ガンダムSEED FREEDOMをミリしらで見たのでガンダムSEEDを見た
ちょっと前にガンダムSEED FREEDOMをミリしらで見たという記事を書きましたが、映画が良かったのでちゃんとアニメ本編も見ました。リマスター版のほうです。
せっかくアマプラ・ネトフリで映画が公開されたことですし、アニメ本編の感想も書いておこうかなーと思います。楽しんで頂けたら幸いです!
・とにかく面白すぎる
びっくりするくらい面白い。毎日就寝時間にヤダヤダ!もっとSEED見るもん!とタダをこねそうになった。
映画を見たのが5月4日で、アニメ全部見終わったのが5月14日。そのうち外出してたりとかでまったく見れなかった日もあるので実質7日くらいで48話分見たことになる。
・キラヤマト
1話の時点、本当にただの子供じゃん……になった。仲間のために戦えるの、本当にえらいよ。あんた、無理しなくてもいいよ。ラクスの手料理たくさん食べてほしい。
年齢見てびっくりした。ハタチは過ぎてるものかと思ってたのでまだティーンじゃん!?やっぱり子供じゃん!!いくらコーディネーターだからと言って子供を戦わせちゃだめだよ……。なんかでもそういう視点からでもSEEDが訴える「非戦」が伝わってくるなと思う。
・アスランザラ
特別誰が好きというわけではないがアスランが味方だと嬉しい(こいつまた髪の毛の色が暗い男を……)。どうしてもキラ視点で進む話が多いからアスラン=敵みたいに感じちゃうと思うんだけど、アスランはアスランで自分のザフトでの立場と個人的な友情の間で板挟みになって辛いわけじゃん。つらいよ。
それだけに終盤で戦争を止めるためにと覚悟を決めてキラたちと共に戦う展開は本当にアツかった。
・カガリ
いい子すぎる絶対嫌いな人おらん。好きになった。口下手コンビニことキラとアスランをつなぐ最重要人物。
・ラクス
途中から作画変わったな!?アークエンジェルに拾われた時はふんわり系お嬢だったのに、次に出てきた時から……なんか……女傑になってた。映画も含めてだけど、ラクスの言葉はつばめノートに万年筆で書き留めたくなる。戦争に介入する前までは歌手してたんだよね?その時からカリスマ性があったんだろうなというのがうかがえる。
現実でもよく芸能人が票集めのために政治家になったりするじゃん?でもラクスは自分で考えて自分の信念に従って動いて国民に問いかけて。メタ的に見ると現実の傀儡政治家に対するアンチテーゼ的役割を負ってるのかなとも思った。
・マリューとナタル
わたし‼️‼️‼️この組み合わせ‼️‼️‼️好きです‼️‼️‼️
失礼しました、声が大きくなってしまいました。
良くないですか?マリューとナタル。成り行きで艦長になった人情味溢れるマリューと、軍人家系で育って規律を重視するナタル。それぞれ違う視点から物事を見るからこそアークエンジェルは不沈艦なんだろうな(あとノイマンが凄すぎる)。
時にすれ違ったり言い争いになったりもするけど、お互いが今ここで何をすべきか?目標はなんなのか?ということを弁えていることを分かっている二人なので「そうなんだよ、ふたりとも正しいんだよ!」と茶々言いながら見てました。
異動する時の「あなたはきっといい艦長になると思うわ」が良すぎたあまり、最終決戦がほんとに……つらくて……SEED見てて一番泣いた場面だったかもしれない。
・ムウラフラガ
不可能を可能にするおじさん!(おじさんって言うな!)
え、あの、私の記憶が間違ってなかったらなんですけど、この人映画にも出てきましたよね?なんならレクイエムの激ヤバ光線を防いだりとか、していましたよね??
