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【お悩み相談】自分の欲しいものが手に入らない! →本当に欲しかったものは何?〜繰り返すパターンから読み解く心のカラクリ〜


ココロのマルシェに寄せられたご相談への回答です^^

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ココロのマルシェ

ご相談内容

同じことが繰り返される訳
(とむさん)

初めまして、よろしくお願いします。
根本先生のYouTubeをよく拝見しています。
この前、被害者意識のことを見て、思い当たる節が数々あり、時間をとって過去を振り返っていましたら、同じようなことが繰り返されていることに気づき、自分ではモヤモヤしてしまうので、こちらに投稿しました。
それは、自分の欲しいものは手に入らないという繰り返しです。昔小学生低学年くらいのときに、近所の子とスーパーファミコンをして、とても楽しくて、親に「ファミコンが欲しい」とねだりました。
クリスマスプレゼントか忘れましたが、家に届いたのが「ピコ」という、同じテレビゲームですが、私が欲しいスーファミではない機械でした。
これでは、近所の子とストリートファイターなど一緒に遊べない!怒って母に言いましたが、それはだめ、これにしなさい、と言われて、それで「三丁目のタマ」など、子供じみたゲームをしていました。

そもそも何故スーファミがほしかったか理解してくれなかった悲しみと、同じくらい高い機械だから、強く言えない自分。自己主張ができなくて、泣き寝入りしました。
時が経ち結婚しましたが、夫との間でも同じようなことはあり、それがだいたいは家です。引越し先が、私が苦手な音がうるさいところや、あまり好きではない土地で駅から離れたところなど。結果的には穏やかにいま暮らせていてありがたいのですが、自分の意思が通らないことが多いので、どうしたら良かったのか、後悔もあります。

書きながら思いましたが、わかってくれるだろうという甘えとか、主導権を渡してしまうところが原因かもしれません。
どうしたら、自分が望むものが手に入るか、もっと真剣に相手と話し合うことが良いのでしょうか。
この件も、根本先生のおっしゃる「主体性」なのかもしれませんが、もしよろしければご回答いただけたら嬉しいです。
宜しくお願い致します。

ココロのマルシェ


回答はこちら


とむさん、初めまして!ライフワークカウンセラー青羽いくです𓅯
ご相談ありがとうございます。

過去を振り返り、ご自身のパターンや感情に気づいているとむさん。
すごいです!
お一人でそこまで辿り着くって結構難しいことなんですよね。だから、よく内観されご自身にしっかり向き合ってこられたんだと思います^^
素晴らしい。

そして、とむさんのご相談文を読んで「わかるなぁ、、」としみじみしておりました。私も、欲しいものを「欲しい!」と言えずに我慢・泣き寝入りしてしまうタイプなんです。
私の場合は、自分が言えないことを棚にあげて「どうせ言っても無理」と拗ねてみたり、わがままを言って欲しいものを必ず手に入れる人に嫉妬の念を送ってみたり、私の気持ちに気づいてくれない相手を責めたりと、、拗らせてきました(笑)
表面上は”聞き分けのいい子”だったのですが、我慢を心に溜め込んでいるのでネチネチしています。そっちの方が闇は深いですよね(笑)


さて、ここから本題です‎‎  ✐☡ 

>どうしたら、自分が望むものが手に入るか、もっと真剣に相手と話し合うことが良いのでしょうか。

確かに、相手に伝えたり話し合うことも必要かもしれませんが、
「どうしたら私が望むものが手に入るか?」という視点で伝えると、ちょっとズレちゃうかもしれません。
とむさんのモヤモヤを晴らすためにまず、知っておいていただきたいことをお伝えしますね^^

1)欲しいものを手に入れないことで、感じたい感情は何?


私はここに「同じことが繰り返される原因」の本質があるな、と感じています。

そして、すでにとむさんもお気付きのことと思います^^

>何故スーファミがほしかったか理解してくれなかった悲しみ


「そのゲームじゃないよ」と言っても「だめ」と頭ごなしに否定され、自分の一番欲しいものをもらえなかった。
何より、「どうしてそれが欲しいのか?」を聞いてくれなかったこと、それが欲しいという気持ちを分かろうとしてくれなかったことが悲しかったんですよね。

そして、その状況を受け入れるほかなかったことも、悔しくて、悲しくて、どうしようもなく怒りが湧いてくるほどではなかったでしょうか?


とむさんが一番欲しかったのはゲームではなく、本当は

わかってもらえた、という安心感や信頼感


だったのかもしれません。

もし、
「どうしそれがいいの?」とじっくり話を聞いてくれて、
「そうなんだね、そりゃ欲しいよね」と気持ちを受け入れてくれて、
「今はね、こういう理由で買えないの、ごめんね」と言ってくれて、
「じゃあどうしたらそれが手に入るかな?」と一緒に作戦を練ってくれて…

そんな光景をイメージしたらどんな気持ちになるでしょうか?
欲しかったスーパーファミコンが手に入らなかったとしても、少し心が和らぐ気がしませんか?^^

「じゃあ今回は仕方ないか。お金貯めて自分で買おう!」とか、「お手伝い頑張るからお小遣いUPしてね!」と前向きに捉えられていたかもしれません。
いったん気持ちを受け入れてもらうと、そこに安心が生まれます。その安心感が埋められないままだからモヤモヤしてしまう、
その感情を感じ切るために、「同じことが繰り返されている」(投影)

この話は、とむさんのお母様を責めているわけではありません。
お母様なりにご事情があったと思います。幼かったとむさんにとっても「心情を理解して欲しいと伝える」なんて難しい話ですしね。
だから、誰も悪くないんです^^
そして「わかって欲しかった」という思いは、今のとむさんがご自身に与えることで癒していけるのです𓅯

2)普段から、自分に欲しいものを与えてあげられていますか?


