謳われた街並みは南北1kmに及ぶ日本最長を誇り、国指定重要伝統的建造物群保存地区に選定され、現代に至るまで江戸時代の街並みを色濃く残しています📝
◾️参考:2024年11月05日閲覧
【絶景ポイント】奈良井宿
奈良井宿は古き良き日本を感じられる場所として海外でも知られており、三連休明けの訪問当日も外国人の方を中心に観光客が多く訪れていました。また、季節的に紅葉シーズンに入り始めた頃合いで、伝統的街並みと美しい自然のコラボレーションを楽しむことができます✨🍁
散策してみると、この風情ある町並みのなかに物産展や酒蔵など多数のお店が入っていました。建物は出梁造りが特徴的で、2階を少しせりだした面白い仕組みですね…でも雪は大丈夫なのかな?⛄️
さて、ひと通り見た中で最も多い商店は漆器、おそらく“木曽漆器”ですね🥣
木曽漆器は奈良井宿を含む塩尻地域を中心に約400年以上の歴史を持つ産業として発展したとのこと。周辺には木曽ひのきなど森林資源が豊富で、本来は白木細工に漆塗りを施していたことから次第に拡大していった歴史があるんだとか📝
◾️参考:2024年11月05日閲覧
そんな美しい街並みを撫でるように流れる奈良井川の清流がより風情を感じさせます。この清流にはアユやイワナ、ヤマメなど水が綺麗な場所でして見られない美味しs…じゃなくて水産1級のお魚さんをみることが出来ますね🍶🐟
⑥ 信濃路遊膳 そばのさと
さて、2日間にわたる旅も終わりを迎えます。そもそも神奈川県からの日帰り旅で長居はできないので、奈良井宿を後にすると一気に舞台は茅野へ…目当てはもちろん“蕎麦”ですね🚗💨
信州の名物と言えば“信州そば”🍵、特に茅野近辺では清らかな水源が豊富な八ヶ岳山麓であることも相まって個人的に名店が多い印象です。そのなかでも私自身が最も訪れているお店の1つが『信濃路遊膳 そばのさと』ですね💁♂️
『信濃路遊膳 そばのさと』は八ヶ岳山麓の玄蕎麦を用いた信州そばを堪能できるお店です。特にこのお店でしか食べることが出来ない「どうづきそば」は風味と味を両立した旨さが最大の魅力です✨
どうづき製法は、そばの実の状態を2日間冷水に浸すことで水分を含ませた後、杵と臼で砕いてから生地にして蕎麦にする方法のこと。発芽に向けた本来の蕎麦の栄養を最大限に練り込むことで、蕎麦本来の”甘み”と“風味”、そして“香り”を引き出すことができるんだとか📝
この製法で作られた“どうづきそば”は、圧倒的に“甘み”が感じられます。特に蕎麦つゆを使わず、“水蕎麦”と“塩”で食べると格の違う旨みが口いっぱいに広がる。最初に口にした時に「本当の蕎麦って甘いのか!?💦」と世界観を完全に壊されたほど衝撃的でしたね👌
デメリットとしてはお値段が張ること…うん、お高い💸
さて、2日間にわたるドライブ旅はこれにて終着です‼️これだけ走り回ると流石に身体に疲れが溜まる、ゆえに身体から疲れを抜く必要がある。その役目は今回の戦利品「木曽路 純米大吟醸 山田錦 磨き35」ですね🍶
◾️参考:2024年11月05日閲覧
木曽を代表するブランドの中でも各種品評会で金賞を受賞する最上級ブランド。旅の直前に日本酒のユネスコ無形文化遺産勧告が出たので結果的に記念品になりそうな気がしたので手に取ってしまいました💦