やさしい気持ちを選びたい

「かわいい、なかよく、思いやり」

髙井つき奈ちゃんが教えてくれた、大事な言葉だ。この原典は、サンリオの理念にあるらしい。サンリオHPの『いちごの王さまからのメッセージ』には、こんな説明がある。

キティちゃんは世界中の人に、『かわいい』『なかよく』『助け合い』の３つのメッセージをいつも伝えてくれている存在です。
キティちゃんがみんなに伝えている『かわいい』は、容姿や恰好のことではなく、態度や言葉遣いを含めて周りの人から愛される人になってほしいということ。
キティちゃんの左耳の赤いリボンには『結ぶ』＝『なかよく』の意味が込められていて、心を結ぶことは、みんなが仲良くなること。キティちゃんのリボンは仲良しの印なのです。
キティちゃんは『助け合い』の大切さをみんなに知ってもらいたいと思っています。キティちゃんに口が描かれていないのは『助け合い』の気持ちは言葉だけでなく、態度で示すことが大事だということ。
この3つのメッセージがキティちゃんには込められているのです。

ここ数日ネット上に溢れているトゲトゲした言葉をたくさん目にしたら、流れ弾を浴びてなんだか疲れてしまった。昨日「どんな気分でいるかは選べる」と書いたように、どんな気分でいるか、どんな気持ちでいるか、どんな考えを選ぶかは、自分で決められる。私は、どんな気持ちで居たいかな。

やさしくなれない日もあるけれど、それでもやさしい気持ちを選びたいな、と思う。そう思えるのは、髙井つき奈ちゃん（アイドルプロデューサー兼メンバー）の影響が大きい。つき奈ちゃんは、いつも「やさしい気持ちを選んでいる」人だと思う。自分が大事にしていることを、言葉を変え見方の角度を変え、何度でも伝えてくれる。とても注意深く、本当の気持ちが伝わるように、慎重に丁寧に大切に、言葉を選んでいる人。相手の言葉の奥にも想いがあることを、汲み取ろうとしている人。

つき奈ちゃんの言葉には、「かわいい」「好き」「だいすき」「やさしく」「会いたい」がたくさん出てくる。大好きなものを見つけるのが得意な人だし、大好きなものを大好きだと表明する強さがある人。そして、それを行動で示せる人。

寒い日に誰かと会うとき、待ち合わせ場所に着いた瞬間にポケットで温めておいたホッカイロを相手に渡してあげるとか、最高すぎじゃない？自分が美味しいと思ったコンビニスイーツを、会う直前に買って「半分こしよ！」って渡すのもかわいすぎる。

「自分にも、他人にも、どうかやさしく生きてね。」

私は、そう言ってくれるつき奈ちゃんが好きだ。つき奈ちゃんの言葉が、夜空に浮かぶお月さまみたいに心を照らしてくれる。

みんなに元気を与えたい、周りの人を笑顔にしたい、喜んでほしい、いつもまっすぐに生きて好きな人となかよくいたい、何か起きた相手には自然に手を差し伸べたい。

これらは全部全部きれいごとみたいで、そんなに人間単純じゃないよって思うときもある。もっとどす黒い心や泥臭いところや情けなくてダサい面もあるのが人間だって、もちろんわかっている。それでも、きれいごとの力を信じたいと思うのも、本当の気持ちだ。

だって、つき奈ちゃんや、たくさんのかわいいアイドルたちや、近くに居てくれる素敵な人たちのあたたかい心遣いで、私自身がたくさん元気づけられてきたから。きれいごとはまぎれもなく綺麗で力強くて、届くべきところに届くから。やさしい気持ちの連鎖で、心があたたかくなる世界を選びたい。

どんな気持ちで過ごしてもいいのだけれど、それでも誰かと一緒にいる時間は、誰かに何かを伝えるときは、やさしい気持ちで居たい。楽しい気持ちを、ありがとうの気持ちを、大好きな気持ちを伝えよう。自分でも見失っちゃうときがあるから、忘れないように、ここを道標にしてね。