あおいもり

のんびりコツコツ

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最近の記事

教育に携わるものとして

ただ学ぶ環境を作るだけではなく、真摯に現実を直視する場を作ることが大切だと思っている。特にこの数年で生物の授業の総まとめとして『生と死を考える授業』を展開する中で、個々が自分の意思で自分を大切にする事だと痛感した。特にその中で生徒自身が近いうちに、または今現在直面するのが性についてだろう。 先日大学生から性教育についての話を少し聞いた。 その人はその後『大人を引き込むのが大事!そして一番難しい!』と呟いた。 それは私が意見をする中で彼女自身が分かり合えないと思ったからだろ

    • 散文備忘録

      1年前に発表するために書いていたことの備忘録。個人的なメモ。 学問のワクワクの先にあるものは、自己の確立。 ヒトとして生き抜くこと、そして生を全うすることがミッション。 生き抜くためのツールが学問や経験。 学問を生徒に提供するのが教師の仕事。 数値化、理論化できないことは世の中にはたくさんある。 理科が好きでその世界に身を置いているが、自分はもともと数値化や理論化できない感情的なものに敏感なんだと思う。生徒の知識の量、感情、コンディション、その時の状況。できるだけ俯瞰し

      • 悩みと迷いの中

        人はなぜ学ぶのか。 勉強ができれば偉いのか? 私たちが学ぶのは人間社会の中でより選択肢を広げ、生きやすくするためだと私は思う。そして、数ある選択肢の中から自分自身が生きるために好きな理科をツールとして学びを教える仕事を選んだ。 今では、そこそこ名のある学校で教鞭をとっている。個性豊かな面白そうな学校だったから、学歴とか気にせずコネもなく飛び込みで採用試験を受けに行き、採用してもらった。しかし、学歴が割とモノをいう中で無名に近い大学卒の私は常にコンプレックスを持ちながら、

        • コツコツ経験値を貯める

          目の前のことをコツコツやるのみでここまで来てしまった。もったいない年の重ね方だと思う。 教員になるにあたり、教育学部でもなければ、教員になる人が滅多にいない大学に在学して、今みたいにネットで探せないし、教員の求人がこない。1年で新聞で3~4校掲載されていたうち、1校に潜り込んだ。 そこは無法地帯。教育困難校で教師として放牧された2年間。初任者研修は皆無。専門外の科目、眠れない教材研究、ほぼ毎日終電近くまでの残業、暴れん坊の生徒などに疲弊しきって辞めた。 1年は勉強し直し

          ワクワクのその先へ

          GW終わりましたね。 ちょっと今日はWATCHA理科に関して振り返りをしたいなと書き込んでいます。 かきみんさん、イソップをはじめ、スタッフのみんなあらためてお疲れ様! 御来場の皆様、ありがとうございました。 これから長文散文になります。お時間のある方はご覧下さい。 質問。参加者の皆様は満足出来ましたか?特に私の話は参考になった人は少ないと思います。アクティビティはよかったですか? イソップが言っていたのはWATCHA全体が80点、理科は75点(だったよね?最近忘れっぽ

          ワクワクのその先へ

          WATCHA理科のインスパイアー(登壇者)

          WATCHA理科というイベントでお話をすることになりました。 WATCHAとはTwitter発の教員の巨大な勉強オフ会のようなイベント。京都、東京、学生&若手など各地で行われています。理科は初の教科版になります。 主催者のかきみんさんとは数ヶ月前に彼が主催の勉強オフ会に参加したのがきっかけで、声をかけていただきました。きっかけになったオフ会では細胞の発見についてお話をしました。 自分は有名でもない。発信もしていない。本当に平凡な理科講師です。(多少、色々な学校を巡って場

          WATCHA理科のインスパイアー(登壇者)

          ポップコーンの授業

          私がはじめて学校に勤めた時の話。 そこは通信制高校の技能連携施設。わかりやすく表現するならサポート校に近い学校で、学習障害の生徒やヤンチャな生徒などがごった煮になっている、所謂教育困難校だった。 理科の教員免許を持っていたが、情報科で採用された。まだ、情報科がない時代で翌年から教科として始まる年だった。 採用されたものの、急に渡されたテキストは自分の知らないプログラミング言語のBASIC。理科も物理など専門外含め週22時間持たされ、翌朝から睡眠時間は平均2時間。仕事は深

          ポップコーンの授業

          積極的講師

          中等教育学校で非常勤講師をしています。いわゆる中高一貫校です。 専任、常勤、非常勤、派遣も合わせると教職歴は13年目に入りました。社会人18年目。ブランクがポツポツあります。 私が非常勤を続けるのは、初めて勤めた学校での激務でからだを壊したことで、専任の仕事量では勤め上げることが出来ないからです。 今では普通に働くことは可能ですが、先のことを考えると無茶は出来ない。自分のペースを抑えて、好きなことも少しはしながら、落ち着いて仕事に向き合うために積極的講師をしています。

          流しの理科非常勤講師です。

          あおいもりと申します。 これから140字では語れない、理科(生物)のこと、非常勤講師のことを発信していきます。 専任、常勤、非常勤、派遣も含め9校の学校を回ってきた教員歴13年目の流しの理科非常勤講師です。 明日くたばるかもしれない、だから今ふりしぼるただ、伝わるものならば僕に後悔はない 椎名林檎さんの月に負け犬より 花よりも花を咲かせる土になれ 星稜高校の野球部元監督、山下智茂さんの言葉 このふたつの言葉が私の芯にあるものです。 私の言葉は小さいけれど波紋の

          流しの理科非常勤講師です。