ギラギラ


「私の顔はそう神様が左手で描いたみたい」

この歌詞をはじめて聴いたとき、胸が締め付けられるような気持ちになりました。
そして、この曲を聴くたびに、その世界観に圧倒されて、心が震えます。

 
 


「うっせぇわ、うっせぇわ」と子供たちが叫んでいるのを始めに聞いたときは、ギョッとしたけど、程なくして最近人気の曲だと知りました。

気になるので、YouTubeで視聴してみると、新しい感じがして、「面白いな。中毒性のある感じで、はまるのも分かるなぁ」と思いました。

そして、『うっせぇわ』の曲を聴いたあと、同じAdoさんの『ギラギラ』という曲があるのを知って、聴いてみました。



衝撃を受けました。

曲の入りから、少し鳥肌が立ちました。


以下、歌詞を抜粋して、思うところを書いてみました。

あーもう本当になんて素晴らしき世界。んで今日もまたこの醜悪さに惑う

いきなり、「世界は、こんなに素晴らしいのに、自分はこんなに醜いんだ」と始まるなんて、すごい歌だなと聴いてみたくなりました。
 

正直言って私の顔はそう神様が左手で描いたみたい

人はみんな少なからずコンプレックスを持っていると思うけど、「自分の顔を神様が左手で書いたみたい」と表現するなんて、すごいセンスだと思いました(たぶん、神様は右利きという設定)。


お釈迦様も存ぜぬうちにもう健やかに狂っていたみたい。それは世界の方か私の方ですか?

この、「狂っているのは、世界の方か私の方か?」って歌詞は、とても思うところがあります。
生きづらいとの声を聞くたびに、「世界がおかしいから、その人が生きづらいのでは?」と考えてしまいます。

もし神様が左利きならどんなに幸せかもしれない

歌が進むなかでの、「みてろ、この」や「ギラギラ」「メラメラ」の強い決意の姿と、落とす文句のバランスが絶妙だと思います。

ギラついていこう

最後は、「そのままではいられない。ギラついていこう」で、上げて終わる感じが、とても好きです。

 

歌詞も曲も歌声もMVも、すべてが織り成す世界観が素晴らしいと思いました。

何度も聴いてしまいます。
 

哀しみと切なさと苦しみ。それでいて、希望もある。自分の力で立ち向かおうとする姿。

勇気をもらえる曲だと思いました。

この、下から上がっていくような表現が、好きです。
私も、ど素人ながら、マイナスからプラスへと綴っていく文章を書くことが、多いし、好きです。
勝手に共感しています。


 

そして、「神様は内緒にしているけど、実は、左利きなんだよ」という世界だったら、「どんなだろう?」って、勝手に想像したりしています。



いつもはあまり、何かの感想を書くことはないのですが、思い余って文章にしてしまいました。

もしかしたら、アーティストの方の意図する感想ではないかもしれないし、これを読まれた方で、嫌な気持ちになったりしたら、すいません。
「すごい曲。感動してる」ってことをただただ、言いたくて書いてみました。

 
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。





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