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5年手帳を書いています
物心ついた時からの三日坊主で、あれこれと始めて見ては放り出している。
そんな中で、昨年の10月から途切れずに毎日続いていることがある。
ほぼ日の5年手帳だ。
去年も1月から毎日書いてはいたのだけれど、3月31日の火曜日をもって連投記録は途切れてしまって、それから秋ごろまで白紙ページが目立つ。
去年の4月。既にコロナは身近な問題になっていて、息子も入学式の翌日からすぐ休校になった。
小学校からは週1度時間割と課題が書かれたプリントが配布された。体育の時間には、ヨガマットを広げてプリントに書かれた絵を見ながら一緒に体操をした。親ががっつり見ていないとこなせない課題の数々。
テレワークにも慣れず集中もできないので昼間は棒にふって、息子が寝た後で深夜までパソコンに向かう日々だった。
日記を書く余裕なんてなかったよなぁ…。
秋頃まで続く白紙ページは、書けなかった自分のテンションを表している。これはこれで、あの時の私を記録していることになる。
その頃にはすでに鬱の傾向があって随分息苦しかった。
「また坊主だったな。」と、ベット脇にほっぽりだしていた日記を見ては、ちくちくと胸は痛んでいた。
それをまた書こうと思ったのは、こうだったらいいのに、あれを持っていればよかったのに、と「いま」の自分じゃない環境や、ない物を欲しがって羨ましがり、現実に向き合わない自分の性格に焦りが出てきたから。
このままだと、何でもない日常を7歳の今しかない息子の表情を、心情の変化を、思い返せばきっと愛しいはずのこの「いま」をスルっと忘れていってしまう。
味わえていない。。それにとても焦ったのだった。いろいろ追いつめていったのだな。と今は思う。
でもこれを機に、また寝る前に書くのがルーティンになった。
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2020年
10月12日 月曜日
ずっと机に置きっぱなしでイライラしていたアイロンビーズ。片付ける前に並べてお店にするという〇〇(←名前)。10000円 7000円…10円と紙でつくったお金を渡してくれる。お付き合いして、「この鍵とコナンください~。」というと急に照れて「はい、わかりました~」という声がとても小さい。自分でやると言っておいて恥ずかしがる7歳男子。覚えておこうと思う。
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と、どうでも良いことが書いてある。
でも母の私には、このときのはにかんだ息子の顔が思い出される話。
ちなみに昨日は、
月食を見るためにジジババの家の屋上で頑張ったけど、雲が晴れなくて見れなかった。〇〇は懐中電灯をアゴにあててお化け~といって走り回っていた。
と書いた。
去年の今日はどんな1日だった?そう自問しながら、どうでもよく大事な事を日々書いていく。続けている事が一つある、というのが小さい自信につながっている。
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