貴方だけじゃないと伝えたかったから。再びのFMもなか①
再びFMもなかにお呼び頂きました。
「またぜひ」って言われてたけど、ホントに2回目があるとは実は思ってなかったです。笑
前回バカンス中だったYukaさんも揃い、今回は3人で。Yukiさんは2度目ましてですが、Yukaさんは大学院の同期・協力隊試験の隣同士と結構ご縁があったりします。そのせいで初っ端からちょっと脱線しました。
この先収録内容の話ですーーーーーーーーーーー
早速訂正です。今後の進路で「辞退かな」と言ってたのですが、諸事情あって「待機延長」にしました。なので任期の2021年1月29日までは隊員です。もう少し、エチオピアのことを勉強して・考えて・話していたいと思います。
ラジオの中でも話しましたが、国際協力やエチオピアのことを考えてたり話したりできるようになるまで自分が思った以上の時間が要りました。
この昨年10月からの4月まで退避して、戻って、退避して、戻って、任地内退避して、引き上げして、新配属先がなかなか決まらなくて、居場所が定まらなくて、最後には日本に帰ってきてしまいました。
悲しいし悔しいし申し訳ないし不安もあるし、なにもかもやりかけの私は何なのだろう。私はエチオピアからたくさん学ばせてもらったけれど、エチオピアに何を返せたのだろう。考えていたら嫌になってしまって。
11月にルワンダで虐殺について学んだ時のこともものすごく思い出しました。キガリの資料館にあったんです。「多くの人々が虐殺される中、ルワンダに滞在していた外国人たちはどんどん引き上げていった。世界の人は私たちを見捨てたと感じた。」というパネルが。
私は、その時帰った人たちと何が違うんでしょうね。
「そこは危ないから」と場所を変えて、もう一度変えて。
私には「違う場所」という選択肢があることにとても安心するのに、それがとてもつらかった。
そんなだったのが、「動けるかも。動きたいかも。」と思い始めたのが7月に入ったころ。最近ともいいます。
そんなときにYukiさんから「またいかがですか」と声をかけて頂いたのでお受けしました。直接言わなかったんですけど、なんで出たかというと「何もしたくなかったのは貴方だけじゃない」と伝えたかったからです。
活動報告会とか今やっている活動の共有会のお誘いがよく来るんですけど、あれで罪悪感感じる人もいるんじゃないかな。「自分は今なにもしてない」とか。「任地でなにもできなかった」とか。
私がそんなでした。
こういう話、あんまり聞かない気がするんですよね。
事務局から「こころの相談室」使えます!という案内はありましたが、外部委託だし。元隊員の体験談は大体「成し遂げた話」だしな…。動ける人同士は繋がる機会があるけど、動けない人にはないよなぁ。
かくいう私も。退避・引き上げ中もnoteは書いてたけど、協力隊マガジンには載せられずにいたりしました。暗くて重くて。
思い出すと毎回悲しくなるし、話すと毎回相手が微妙な雰囲気になるんですけど、誰かが話さないとずっと知られない側面のままなのかも、と思って今後話すようにしていく方針です。FMもなかはその第1歩です。
収録終えたあとのYukiさんのnoteに似たようなことが書いてありました。
JICAの○○さん、国際機関の○○さん、協力隊の○○さんとかいう肩書付きで、よそいきの言葉で公式発表的な話を聞きたいのではなく、一個人として、一人の人間として、途上国で、たった1人で、異文化の中で外国人として、いろんな理不尽に巻き込まれたり、弱音を吐いたり、抗おうとした話が聞きたいわけです。(上記noteより引用)
知らないところで方向性が合ってました。
でもさぁ、収録前に言ってくれたらもうちょっと色々話すこと変わったと思うんですよ(業務連絡)。
長くなってしまいましたが、そんなこんなで2度目のFMもなかです。3人いると話し方が変わるという発見がありました。前回に比べちょっと落ち着いた雰囲気を醸せた気がします(本人比)。
まだ前を向けなくても、それもいいと思います。
動けないんだよね、しんどいんだよねって話したい人は話しかけてみてください。
あと、「つらい」や「悲しい」は絶対評価でいいと思います。誰かと比べたら自分はまだ大したことない、と思っても自分がつらいならそれは認めてあげましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?