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闘鷲降臨~試合ができたことが一番の収穫(21-22Game31-32)#FE名古屋

あと、笹山が復帰できたことも。

Game1 FE名古屋 86-48 東京Z

Game2 FE名古屋 126-53 東京Z

雑感

試合が出来たことを喜びましょう

 月半ばにcovid-19の陽性者が判明、予期せぬ休みを余儀なくされたFE名古屋。明けて仙台戦はプレーできたものの、広がる感染により東京Z戦の前の3試合は中止となっていた。
 拡大の初期に陽性者を出してしまったFE名古屋だが、厳しい状況は東京Z側の方も同様。結局のところ、東京Z側は前回の試合からほぼ1カ月経過、しかも外国籍選手をまるっと欠き、プレーできるのはわずか8人という状況での対戦となってしまった。ゆえに、正直なところ今回の対戦については点差について語ることに意味はないと考えている。ともかく、開催できたことに感謝を、こぎつけてくれたチームに敬意を。

獅子は全力で兎のゾーンを攻略する

 ということで、少ない人数、しかもビッグマンがまるっといない状態では、ファウルをせずにインサイドを守ることは容易ではない。東京Zが敷いたゾーンはそういう苦しい台所事情を反映したものだったように思う。そうなると東京Zはとにかくインサイドは挟んでファウルをしないように潰し、外はある程度自由にやらせる、が守り方の基本線。ここで外が空いているからと打ってもらい、外してもらえばチャンスがあるよね、という形だ。

 PnRにおける「ドロップ」という守り方にしろ、ゾーンで外をある程度捨てる形にしろ、リング近いところは簡単にやらせないが、少し離れたところは「入れれるもんなら入れてみろ」という形。これが、シュートが苦手だったり、得意でも少しリズムが狂ったりすると躓くことはよくある。これを防ぐためには、相手の敷いてる罠を噛み破る、噛み破れなくてもあえて攻めていくことで、いつも通りのリズムを維持し、外のシュートが当たるのを待つ、ということが必要。

 越谷のバッツがやるようなドロップしての「ひとりゾーン」の場合、噛み破るにも一苦労なんだけど、今回はサイズに劣るゾーンとあって、一部の選手以外は通常通りのゾーンアタックでインサイドを突くことが出来ていた。
(参考資料にこちらもどうぞ)

これが最終的に点差を離せた大きな要因だろう。難しいけど、相手に合わせず普段通り全力、が一番必要なことなのかもしれない。

大器・山ノ内勇登ウィリアムス

 昨年秋にアスフレと契約した山ノ内勇登ウィリアムス。207cm104kgという体格に加え、動きも軽くスキルもある彼は間違いなく大器と言えるだろう。今回はチームで数少ないビッグマンとしてFEの強力外国籍選手に対抗。経験不足からファウルを誘われるシーンも散見されたが、外のシュートにドリブル、キャッチングなどの巧みさ、そしてダイブから相手の隙間をすり抜けダンクを叩き込む瞬発力と、魅力満載のプレーを見せてくれた。

 昨季のケイン・ロバーツ同様アメリカの大学に向けて羽ばたくことを志しているのだろうけど、見た限りでは十分にその目的は果たされそうだし、なんなら八村のようになってもおかしくない選手。先が楽しみな素材をまた一人目の当たりにした。 

今節の評価

HCコメント


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Nacky a.k.a. 青井高平
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