当たり前になってほしい働き方「短時間正社員」
noteの記事を読んでいて、「短時間正社員」という言葉を知りました。
NHKでも取り上げられていたようです。
短時間正社員とは
そもそも「短時間正社員」とは何か?
一般的には、正社員=週5フルタイムの働き方だと思います。
一方、短時間正社員は、フルタイムで働くことが難しい場合でも、社会保険が適用されるなど正社員と同じ条件で働くことができるというもの。
「月60時間」や「週2日」の勤務など、極端に短い労働時間でも正社員として雇用できるのが特徴です。
厚生労働省は、
*フルタイムの正社員と比べて1週間の労働時間が短く
*期間の定めのない労働契約を結んでいることや
*時間あたりの基本給に加え、ボーナスや退職金などの算定方法が同じ職種のフルタイムの正社員と同じであること
を条件として定めています。
正社員でフルタイム以外の働き方というと、育児や介護での時短勤務ですが、これと違い、短時間で働く理由に制限がないのも特徴。
つまり、もっと学ぶ時間がほしいとか、定年退職後に短時間だけ働きたいとか。
いろいろな場面で活用できます!
パートタイマーとの違い
では、短時間勤務であるパートやアルバイトとどう違うの?という話。
パートなどの非正規労働の場合、勤務時間などで、社会保険に加入するのに条件があります。
なので130万円の壁〜などがあるんですよね。
「短時間正社員」の場合、就業規則に規定などが明記されていれば、労働時間の長さにかかわらず加入することになります。
手取りが減る!と思ってしまいますが、最近はパートなどでもどんどん社会保険に加入させようという風潮。
短時間×扶養範囲内で働くという方法は、だんだん難しくなってきているように感じます。
企業にとってのメリット
人材確保は最近あちこちで聞かれるワード。
人口減なのだから、当然の話です。
かつ、コロナ臥明けたら、東京一極集中の流れがまた復活してきているし。
地方、どうするの?
という現状。
そんな中でこの制度を取り入れることは、出産や介護を理由に社員が退職することを防げたり、短時間でも正社員として働きたい人を確保できたりと、人材確保につなげることができます。
柔軟な働き方ができること自体が、その企業の価値として魅力的に映る効果も期待できますよね。
個人にとってのメリット
正社員のメリットのひとつは安定。
短時間正社員なら、労働時間を自由に設定しながら正社員と同じように安定した労働条件を得ることができるのは大きなメリットだと思います。
自分を取り巻く状況が変わっても、働き方を変えることで対応できたらキャリアを途切れさせずにすむ可能性が上がります。
私の希望
私はこの働き方、大賛成です。
当たり前になってほしいし、全職場に導入してほしい。速やかに。
安定や一定レベルの収入を得るなら、正社員で。フルタイムで。
フルタイムがムリならパートで。非正規で。
という二者択一のような現在の働き方。社会システム。
これって少子化ーとかいわれている世の中に合わないと思うし、1個人としては窮屈!と感じています。
かといってフリーランスだと、国保が高かったり会社員に比べると保障が薄かったり…
全員が選べるわけではない。
なので、会社員だけど、正社員だけど、フルタイムより少なく働けるという形態はものすごく良いと思います。
人材確保したい企業にとっても、働き方を柔軟に選べる個人にとってもいいことだと思う。
こういうのって大企業から始めそうだけど、本当は中小企業だからこそより意味がある、より取り入れるべきものではないかと思います。
地方の中小企業に広がるように。
企業自身もだけど、自治体が主導することで促進する部分が大きい内容だと思うので。
ぜひぜひ自治体には勧めてもらいたい。
心から、推進してほしい働き方です!