元ボロボロ保育士に営業本部長から連絡が来た話
いつもよりちょっと長くなりました。
飛ばしながらでいいので、最後まで読んでほしいです
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今から1ヶ月ほど前、
お問合わせの窓口としている公式LINEの通知が鳴った。
「いつか河北さんのラジオに出させてください」
私はnoteのほかに、ラジオでも発信をしている。そのラジオで一緒に対談を、との話だった。
LINEにはその方のnoteのリンクが貼られていた。
”営業本部長”
プロフィールに書かれていたそのゴツイ肩書きに、怖気付いた。
同時に私の頭にはハテナが100個ほど浮かんだ。
ん???営業本部長?????そんなキラッキラでメラッメラな人がなぜ私に?????誰かと間違われてる???
私は転職ばかりのボロボロ保育士。
自分に”社会不適合者”と名前をつけて、「もう生きていく道はフリーランスしかない」と社会から逃げ続けた先が今である。
今はフリーのコーチをしているけれど、駆け出しも駆け出しだ。
「きっと何かの間違いだろう」
そう思った。
だって業界が違いすぎる
バックボーンも違いすぎる
(たぶん)性格も違いすぎる
でも、どうやら間違いではなかった。
そのLINEは、私に宛てたものだった。
立場、肩書き、役職、職業
少しだけ私の話を。
これまでの私は、ずっとずっと誰かと比べながら生きてきました。
学生の頃は、学級委員や生徒会、部活のリーダーなど、とにかく一番に選ばれたくて仕方がなくて。
社会に出て保育士になってからもそれは顕著で、クラスのリーダーになること、主担任になること、幹部になること、とにかく役職や立場だけを追い求めて生きてきたのです。
誰かと比べて生きてきた私には、委員長やリーダーなど名前のつくものは、”人よりも優れている”というわかりやすい証明。安心材料でした。
人よりも優れていること
人よりも強いこと
これらは”私”という存在に名前をつけ、価値となり、守ってくれました。
その後、保育士を辞めますが、自分がこれまで保育士をしていたことを知られることに抵抗を感じるようになりました。
それは、保育士の社会的地位を低く見積もっていたから。
「外の世界に出たら、きっと保育士だった私は弱い。私は舐められる」
大好きな仕事だけど、愛していた仕事だけど、無意識のうちにそう思い込んでいたのです。
肩書きや職業に、囚われ続けていました。
舐められないための戦略
保育士をやめてフリーランスという生き方を選びこの世界に飛び込んでからは、その思いが一層強くなりました。
保育士はビジネスとは真逆の世界。
「この世界での私はもっともっと弱い。保育士だった私はきっと舐められているし、相手にしてもらえない」
言葉にしたことはありませんが、ずっとそんな不安を抱えたままでいました。
(あくまでも、ひねくれにひねくれた私の考えです)
しかも私は形のある商品を売っているわけではなく「自分の対話、自分との関わり」を売っている。
保育士といった職業だけではなく、今までの経験、考えてきたこと、それらを全てを統合した「私」が商品になる。
駆け出しという立場
役職はもちろんない
あってないような肩書き
職業もよくわかんない
私を証明するものはなにもない。
安心させてくれる材料もない。
いつも”名前”を頼りに生きてきた私にとって、今の私には後ろ盾がなさすぎる。
それも”舐められている”という思いを助長させました。
だから舐められないように、「私は弱いです」「私は強くありません」「私は敵ではありません」「私はなにもできません」と、
「あなたより弱い人間です。舐められていることは知っています、だから舐めないでください」と、自分から予防線を張って。
そうやって弱い顔をして過ごしてきました。
「なぜ自信のない顔をするの?」「なぜ自分のことを過小評価するの?」と、いろんな方に言っていただきますが、弱い顔をすること、へりくだることことは、舐められないための戦略だったのだと思います。
ただ私だけが
ですが、クライアントになってくれた方も、お問い合わせをくださる方も、いろんなご縁で関わらせていただくことになった方たちも……
