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『はたらく』と『マネタイズ』について
こんばんは、あおはるです。
10年くらい前からIT界隈でよく耳にするマネタイズという言葉。
調べると、ネット上の無料サービスから収益化する方法とあり、以下のようなWebサービスの仕組みが代表例ですが、
・無料のWebサービスを作る(例えば情報サイト)
・Webサービスに人が集まる
・広告を掲載し、広告収入を得る(ここがマネタイズ)
ここから拡大し、無料に限らず何らかのコンテンツやサービスをいかに収益化するかという意味合いでも使われています。
本日は、 #はたらくを自由に をテーマに、『はたらく』と『マネタイズ』について書いてみます。
はたらくとは?
なぜ働いているのか、という問いはとても難しい。
対価を得るために価値を提供することとした場合、対価にはやりがいとか成長とか色々とありますが、今回はお金を得るために価値を提供することに絞ります。
先んじて結論を頭出ししますと、自由にという結びにするにあたって、お金は二次的な要素ですが大きな要素であることは間違いないためです。
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マネタイズとは?
これは私の所感ですが、ビジネスモデルをカジュアルにした言葉だと思っています。
ビジネスモデルというと、製品やサービスに対して、事業戦略や収益構造を言語化するといった堅苦しい感じになってしまいます。
マネタイズはもっとシンプルで、商売の基本である『安く買って高く売る』の構造を考えること。
式にすると、以下の構造です。
費用 - 収益 ≦ 利益
古本屋さんが、お客さんから100円で本を買って、200円で売っているようなものです。八百屋さんや魚屋さんも同じ。商社も同じ。インターネット産業も同じです。
商売をしている方からすれば当たり前かもしれませんが、会社員をしていると給与は会社からもらうものなので、なかなか身近に感じられないかもしれません。
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何を売るのか
安く買ってと表現すると、何かを仕入れるという発想になりがちですが、身近なところで、アルバイト。
アルバイトは、労働に対する対価としてお金が発生しています。
他にも、塾講師のように教えるという時間を売っている職業や、冒頭のWebサービスのように間接的に広告収入を得る方法もあります。
つまり、必ずしも何かモノが必要ということはなく、いま自身の持っている何らかの価値を売ることが可能です。
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誰が買ってくれるのか
アルバイトの場合、そのお店のオーナーさんであったり、会社員であれば会社の雇用主にあたります。
Webサービスの場合は、広告主ですね。
テレビも同じです。
売りたい人と買いたい人が繋がると商売が生まれます。
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何を誰に売っているのか(小結論1)
まずここまでの小結論。
お金を得るために価値を提供する
・自分の何を売っているのか?
・誰に買ってもらっているのか?
・それは『安く買って高く売る』になっているのか?
という構造になりますが、次に売値と買値の妥当性について考えてみます。
↓
How much(これ、なんぼ)?
令和元年の地域別最低賃金の全国一覧で時間あたりの最低賃金を調べると、最も高い東京は1,013円、低いところは790円です。
およそ1.28倍も違います。
ただ、実際に求められるスキルってそこまで変わらないのではないでしょうか。
同じ職場であれば、深夜勤務とか、任せられる仕事の幅が広い人の時給が高いのはわかりますが、働く場所で差が出るというのは不思議です。
少なくとも同じ系列のコンビニで東京の店員さんの方が1.28倍も頑張っているといった印象はないと思います。
なぜこんなことが起こるのかというと、すごくざっくりと言うと、
・買い手側は安く労働力を買いたいので、安くても働いてくれる人を探してしまう
・売り手側が言い値で働いてしまうと、地域差(家賃とか)があるので生活ができなくなってしまう
といった背景で、買い手も売り手も言いたいことがあるでしょうが、ここでのポイントは、値段について話しているということです。
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価値に値段をつけるという行為
これは率直に嫌がる人が多いです。
例えば、クリエイターに自分の創作物に値段を付けてくださいというとうまく付けられない人が大半です。
これは美徳だと思ってまして、自分のことを高く売り込む行為は苦手な人が多く、よく言えば謙遜の気持ちです。
ただ、上述の通り、買う側の基本構造は『安く買って』なので、言い値で買い叩かれてしまうこともしばしばあります。
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値段をつける難しさ
値段をつけることってすごく難しいことです。
何かを買う時に、Amazonの商品一覧や価格ドットコムのようなサービスで比較をし、質と値段で判断をしたりしますが、妥当かどうかってあまりピンとこないですよね。
例えば、有料noteが10万円したら高いと感じるでしょうけど、家や車が10万円なら安いと感じる(むしろ怪しいとさえ感じるかもしれません)。
これは比較の観点で、同系統のものを並べて比べるという基準です。
他にも、製造者の視点に立ってみると、その商品を作るために掛かったコストがあります。そこに自分が仕事を続けていくための利益を乗せる必要があるので、原価にN%の利益を乗せて販売するといった構造です。
革製の財布はビニール製と比べて高くなるといった原価の観点です。
最後に、希少性。
原価の観点に包括される場合もありますが、N%の利益を乗せるという部分に希少性があります。
誰にでもできることは安く、誰にでもできないことは高い。
同じ革製の財布でも、量産できる加工と熟練の革職人の加工では、生産できる限界数が異なりますので、後者の方が希少性が高いとなります。
イコールで質が高いとならないので難しいところではありますが、限定品や一点ものといったモノの値段が高まるのは希少性の観点です。
他にも値段の決め方は色々とありますが、今回はこの3つの観点を使います。
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自身の価値の値段を決める(小結論2)
市場の需要と供給に置き換えてみます。
需要と供給の関係性は
需要<供給なら価値は下がるし、需要>供給なら価値は上がります。
つまり、
『安く買って高く売る』ためには
自身の提供する価値が高い状態にしましょう
という話で、ここをしっかりと抑えておかないと、言い値で買い叩かれてしまいます。
特に自身の価値を知らないと、希少性に気付いておらず、市場の比較で安く買い叩かれても納得してしまうなんてことが起こります。
これを考えるのがマネタイズです。
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はたらくを自由にするためには(まとめ)
さて、散文的に書いてしまいましたので、 #はたらくを自由に というテーマに戻ります。
自由とは、自分の時間を好きに使える状態だと思います。
冒頭の繰り返しになりますが、自由を考える際に、お金は二次的な要素ですが大きな要素であることは間違いないです。
なぜお金が大事かというと、
・多くの人は、お金を得なければならないために働いている
・多くの人は、働くことに多くの時間を費やしている
つまり、お金を得るために、多くの時間を働いて費やしています。
この枷を外すためにも、働いて得られるお金について考えることは大事。
そして、働いて得られるお金について考えるというのは、自身の価値を知りお金に変える術を作ること(マネタイズ)、という話でした。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
他にも色々とnoteに書いています。
よければご覧いただけるととても嬉しいです。