18歳の夜
19歳の誕生日にかいたやつ、気分で消してしまったのだけど
メモを見返していたら下書きみつけました。
やっぱり自分にとって大事なことなので、再度、残しておきます。
−−−
18歳、最後の夜です。
成人になる訳でも無いけれどなにかしら節目のような気もするね。だからちゃんとことばにしておいたらいいんじゃないかなって思った次第で、
うまくいくかわからないけど
強いていえば、今日からハタチになるまでの期間が私の人生においてひとつの山場だと思っていて、それは進路が決まったあたりから変わらずずっと思っていたよ。笑っちゃうけど。
高校時代の三年間は、正に「棒に振った」を忠実になぞったような感じで、とは言え、その全部無駄だったかと言えばそうでもないし、良かったことも駄目だったことも、反省はしつつ、経験だったなあと、今なら 思う。
その経験を踏まえて だ
こう、伝えたいことって昔から、本当にたくさんあるんだけど(本当に本当に)、
私や誰かが 思う いろいろなことって、おおよそはその人自身の経験からのものであって、いくら誰かに熱く語ったとしても、正確に、つまり100%の熱量で、この感覚そのものは、理解できないよねって。
そのせいで、理解を強いる行動と言動が、私は本当に苦手なんだけど、って思うことも私のただの一意見だと 思って ください。貴方がどう 思おう と、それも自由だと私は 思っている し。思ってるし
ひとつ。
人間は、ひとりなら強い意思があればいつだって100でいれるんだけど、
いざランダムに個々を集めて集合体にしてみると、100にはならない生き物じゃないですか?もっと言えば
完璧な、二択、五分五分、白黒にも
ならないよね。
100%の、いいもわるいもなくて、あるとすればそれは自分自身の中での、ほら、結局これ「個」としての100じゃないですか。うわあ
さかだちしてみればこれって、、
いいもわるいも
じゃあもう、ほら、それ全部、ぜんぶ自分次第なんじゃないの なのに 自分の中ですら100でいられないのって最高にカッコワルイ
と、客観的に。
18歳の私は、ガッタガタでした。
いろんなことが。心も体も感情も、夢も希望も生活も。
だから何だよって話。
だから、えっと
いつでも100でいられる人間に、19歳はなんとかなんとか、やっとこさ。
人間みたいに、やっとこさ。
やってみようかなって所まで
やっと来れたんです、ええ。
ありえないくらいガタガタだったけど、私は18歳の私に、
本当に感謝しているし。
たぶんこれから想像もできないようなことが沢山沢山あるんだろうけど、そもそも自分で決めたことだし、
自分自身にまず正直に100%でいること。
それから、
一緒に笑ってくれる人、期待してくれる人、つまらない話を聞いてくれる人、チャンスをくれる人、純粋に 好きでいてくれる人、忘れないでいてくれる人、幸せなことに傍にいてくれる周りの人間に
その100%をいつか認めて貰えるように。
「考える」って大切だよねって話を、私が尊敬している大好きな人としました。おとつい。
19歳は
常に何が出来るか 考えて みる。
やってみる、駄目だったら
また考える、繰り返し。
そんな感じ。
そんな感じで
何も伝わらず得もしないハタチは
避けたいなって。
これ前も言ったけど。
そんな感じ。
小学三年生の時、親が離婚しました。荒れていた生活はさらに崩れていきました。親権は、母親にありました。が、面会日に、父親は弟を家に返しませんでした。雪の日。弟はまだ6歳で、そんな父親との生活の中で必要最低限の学力さえ身につくはずもなく、学校もまともに行けず。姉なのに、一緒に生活することも弟の成長を見ることも、兄弟喧嘩も、何も出来ませんでした。小学四年生から五年間母方の祖母の家に居候しました。厳しく、厳しく、私を人間として育ててくれたのは、祖母でした。高校受験を機に、母親と二人暮らしを始めました。二度引っ越し、五年目。先月、高校生になった弟が戻ってきました。私は弟の10年間をまともに知らない姉です。でもこれらすべてが、私の現実であり、フツウであることを、普通の人はフツウに理解できないことも承知の上で、初めて言ってみる。
わかるよわかるよ辛かったねえって言われても、私はでもあなたのそのフツウが理解できないよって話なの。そうでしょ。だからそもそも同情が欲しいんじゃなくて、
でもなんとか生きてるし、今は心の底から楽しいよって、
知って欲しいだけ。
こういうことは正に、
同情するならなんちゃら、なので。
これ、高校卒業したらどこかで言いたかったことのひとつでした。改まって話す必要も無いし誰にも言ったことない、初めて。誰もみなくたって良いし、誰かがひっそり知っていてくれたらそれでいいと思う。スッキリしたかも。うん
これで悔いなく、18歳もおわりにできそうです。というかいつのまに終わっちゃってた。
ハッピーバースデー
18歳、最後の夜 でした。
−−−
(再)
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【 postscript 】
手直し無し、18歳のわたし。
あの時の温度のまま残したいのです。
なにもかもがわたしの人生で、
これからもきっとわたしの人生。
誰かの人生を歩むことだけは絶対にしたくない。
両親は離婚する時、どんな気持ちだったのだろうか。
わたしはフツウの幸せを得られるだろうか。
常に、切望しているのだ。
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