私のことを「保育士だから」「キャリアが不透明だから」といった見方はされません。
まっすぐに、私の話を聞いてくださり覚えていてくださり、力を貸してくださる。
「河北さんの言っていたこと実践してみました!」
「河北さんのあの言葉に勇気をもらえました!」
こんなふうに私の言葉をしっかり受けとってくださる。
体験セッションをすると「私の体験セッションを受けたこと」、ただその行為を1記事にして、noteに書き記してくださる方が何名もいる。
私を通して自分の人生に向き合おうとされる方、色んなことを与えてくださる方。それぞれの立場から私とまっすぐに関わってくださっていて。
「保育士だったから」「駆け出しだから」と表面的な部分で判断はされません。
それなのに、私が私のことを「保育士だったから」「何も持っていないから」とずっと卑下し続けていたんです。
私が、
ただ1人私だけが、
私自身のことを表面的な部分だけで判断している
それに気づいたのです。
気づいた時はゾッとしました。
つい1週間ほど前のことです。
私は、自分の表面的な部分だけで自分のことをジャッジしている。
そして私は、私がジャッジした私で、人と関わってきたのだと。とんでもない失礼をぶちかましているじゃないかと。
気づいた時は身震いしました。
そして、話を戻します。
1ヶ月前にLINEをくれた営業本部長のその方が、私のソレに最後のトドメを刺してくれたのです。
お悩み解決コーチ しんもんさん
営業本部長である彼の名は しんもんさん。
「ラジオに出させてください」と連絡をいただき、彼が営業本部長だと知った私は、彼ほどの人が私のラジオに出ることになんの目的があるんだ???と、頭にハテナを浮かべました。
”きっと舐められてるんだ””そしてカモにされるのかもしれない…”という気持ちが前面に出てしまって。(その節は大変大変失礼しました)
そこから話をさせていただく中で、今後コーチとして活動予定だということをお聞きし、そして彼の人柄を知っていき。紆余曲折ありラジオで対談することが決まりました。
そして対談前日の夜、
「明日はよろしくお願いします」とLINEをすると、これが返ってきた。
とんだサプライズだった。
ラジオでの対談が決まったとき、私はしんもんさんに『しんもんさん、ラジオでは「コーチしてます!」って言っちゃいましょうよ〜!』と言った。
それを覚えてくださっていたのだ。
しんもんさんは対談が決まってから当日までの2週間足らずで、コーチとして活動を開始し、サービスをリリースされていて。
とんでもない行動力に脱帽した。
そして私は、年上の営業本部長である方が、ボロボロ保育士だった駆け出しコーチの言葉をちゃんと受けとって下さっていたことが信じられなくて。
嬉しかった。
本当に嬉しかった。
彼のキャリアや持っているスキル、そして肩書きは、私が生まれ変わってもどれだけ願ってもきっと手に入れられない。
私は勝手にしんもんさんと自分を比べて、彼の肩書きや役職、職業に怖気付いて。
だけどしんもんさんは、自分の持っているものと私の持っているものを比べていない。
しんもんさんはそういった表面的な部分じゃなくて、もっと本質的な人間的な部分を見てくださっている。
「私は相手にしてもらえない」と思っていたのは私だけで、「舐められている」と思っていたのも私だけで。
ずっといろんなものに囚われて、肩書きや役職、職業だけを見て、大事な大事な根っこの部分を見ようとしていなかった。
彼のゴツイ肩書きを見て、彼自身を見ずに勝手に判断していたのは私の方だ。
なんてこったい。
私はとんでもない間違いをしていた。
人間的な部分を
人として大事なこと、コーチとして一番の根っこになる部分。
忘れかけていたなにか、絶対に忘れてはいけないこと。
それを心に刻みこまれた。
しんもんさんは、ぐいぐい引っぱってくれる熱すぎるほどの熱血コーチだ。
エネルギーとバイタリティ、とんでもないパワーで満ち溢れている。
だけど痛みも弱さも、ちゃんとわかってくれる。優しいコーチだった。
多くは語りません。ぜひラジオを。
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