余裕がなくていっぱいいっぱいになってしまう時は
休むことが本当に苦手…
頑張り過ぎてキャパオーバー…
自分のことを後回しにしてしまう生活…
気合と根性でやりくりしてきたけど
このままじゃマズイ……
”がんばりやさん”
なんて言葉では片付けられないくらいがんばっているあなたに届けたくて、今日は記事を書いています。
▼この記事を書いた人
元保育士のフリーランスコーチ。働き方やセカンドキャリア、フリーランス1歩目のサポートをしています。保育士として人生捧げる→働きすぎて限界→キャリア迷子→裸足のままフリーランスへ。
保育士をやめてフリーランスのコーチとして活動を始めてしばらくは、自分のプロフィールに『モットーは”自分を犠牲にしない”』と掲げていたくらいには、
働くことで自分を潰さないこと、仕事に生活の舵を握られないことは、私にとって最重要事項でした。
働きづめの保育士生活
保育士時代はガリガリ働くような仕事スタイルで。自分の守備範囲外に転がってきたボールもすべて拾って処理するような働き方でした。
当然、評価はされる。それを自分が望んでいるならよかったのですが、私はそんな自分に酔いしれながらもいつも鬱憤を抱えていました。
人からの承認や評価のために仕事をしてしまう自分。
そんな自分が大嫌いでした。
おまけに完璧主義で妥協が許せないこと、プライドが高く失敗できないこと。それらも相まって、私はどんどん潰れていきました。
完璧主義をやめなきゃ
このままじゃダメだ
このままじゃ、
私はずっと仕事に自分をころされ続ける
少し妥協しながら緩めながら働こうと何度も試みました。でも、どうにもなりませんでした。意識だけじゃなにも変わらなかったのです。
”なぜみんなは私と同じ温度感で働いてくれないのだろう”
そして
”なぜ私はみんなのように仕事に手を抜くことができないのだろう”
不満ばかりを抱える保育士生活だったように思います。
これは転職をしても変わりませんでした。３度目の転職に失敗したとき「私は会社という組織の中で働くことは向いていない」と、自分に社会不適合者と名前をつけ、保育士（会社員）という社会からドロップアウトしました。
働きづめになっていたけれど
最近「エッセンシャル思考」という本を読みました。もっと早くに出会いたかった本ランキング１位に君臨するくらい、今の私に大ヒットしていて。クライアントさんはじめ色んな方に布教しています。
過言でもなんでもなく、この本さえあれば私たちの人生はこれから全てうまくいくのではないかと思っているくらいです。笑
エッセンシャル思考を読んで一番に思ったことは「私の人生にはいかに無駄なことが多かったか」ということ。
どれだけの時間を、私がしなくてもいい仕事や私の人生に必要のないことに使ってきたのだろうと。自分の時間をどれほど雑に扱ってきたのだろうと。
サーッと血の気が引くくらいには怖くなりました。
もちろん自分の過ごしてきた時間、人生、それらすべてが今の私を作ってくれているので後悔をしているわけではありません。少なからずその時間を過ごしていなければ今の私はいないので。
ただ、怖くなったのです。
きっとこの記事を読んでくれているあなたは、人の期待を背負いながらめちゃくちゃ頑張っていて、自分を犠牲にしてでも毎日をこなしている人だと思います。
仕事だけに限らず家事、育児、介護、その他もろもろ。私たちには生きているだけで、息を吸うだけでやらなきゃいけないことがたくさんありますもんね。
そして私たちはきっと、自分の気合と根性でやりくりしてしまう。そしてやりくりできないときは「自分の頑張りが足りない」と責めてしまう。
そんな生活に嫌気がさすこともあると思います。私もそうでした、ずっと。
このままじゃダメだということはなんとなくわかってるんですよね。気合と根性に頼る生活はいつか限界が来る。私自身も「パワーで押し切って息切れ」→「チャージしてまた走り出す」を繰り返していました。
だけど、なんの解決にもなってなかったように思います。
闇雲に、会社・または相手を変えようとしたこともありました。だけどそれにはものすごく労力が必要で。自分一人の力でどうにかできる問題ではないことばかり。だから自分が変わる、または我慢するしかないのだと飲み込んでしまっていたのだと思います。
「何をするか」ではなく「何をしないか」
エッセンシャル思考を読んで、今まで私が抱えていた問題を綺麗さっぱり解決する方法が見つかったように思います。
それが「何をするか」ではなく「何をしないか」ということ。
（ここからめっちゃ大事！）
例えば、保育士時代を思い返すと、どの時間にこのタスクをねじ込むか…睡眠を何時間削れば終えられそうか…と、何をするかはもう決まっていて、２４時間をどう組み立てていくかを考える生活だったように思うのです。
うまく予定通りに進むことなんてほとんどなくて、結局自己嫌悪なんですけどね。
エッセンシャル思考を読んでここ２週間ほど「何をするか」ではなく「何をしないか」を考える生活にシフトしています。
２４時間の生活を全てこまかーく書き出して、必要のないものは”しない”生活に切り替えいています。
何かをする前には、いちいち「これ、私の人生に必要なことなん？？ほんまにほんまか？？？」と自分に確認を入れています。
そうすると取捨選択ができます。「これ、私がやらなくてもいいよね」「これ、今は必要ないよね」と思うものには”しない”ができる。
これ、ほんとすごくて。
今まで「ナイナイ」と思っていた時間が、めちゃくちゃあることに気づいたんです。
いちいち…本当しつこいくらいに「これ、私の人生に必要なことなんですか？？どうなの私！！？？？」と確認しているので、２４時間の中に自分が必要だと思うことだけをする生活ができて。毎日が本当にすがすがしーくなってきています。
もちろん、それって、今まで必要だと思っていたものを受け入れないようにしたり、誰かのためだと思ってしていた行為を止めることになるので、少なからず心を鬼にしないといけない場面もあると思うんです。
私も自分のために、ついこの間、１つ大きなものを捨てました。無事、鬼になりやした！
それによって傷つけてしまった人、迷惑をかけてしまった人がいます。やるせないし不甲斐ないです。悔しい気持ちでどうしようもなくて、とりあえず一晩は泣いた（ほんまによく泣く）
まだまだ修行中！
鬼になれば済んだ話
私ね、今までの人生で”自分が鬼になれば済んだこと”が山のようにあることに気づいたんです。
白黒はっきり割り切ればよかったこと
曖昧にせずにはっきりさせておけばよかったこと
うやむやなまま我慢しなければよかったこと
自分が鬼にならなかったせいで、どれだけの時間を無駄にしてきてしまったのだろうと。そしてどれだけの人を巻き込んできただろうと。
私たちにとって鬼になることは簡単ではないかもしれません。鬼じゃないことで褒められ評価され生きてきたからねん！
残りの人生を
人生ってほんとあっという間だな、と思います。噛み締めないとあっという間に過ぎていく。
（もう９月だなんて……信じられない………）
私は人生を終えるとき「やりきったぜ〜！」ってバンザイして終わりたい。そのためにも自分の人生を生きなきゃならんのですよ。
あれこれやってる時間はないと思っていて。本当に自分にとって大切で必要なことをやっていきたいですよね。
私たちはそろそろ自分のために時間を使っていい。今まで我慢してきたこと、飲み込んできたこと、たくさんあると思います。
自分のために生きていい。そして、それがまた誰かのためになる。
＊
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◾️河北あおい
元保育士のフリーランスコーチ。働き方やセカンドキャリア、フリーランス1歩目のサポートをしています。保育士として人生捧げる→働きすぎて限界→キャリア迷子→裸足のままフリーランスへ。
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