マリューを庇って、死……んだ……のか……?実は生きてるとかそういうやつですか?早くDestinyを見ねば。
ピリピリしたアークエンジェルの中で比較的フレンドリーで気さくなおじさん。でもキラに「できるならやってみればいーじゃん」的なことを言ってそこからキラが戦いに身を投じていくのが、アーーーとなりました(言語化不可能な感情)(おじさん、ここの言語化を可能にしてください)
・アークエンジェルの愉快な仲間たち
ナチュラルなはずなのに操舵技術がえげつないノイマン!みんながノイマンノイマン言うのがわかる。
キラのご学友のみなさん。成り行きでアークエンジェルに乗ったとはいえ、こんなすぐに実戦に入れるものなんですか??人手不足がすぎるだろ。てっきり船内の掃除とか皿洗いとかそういう方向だと思ってた。
あとフレイがわたし残る!って行った時、めちゃめちゃすんなりじゃあ自分も行く!ってなってたけど、大学の履修登録のノリでついて行くなよ!「お前第二外国語どれにするー?」「えー韓国語かなー先輩が楽単って言ってたよー」「じゃあ俺も韓国語にするわ」←これ
・フレイ
おそらくヘイトが向けられるように作られたキャラクターなんだなと。確かにご学友のみんなたちと違って何もしないし、ずっと泣いてるだけだし、そのくせキラには戦わせるし……でわりとかなりずっといいところがない。
この感覚前もどこかで……と思い返してみて気付いた。これ、十二国記で言う大木鈴だ。
このポジが劇中で求められる役割ってヘイトを集める事のほかにもうひとつあると思っている。それは、「あなたがアークエンジェルに乗ったら多分フレイくらいなにもできないよ」の役割だ。たとえばあなたが今日突然アークエンジェルに乗り込むことになったとする。その時、私たちは何が出来る?キラのようにモビルスーツに乗ることができないのはもちろん、ミリーやサイやカズイのように正規乗組員のように管制をすることも、トールのように戦闘機に乗ることもできない。せいぜいトイレ掃除が関の山だろう。フレイは視聴者の鏡写しの存在だと思う。なにもできない。
フレイのようになにも出来ない人がただ殺されていく。それを是とするのが戦争である。お前たちは本当にそれでいいのか?そんなメッセージが込められているように感じた。
・イザークとディアッカ
ニコルが死んだあたりから「こいつら、なんか、好きだな……」と思い始めた。
ディアッカは他人のことをシンプルに見下して茶化して、って感じだった。でもミリアリアと大口論した結果ナチュラルたちの気持ち、事情を考えるようになって。最終的には宥和のために自分の意思で動き始めるのがよかった。
イザークは……初見時向日岳人みたいだなって……クソクソアスランの奴……ッ!なんで向こうに言っちまうんだよ……ッ!(幻聴)最後にママが後方に配置するから死ぬなよ戦後は任せたぞ(意訳)って言われるじゃん?でも多分ママは……はい。最後の方ちょっとキラたち側に立っていたような気がするんだけど、戦後の立場はどうなるんだろう。映画観る限り結構偉い立場になってるはずなんだけど、どういう経緯でそうなったのか気になるなーと思った。
・予告について
予告をするのがキラでもアスランでもなくマリュー役の三石さんなのがとてもよかった。本編が子供から見た戦争なら、予告は大人が見守る子供たちの成長なのだ。たまに入る「少年」という言葉にハッとさせられて、「少年たちになんてことを……」という気分になる。
・結局SEEDって?
なんだったんですかね……。一応火事場の馬鹿力だとかゾーン入ったとかそんな感じだとは理解してるんですけど、意味深な略だけ提示されて終わってしまったので気になるー!Destinyを見ろということか……。見ます。
・バンク
出撃する時のバンクがテンション上がっていいですね。プリキュアの変身シーンとかウテナの戦う前のシーンとかスタァライトのかれんのアレとかと同じアガり方をします。キラ・ヤマト、行きます!はアムロ行きます!のオマージュなんだろうな(それくらいはさすがに知ってる)。
・戦争
現実の戦争とか諸々踏まえての描写なんやろなーというのがあって面白かったです。ちょっとメモしとくの忘れてそれがどこだったかはまったく思い出せないのですが……(だめじゃん
)
・ほか
FREEDOMかっこいいのでガンプラ作りたい!!になった。舞台オタクやってる時もブロマイドを入れる硬質ケースをデコりにデコっているため、とにかく手先を動かすのが好きでな……。
今までの人生でまったく触れたことの無いジャンルでしたがまさかここまでハマるとは思わなかったです。きっと2周3周すれば異なる立場や視点から俯瞰できてもっと面白いんだろうなぁ。
まだ分からないこともあるのでDestiny視聴も楽しみです。
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