欲しい!と思っても、それを「でもなぁ、、」と何かと理由をつけて与えない、ということをやっていませんでしょうか?
実は私はめちゃくちゃ、やっちゃってます!!笑

私も先にお伝えしたように自己主張が苦手で相手の顔色を伺って遠慮ばかり。欲しいものをどんどん手に入れる人に嫉妬したり、わがままだ!と否定もしていました(笑)

でも、一度我慢して、諦めたものでも「やっぱり欲しい」と思っていいんです。言っていいんです。それは、ゲームとか家とか車とかブランド物とか…高価なモノでなくても、です。
晩御飯の、残り一つの唐揚げを「これ食べていい?」って言うこととか、
差し入れでいただいたケーキどれがいい?って時に「私チョコがいい!」って言うこととか(←最近のリアルな話。笑)
こんな日常の些細なことですら、「私はいいよ」って欲しいものを自分に与え損ねているんです。

とむさんは日常でどれぐらい「欲しい」と言えていますでしょうか?
そして、欲しいものをどれぐらいご自身に与えられていますでしょうか?
この視点を持ってみてくださいね。
思った以上に”自分に我慢させている”ことに気づくかもしれません。

結果、手に入らなかったとしても「欲しい」を感じてみること、言ってみることが自分の気持ちを大事にしていることになり、モヤモヤも薄まっていくと思います^^
いざという時に「欲しい」を言おうとしてもなかなか難しいと思うので、日常の小さなことから始めてみてくださいね!

3)ご提案

自分の望むものを手に入れる前に知っていて欲しいこと、をお伝えしてきました。ここからは、具体的にどうすればいいの?というお話です𓇼 


1:心情を吐き出す、受け入れる

まずは、欲しいーーーー!!と声を大にして叫んでみましょう。
ふざけた提案と思われたかもしれませんが(笑)
大人になった今でも自己主張ができずに我慢してしまうのは、「どうせ手に入らない」以外にも「欲しい」と言うことへの抵抗があるのかもしれません。

やっぱり欲しい!
めちゃくちゃ欲しかった!
くそぉぉーーーー!

と、これまで我慢してきた「欲しい!!!!」を全力で吐き出してみてください^^

そして当時、とむさんはお母様にどんな言葉をかけて欲しかったのでしょうか。それを今、ご自身に対して伝えてあげてください。

〇〇が欲しかったよね、どうして欲しかったの?
そっか、そんなに欲しいんだね、
友達と一緒にゲーしたかったよね
みんなで楽しみたかったよね

目の前に小さな子供が悲しんでいるとしたら?と考えて優しく伝えてみてくださいね。「わかって欲しかった」自分のことを、自分が理解して受け入れてあげる。そんなイメージです。

私も、こういった自分への声かけをたくさんやってきました^^
そうすると、与えてくれなかった”相手”がいなくても自分で自分を癒すことができるので、おすすめですよ𓅯

2:日常で自分の欲しい!を叶えてあげる

先ほどもお伝えしように、欲しい!と思ったものはできるだけ与える、と言う練習です^^
比較的叶いやすい、日常の小さなことから始めるのがおすすめです!
遠慮のカタマリの唐揚げでもいいんです(笑)

それによって「自分の望みは自分で叶えてあげられる!」という成功体験をどんどん自分に与えてあげるのです。
「自分の欲しいものは手に入らない」という思い込み(観念)を上書きしていきましょう^^

3:気持ちをそっとおく

書きながら思いましたが、わかってくれるだろうという甘えとか、主導権を渡してしまうところが原因かもしれません。どうしたら、自分が望むものが手に入るか、もっと真剣に相手と話し合うことが良いのでしょうか。


とむさんが書いてくださっているように、「わかってくれるだろう」という期待は、ほぼ叶いません(笑)
わかってもらうためには、伝える努力や工夫も必要なんですよね!
真剣に相手と話し合う、のももちろん大事なのですが、それには押さえておくべきポイントがあります。

それは、

気持ちをそっと添える

です!

自分の望みをと伝えてみましょう、と言ってもただ「私はこれが欲しい!こっちがいいからこれにしよう!」というと、相手がそうでなかった場合に「どっちが正しいか?どっちの意見を採用するか?」の論争になってしまいますよね。つい意地になって相手を説得しよう!とコントロールしたくなるかもしれません。

なぜそれが欲しいのか?を伝えていく時も、「私は」を主語に細かく丁寧に伝えていきます。言語化とか表現力などテクニックも必要かもしれませんが、一番大事なことは、相手に気持ちをぶつけるのではなく、受け取りやすいように言葉を添えていくイメージです。

相手がどう感じるか?それを受け取るかどうか?はもちろん相手次第なのですが、こういった工夫や丁寧さってちゃんと、伝わる人には伝わると思うんです。

話し合いという名の戦争にならないためにも(笑)、少し意識してみてくださいね^^

4)まとめ

いかがでしたか?^^
とむさんはご自身で内観するのがとてもお上手なようですし、ご自身で取り組もうと頑張れる方なので主体性がない、とは私はあまり感じませんでした。
それよりも、相手を重んじる優しさや、周りとの調和を大切にしたい穏やかな方なんだろうな、と感じます𓂃‪𓃱𓈒𓏸

それが時に我慢とか自己主張できない、となってしまうのだろうと思います。魅力や才能は、場所や場面によっては問題の原因となることもありますが、うまく使えるようになれば、きっと調和をとりながらもどんどん自分の望みを叶えられるとむさんになると思いますよ^^

応援しています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

青羽いくでした
ではでは〜𓅯


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