闘鷲降臨~横綱相撲(21-22Game34)#FE名古屋
相手のシュートが入っても慌てず騒がず、守備を締めてキッチリ差をつける。これを横綱相撲と言わずして何と言う。
FE名古屋 104-72 福岡
なかなか守備でハマらず、攻撃の出来で逃げ切った前日。修正する、という川辺HCのコメントは果たされるのか。
1Q。守備はある程度プレッシャーがかかるものの、タフショットを次々決める福岡。わずか2分30秒で大黒柱のジョーダンをファウルトラブルで失いつつも、白戸中心にシュートを決め続けて最初の5分は主導権を握る。
ただ、しっかり守ったうえで、チームとしては「相手のシュートが入っている」という認識だったのではないだろうか。そして、こちら側のほうが攻撃の質は上であることも。果たして、その後の3分は12-0のランで逆に10点のリードを作ることに成功。
この日はジョーダンがファウルトラブルである影響もあってか、前日ほどの攻撃のキレが福岡に見られない。その間FE名古屋はクウェリと相馬で21点とたたき出すなど、効率的な攻撃で得点を積み重ね、さらにリードを拡大。
得点的には前日と似たような数字だったが、この日は3Qに緩まなかったことも素晴らしかった。福岡も相変わらず好調の白戸がシュートを決め続けるものの、FEはランダルがそれを上回る17Ptsでさらに突き放す。結果として4Qも同様のペースで全く福岡を寄せ付けなかったFE。最後は前日デビューした宮本に得点を取りに行かせる余裕。宮本もそれにこたえて6得点し、10連勝を達成した。
雑感
やらせたくないことをやらせてないなら慌てる必要はない、みたいな
この日の序盤は相手の攻撃は成功していた。ただし、やらせたくないことはやらせなかった、そのうえで。やりたいことができていない場合、再現性は低いわけで、そこで慌てる必要がない場合も多い。今日のFEはそういう風に振舞って、実際に顔色一つ変えずひっくり返して見せた、そこに大きな成長を感じるゲームになった。