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NNNドキュメントでのウクライナ・バレエ

 本日は、テレビ番組NNNドキュメントでのウクライナ・バレエの回について書きます。ロシアとウクライナの戦争が続く中、公演を続けるバレエ団の特集です。芸術監督は日本人の寺田宜弘さんという方です。戦争開始時はウクライナを離れましたが、その後戻ってきたとのこと。11歳のときウクライナにバレエ留学に来てずっとウクライナとのことです。

 内容では、プリンシパルのオリガさんにスポットが当てられており、戦争中にバレエ(芸術)は必要なのか、という問いがずっとあったように感じます。バレエ団に関わる方が戦争でなくなっていたり、18歳以上の男性には兵役があったり、戦争の中でのバレエであることがあからさまに出てきます。ロシア出身ですので、チャイコフスキーの曲を使えないことも出てきます。

 何より、この回を観てしまう要因はキーウの人々(多くは女性)が劇場にバレエを観にきている日々が続いていることです。バレエ(芸術)を誇りに思っているように感じます。

 私には今5歳の息子がいます。もしウクライナであれば、18歳から兵役であったり、父親の私自身が戦争の前線に行っていたり、するわけです。バレエ団をまとめる寺田さん、使命を表現し続けるオリガさん、そしてバレエ団の方々の強さに心打たれます。

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