えびす様と暮らすまち。
移動はもっぱら自転車と徒歩派の私。そのため、車だと見逃してしまいがちなものも発見することができます。移住してきてからの街中探索にはやはり徒歩・自転車が最適です。
伊万里の街を歩いていてなんだか珍しいなと思ったのが、「えびす様」です。
以前住んでいた場所でもお地蔵様はよく見かけたことはありましたが。えびす様かあ、珍しいなあ、なんてぐらいに思っていたら、結構いる…?道端や民家、神社など。むしろお地蔵様を見つけるのが難しいくらいです。
不思議に思い調べてみるとそれもそのはずで。
恵比寿様はもともと漁村における守護神として祀られていたそうですが、漁師や漁港の商家が商売繁盛・家内安全の神様として信仰が広まったそうです。そして伊万里津の商家や町内有志が軒下や町の角に恵比寿様を祀るようになったとのこと。かつては伊万里津からたくさんの伊万里焼が諸国へ流通していたわけですから、さすが商いの街。納得の背景です。
よくえびす様を見かけていたのは、駅からほど近い新天町や商店街のエリア。この辺りは多くの商家があったエリアです。歴史の流れを感じます。
気になってもっと調べてみたら、なんと「伊万里えびす散策マップ」なるものまで発見!伊万里市作成の公式版です。
これはコレクションするしかない!エビコレや!
というわけで、マップ回ってきました。笑
(脳内BGMはアド街のコレクションの曲をご想像ください)
流石に多いので全部の恵比寿様は載せきれませんでしたが、個性豊かなえびす様たちを見つけることができました。新旧年代も様々で、古いものだと新天町にある天満宮内の恵比寿様が1772年(明和9年)建立とのこと。んまぁ、、、。
現地で探してもなかなか見つからず、うろうろしてしまった場所も多かったのですが、きっと側から見たら、平日の真っ昼間に挙動不審な女が一人で何かを探して歩き回っていたわけですから、大変アヤシイ。通報されなくてよかった。
そして、えびす様たちニッコニコです。実は散策に行ったこの日はなかなかの暑さのために体力的にも結構大変だったのですが、にこにこの恵比寿様を見つけるたびになんだかこちらまで笑顔になってしまいました。もうなんだか恵比寿様が可愛く見えてきました。神様なのに。
実は、前述した伊万里えびす散策マップには伊万里市観光協会版があるようです。残念ながら画質が粗く詳細までは確認ができませんでしたが、市のHPのものよりも多くのえびす様が載っていそうです。紙のマップが手に入る場所をご存知の方がいらっしゃればぜひご一報くださいませ。
伊万里のまちを訪れた際には、街中の恵比寿様を探してお散歩してみてはいかがでしょうか。
エビコレ仲間求む。そいぎ〜〜👋