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【 18-19歳 】

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18歳から19歳のあいだで書いていた文章に、そのとき撮っていた写真を添えています。すべてが、自分のためのことばたちでした。(全25記事)
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#随筆

それは2018元旦

2018 飛躍と言えるほどのことはしてないけど 自分の好きなことを好きって 少しくらいは、言えるようになった大切な年です。 とてもとても大切な年です。 19歳 なにもかもが曖昧すぎるよ おとな?こども?大人でいいの?やっぱり子ども?ねえ。 でも確実にわたしたちはもう高校生ではなくていろんなものにしがみついて甘えている場合じゃないってことだけ いつも心に留めて過ごしています。 ところで、 昔からわたしは 「相手」という存在に対してとても敏感でいて臆病者で 自分がこれをやっ

18歳の夜

19歳の誕生日にかいたやつ、気分で消してしまったのだけど メモを見返していたら下書きみつけました。 やっぱり自分にとって大事なことなので、再度、残しておきます。 −−− 18歳、最後の夜です。 成人になる訳でも無いけれどなにかしら節目のような気もするね。だからちゃんとことばにしておいたらいいんじゃないかなって思った次第で、 うまくいくかわからないけど 強いていえば、今日からハタチになるまでの期間が私の人生においてひとつの山場だと思っていて、それは進路が決まったあたりか

つまり、

つまり、 失うことのほうがよっぽど怖くて仕方無い ということ。 ____________________ 【 postscript 】 本当の気持ちなんていうのは 簡単に口に出せるものじゃなくて、 失うくらいならと、黙っていた。 それが最善の選択でないことは、あからさまだ。 本音に頷いてもらえるのが どれだけ幸せなことか、いまは知っている。 ____________________ #文章 #随筆 #エッセイ #小説 #日記 #写真 # Photo #写ル

「もう、

アタシ、子供じゃないからさ。恋は三秒で終わりにするの。」 って言った女の頬。 目を閉じて、深く息吸って、 なんだか頭のなかフワっとして そしたら、口で、反吐を吐く 灰色のなにかが ぼとぼとおちていくサマ それではさよなら、 好きだった人。 ____________________ 【 postscript 】 鼻から息を深く深く吸ったあとの 頭に酸素充満する感じ(?) 結構、好きなんですよね。 ちょっとやってみてください、 案外、きもちいから。 余裕

わたしとあの子のちがい

ふつう の 生活を することも あの子のように 幸せになることも 誰か を あいする ことも わたしにはなにひとつ ゆるされないのか と考える いちにち 特に何も無い いちにち が まいにち ____________________ 【 postscript 】 人は平等なんかじゃない わたしとあの子が違うように きちんとそこに優劣は存在する そうでないと世の中回らないはずで 綺麗事なんて、今更ごめん。 ただ、それを生かすも殺すも 自分次第というだけの人生だ。

愛しさとは

愛しさは 軽率に扱うべきじゃない。 自分に向けるものでもない。 誰かを幸せにするために、 その胸で、ひしひしと感じるもの。 心臓のあたりがチクチクとこそばゆいのが とてつもなく、好ましいのだ。 嘘と偽りは、最大の罪。 誤魔化しはもっぱら タチが悪い。 信頼と信用のうえで 愛しさは深まるものであれ。 欲は、振りかざすものじゃない。 振り回すことでもない。 わたしとあなたは 「別」の人で、「他」の人。 「ひとつ」にはなれるけど「ひとり」にはなれない。 ふたりだ

解らない人

分かってくれる人は、 多くを語らずとも分かっているし 分かちあえるけれど いつまでも「解らない」人は、 興味が無いだけだ。 攻めるべきではない。 対立するべきでもない。 只、そこに在ればいい。 ____________________ 【 postscript 】 多くを語るのはあまり、 好ましくない 気が滅入るだけだ。 本当に大切なことを少しだけ伝えればいい。 それだけできっとわかってくれる。 そうやって生きてんだみんな。 ___________________

すったもんだ

愛だの恋だののすったもんだ ふたりだけのもの. _________________ 【 postscript 】 わたしとあなたのそのすべてを 知っているのは、わたしたちだけだ。 そう思ったら笑けてしまう。 何食わぬ顔で、朝は来るし世界は廻るのをやめない。 なんでもないことのように思う。 なんでもないことを、わたしだけがずるずると 引きずったままだったのだ。 今となっては、 わたしだけのもの。 _________________ #文章 #エッセイ #小説

怠惰な魚のように

例えば、 生きられる範囲の温い水が張られた やわらかな金魚鉢の中で、 ふわふわ泳いでいる 怠惰な魚 だとしたら. ___________________ 【 postscript 】 自分が生きていられる環境で息をするのは 心地よいけれど、いいのか、いいんだろうか。 賢くもあり、怠惰だなとも思う。 何も進んじゃいないし、 何も変わっていない。 それでいいのかもしれない、 私が口を出すことではない。 ただ、その余裕がいつまでも、羨ましいのだ

不可逆の産物

全てが、不可逆の産物だ。 もっとこうだったらよかった、とか これが無ければ、あれがあれば、とか あの時、ああなってたらな、とか どうしたって考えてしまうんだけど、 もう子供じみたことは辞めなきゃいけない時期が来たんじゃないのって 私が悔やんたり恨んできたことすべてに私は生かされているような気もするし 普通の子と少し違う時間を過ごしてきてしまうと普通の人のようには生きれないし息できていたとしてもそれはあくまで「フツウの人」の真似ごとにすぎないの。これは本当に。うんじゃ

mudai

何事におきましても 「ご縁があれば」 というスタンスで構えていると案外、良いもので どうであれ、「ご縁がなかったね」 で、諦めのつく 優れもの。 欲がありすぎっとなんも寄って来んって あたしのばあちゃん言ってたぜ。 まさしく、ね。 中学時代、栃木に住む知り合いから盗んだこの生きかたに 私は意外と生かされているのね。 だいたい 自分から必死に必死に追いかけて、尾っぽ掴まなきゃ成らない事が、 世の中の八割五分っぽい気がするのだけど 時折、そういう時期 が追いかけず

純粋な心地よさがいいの

今晩は 小学生の時に書いた、物語を 思い出して あんなに綺麗で純粋な言葉は一生のうちに二度と書けるはずもなく、 苦虫を噛みつぶしている夜です。 幼い時の創造力に勝るものはいかにして。 扨 その時の熱量をそのまま遺しておけるのがわたしは言葉を文字にすることだと 最近はそう思っていて、だから 都度、ひとつひとつ大切にしていきたい というのは わりとアリキタリかもしれませんが。 誰も見なくたって構わないし、ふと誰かが見て、そうなのかそうだよなあって思ってくれればそれは最も

冬の風は尻が重い

まったく冬の風は尻が重いらしい今晩は。 私、とても酷く人を傷つけた時期があってそれからわりとすぐ、 何倍にも膨らんだ痛みになって返ってきた、そんな時期がありまして 小学生の私 「悪い事は自分に返ってくる」 ということを身をもって学びました。 案の定辛かったし苦しかった心が痛い 想い出は、霞んだ灰色でお送りします どうやら祖母の存在はとても大きいようで 私の社会的成長には欠かせないいわば、命の、恩人 だんだんそういうのも気づける人間になってきたらしい 中学生の

猫のおなかんとこ

寂しくなったら、 猫の やっこいおなかに 顔をうずめてね。 ____________________ 【 postscript 】 寝っ転がってる猫のおなかに かぶりつくように顔をうずめる。 いいにおいがして、至高。 猫はなんでもわかってる気がする。 ____________________