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赤ちゃんの熱の見分けかた。
赤ちゃんには免疫があるって聞いたことがあるのに、風邪ひくの?って聞いてくるママが時々います。
赤ちゃんだって、げっぷもするしおならもします。そりゃぁ、鼻水も出ます
■こどもが病気になっても、あわてないで観察しましょう
親が落ち着くことが肝心です。
まず、深呼吸してこどもの様子を観察しましょう
見える症状はなんですか?
応急処置で大丈夫そうですか?
救急車を呼んだほうがよさそうですか?
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ママは一番の看護師さんです。
子供といちばん長い時間一緒にいて、日頃の様子を知っているからです。
子供は、高熱が出たとしても機嫌がよく、食欲があって水分も取れているようなら、それほど心配いりません。
逆に、そんなに熱は高くないのに、ぐったりしている、食欲もない、水分も吐いてしまうなどの症状があれば病院にすぐ行くべきです。
病院に行ったときに、朝からどんな様子だったかをお医者さんに伝えなければいけません。
簡単なメモを取っておくのも良いでしょう。
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こちらのページに夜間や休日の救急対応の病院の記載があるので参考にしてくださいね
■赤ちゃんの免疫もしだいに減っていきます
生後3か月を過ぎたら、徐々に免疫が減っていきます。
その頃になると、赤ちゃんを連れて外出する機会も増えていくので、ウイルスに感染するリスクも高くなるのです。
お天気のいい日の午前中に、10分~15分お散歩をするとビタミンDが生成され免疫力アップになります。
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ただし、免疫力アップだからと赤ちゃんを長時間日光にさらす行為は、行き過ぎです。
■熱の要因をさがす
いつもよりちょっと熱い気がするからと、すぐに冷やす必要はありません。
赤ちゃんは、大人より平熱が高いのは普通です。日頃の体温を知っていることはとても大切なことです。
日課として体温を記録しておくのも良いでしょう。
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37.5度が、熱を見分ける基準になります。
熱だけに目が行きがちですが、体の観察をしましょう。
体にブツブツできていませんか?
熱の原因は風邪だけではありません。
感染症にかかると、熱のほかに体に発疹が出てくるものがあります。
赤ちゃんは、皮膚の柔らかいところから発疹が出るので、おむつを外して見てください。
■熱はむやみに下げようとしないで
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熱が出るのは、ウイルスと戦う体の防御反応です。
戦いの最中に、熱を下げてしまうと戦えなくて病気が長引く原因になります。
熱が上がっている最中は、熱を下げるのではなく暖めます。
布団をかけたり衣類を増やしたりしてください。
汗をかくので、水分補給とこまめな着替えをしてください。
熱が上がりきったら、冷やしてあげて大丈夫です。
熱を下げるために、氷などを使う場合は氷を水漏れしない袋に入れてからタオルで包み、わきの下や股関節を冷やすのが効果的です。
衣服は薄着にして、靴下は脱がせます。
昔から、熱があるときに頭を冷やしますが子供は嫌がりますし、熱を下げる効果はあまりありません。
■まとめ
子供が病気になるとあわてるのは当然です。
私の息子は、生後1か月半から高熱を頻繁にだしていました。
初めての子供でどうしていいかわからず、あわてて病院に飛び込んだものです。
いまや立派な成人で「40度ぐらいの熱は平気やで!」と言っています。
熱の度合いは、子供の行動で判断します。
ぐったりしていれば、ためらわず受診しましょう。
医者には、伝えたいことはしっかり伝え、聞きたいことはとことん聞きましょう。
うざがられても、我が子のためです。
看病したあとに、親がストレスと疲れで倒れてしまわないように、子供が熟睡しているときは自分も横で休んでください。
家事なんてどうにでもなることです。