非暴力(アヒムサ)1
ヨガ哲学の非暴力はほかの教えの土台となる肝心な部分です。
暴力を人にも自分にもぶつけない。
自分の未熟さや怒りを人にぶつけない。
自分も人も大切にしていくことが、この教えで説かれていることです。
アヒムサを考えるとき、大切なのはまず自分の状態を整えること。
自分の状態が整っていないから、自分を追い詰めてしまったり、人にぶつかってしまうことはありませんか??
私がヨガの前に良く読んでいるティクナットハン(マインドフルネスを広めたお坊さん)の「愛する」という本にはこんな一文があります。
誰かに幸せを分け与えるためには、まずあなた自身が幸せでなくてはなりません。
ありのままの自分を受け入れ、愛し、癒すことを知り、あなた自身が帰ることのできる心の居場所を、自分の中に持ってください。
(中略)
そうして、初めて、あなたはほかの誰かへと幸せを分け与えることができるようになるのです。
私たち人って、なぜか時に自分に厳しすぎ、自分を追い詰めてしまうことがあります。
追い詰められている人と一緒にいるとき、いったい誰が安心できるのか、ちょっと考えたらわかることなのに。
無理をして微笑んでも、その辛さはどこかで伝わってしまいます。
非暴力の教えを守るためには、自分自身をまずは深く見つめ、どうしたら幸せになれるのか、ちょっとでもよい状態になれるのか気づく練習が必要です。
ヨガを通して、私はそういう気づきを伝えられたらなぁと思っています。
まだまだ、私も気づきの旅の途中、だから、一緒に自分の快適をと幸せを探していきましょう。
非暴力アヒムサについては書くことがたくさんあるので、また次回につなげます。