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20歳を終えるこの夜に_20190517

(もう日付け変わってしまっているけれど、寝て起きるまでくらい許しておくれ)

20歳を終えるこの夜に
去年の文章を引っ張り出す。

これは去年書いた文章。

もしお時間あれば読んでいただきたいけれど、
ちぐはぐでだいぶ拙いし、あちらこちらむずがゆくなる。

でもせっかくだから、19歳の終わりに書いた文章を突っついてみよう。
世は華金、こんな夜更けに、酔い冷ましの代わりにでもお付き合い願いたい。

自分の気持ちとか、熱量とか、他人の目に見えないものを、
言葉というツールで可視化することは、わたしにとっては、なにかと大切だ

まずこれは、わたしがなぜここまで文章を必要としているのかって理由。趣味で書いている文章の根底。昂ぶった感情のエネルギーを文章へ昇華することでやり過ごす日もあったし、今もわりと走り書きをする。

1年経ってすこし変わったのは、文章が仕事になったこと。仕事でさわる文章は趣味とは全く異なるけれど、そのおかげで文章のアレコレをおもしろがって書けるようになった。これは20歳の大きな進歩。

自分のための文章も、他人のためになる文章も。

高校生の頃から幾度となく叫んできたことば
「何もできないハタチにはなりたくない!」

まあ人生そんなうまくいきません。山ばかりでは駄目なようで。20歳はことごとくなにもできなかった気もするな。でも、実家を飛び出したのはナイスでした結果として。だいすきな猫と、かわいい同居人もいる我が家が好き。

20歳ことごとくなにもできなかったな〜〜と思っていたけれど、死ななかったからオールオッケー。わたしの20歳、わたしが認めるよ。

誰でもできることのその先を、やりたかったし、誰と比べるわけでもなく(というのも、比べるものがなかった)、自分がやりたいことを自分なりのやり方でやればいいと思った。

自主企画から運営までおこなった「カフェスイミー」を、やろう!と思った時の話。バイタリティがとち狂ってたな。今のわたしに同じことをできるかと言われれば、わりと本気で怪しい。

この1年間は、「自分で生み出すこと」っていう体験をしなかった気がする。なにに対しても臆病で、億劫。

でも、なにかに踏み込む一歩の勇気は最近やっと取り戻せたね。同居人がサラッと言ってくれた、「先輩は文章書けるだけですごいんですよ〜〜」って言葉がいまだに刺さってんのよ。おかげで今の仕事にも踏み込めたし、スペシャルサンクス同居人!

なんのために飲食の世界に飛び込んだのさ。お客さまの、笑顔と、ありがとうのひとことで、とてつもないシアワセを感じていたからじゃないか。 〜略〜 そのシアワセを生み出す人間になりたくて、大学受験を辞め、専門学校に進学する決意をしたんじゃないか。

…その専門学校も辞めちゃったんですけどね!!!!!!!!!!!!

ようやく、克服できたのではないか。

もうね、いちいち「カテイノジジョー」なんかに自分から首突っ込んでいかなきゃいけないほど弱くない。もうこんなものに頼らなくっても大丈夫だ!ってとこまできた。

というのも、20歳になったのを期に、父と母が撮りためていた幼少期の写真ファイルを譲り受けすべて見たとき、なんかそこでやっと家族になれた気がしてしまったから。実家を出たことも相まって、家族に対してはだいぶ寛容になった。

絶対に絶対に絶対に許せない!なんて思っていたけれど、
これが「オトナになる」ってやつか。

これから夏が来て、秋が過ぎ、冬を越えればまた春を迎え、
社会人として生きていかなければいけない。

結果、ちょっぴりはやく社会人になってしまったわけだけれども、学校を辞めたあとしばらくは休養も兼ねていたから、社会人だなんて全く意識してなかった。

けれども、高校の同窓会で「えっ、じゃあいま社会人なのか〜」って言われた時、「フリーターって社会人でいいの!!???!??」という衝撃とともに一気に自覚がこみ上げ学生気分に終止符を打てた。バイトだって、仕事がそこにある限りは社会人として働かなきゃ。

ハタチって言えばなんとなく許されてたこと、明日から一気に許されなくなるな?

柔軟性のある女になれたらいい。

「柔軟性」、ね。

これまで生きてきた人生の傾向を見ると、わたしはなかなか柔軟性が高い。自負。比較的、環境の変化とか、対人関係とか、苦手ではないことがその証明になるのではないだろうか。

そういえば、文章を書くうえでの「柔軟性」というものもある。

未経験で始めた仕事での文章は、だんだんと形を掴めてきた感覚がしっかりとある。あることを伝えたいときに、いくつかの表現やアプローチができるようになっておくと非常に便利。

わたしがふだん使っている語彙というのはかなり限定されたなかでのものだから、そこを打破するためにいつも国語辞典を持ち歩いてる。もちろんこの京都ひとり旅にも連れてきた。

気になることばはすべて調べ、どんどん自分のものにしたい。

以上。
19歳の終わりに書いた文章を、簡単に突っついてみた。

さて、これで寝てしまえば明日の朝はシャッキリ21歳。
京都にいるうちにやりたいことをたんと済ませ、素敵な日々を含んで東京に帰りたい。会いたい人たちに顔向けできるよう、残り9日間たのしみます。

そいでは、おやすみなさい。

aoiasa
- 20190517

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青い朝
最後までありがとうございました。 〈ねむれない夜を越え、何度もむかえた青い朝〉 そんな忘れぬ朝のため、文章を書き続けています。わたしのために並べたことばが、誰かの、ちょっとした救いや、安らぎになればうれしい。 なんでもない日々の生活を、どうか愛せますように。 aoiasa