保育士の人間関係がこじれてしまう理由
こんにちは、元保育士の河北です。
はじめに
この記事では、
「人間関係がうまくいく方法」
ではなく、
それよりももっと手前にある
「人間関係がこじれてしまう理由」
を書いていこうと思います。
物事によっては理由を探したり、原因を深く追求することってよくないこともあるけれど、このことに関してもは原因を知ることで少し楽になれる気がするから。
私は楽になったので共有をば!
その理由は2つあると思っていて、
1つ目が「長い時間一緒にいすぎ」ということと
2つ目が「保育には正解がない」ということ。
これらがぐちゃぐちゃに絡み合って、保育士の「特殊な人間関係」が生まれちゃうのではないかと思っております。
長い時間一緒にいすぎ
仕事をしている時間を8時間だとすると、そのほとんどの時間を一緒に担任を持っている先生や補助に入ってくださる先生と過ごしますよね。
家族だって8時間ずっと一緒にいるのは長く感じるもの。「育ってきた環境」も「価値観」も「考え方」もなにもかも違う人とずっと一緒に過ごすのは、きっと至難のわざなのです。
しかも、保育室というせまい空間の中で長い時間過ごすことになる。
大好きな恋人でさえ、長く一緒にいると合わない部分が見えてくる。一緒にいすぎるとたまには離れたくなる。いいところだけじゃなく嫌なところも見えてきちゃうよね。
すこし前に、なにかの講演の動画で見たのだけど(探しても見つからなかった...。たぶんイジメられている子に対しての講演だったかと思う)
その内容は、
というもので。
だってそれは、
と。
私たちにも置き換えられる話だよね。
たまたま同じ時代に生まれて
たまたま通える範囲に住んでいて
たまたま同じ園に就職して
たまたま同じクラスになった
ただそれだけの話で。
だけど保育士として過ごしていると、目の前にいる小さな怪獣たちを、そのクラスにいる先生みんなで、責任を持って見なくちゃいけない。
その責任感から、子どもたちのために相手の先生のこともわかろうとするし、うまくやらなきゃ!って思っちゃう。
だけどさ、急に電車で隣の席になったあの人と「今日からよろしく!がんばっていこうぜ!」とはなれなくてあたりまえなんだよね。
保育に正解はない
ご存じのとおり、保育って正解がないじゃないですか。
あの先生の関わり方も、この先生の接し方も、「あれもこれも正解かもしれない…」という中で、保育をしていますよね。
それが自分の保育観とか大事にしているものと大きくズレていると「あの先生とは合わない...」となることもあるかと思うんです。
しかも子ども相手という特性上、自分(それぞれの保育士)の経験から、「こうなってほしい」とか「こう接したい」というものがあることも多い。
園の理念や方針に共感していたとしても、現場単位で見るとそれを体現できていないことがほとんどですし。
でもね、冷静になって考えてみると、
それぞれの先生がそれぞれの「これじゃないかな?」と思う正解の中で保育をしているんじゃないだろうか、と思うんです。
どの先生も「子どもにとってマイナスになるであろうこと」を意図してはしないんですよね。
みんな子どもの成長を願っていて子どものことを考えて今一番に取れる選択肢の中で保育をしている。
結局、みんな思いは一緒なのだと。
まとめ
これらが私たちの人間関係を邪魔していることを心に留めてもらえると嬉しいなって!
私は「まあ上手くやれなくてあたりまえだよな〜」「そんなもんだよな〜」「しょうがないよな〜」と思えるようになったので。
この記事をひとつ、心に留めておいていただけると幸いでございます🐒
それでは今日も一日お疲れ様です☕️
ーーーーー
✉️こちらから河北と直接お話できます
ポチッと押すと、公式ラインが現れます。
いただいたご質問やご相談には、大切にお返事させてもらっています。
公式LINE→https://lin.ee/2rwh1la
📻ラジオやってます
https://stand.fm/channels/624cba657cd2c74328b86d5c
タメになること・ならないこと
ゆるゆる話してます。
家事や移動のおともにしてね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?