2025年生き残るメディア~大学生が語るSNSの未来
今日は、今の大学生はどんな時に、どんな用途でSNSを使い分けているのかについてお話してゆきます。
YouTubeはながら視聴へ
「ご飯を食べながらテレビを観る」という光景は、長らく家庭の日常でしたが、今やそのテレビには「YouTube」が映っています。
すると、YouTubeはかつてのテレビが担っていた「なにかをしながら何となく映しておく」という役割を担いつつあります。
実際、初期のYouTubeでは、短尺で刺激の強いコンテンツが主流でしたが、最近は「長いけど、聞いてられるトーク動画」が伸びています。
例えば、ユーチューバーのヒカルさんの動画は、一時間強のものも多いですが、毎回のように100万回以上の再生を獲得しています。
他にも若者に人気のコムドットさんの動画ややひろゆきさん、成田悠輔さん、石丸伸二さんが出演する「Re HacQ」などの長尺動画ですが、好評を博しています。
・コムドットさん
・「Re HacQ」
今後は企画力もさることながら、「何となく聞いていられるトーク力」を持つ人は重宝されるようになるのかなと思います。
ショート動画の命運はどうなるか
「ショート動画」の代表格といえば、ティックトックやインスタのリール動画、YouTubeのショートですが、段々と明暗が分かれてゆくかもしれません。
特に注目は、「YouTube」か「ティックトック」の争いです。
ショート動画は、何か時間を埋めたい時に、暇つぶしを探すことなく、刺激のあるコンテンツを用意してくれます。
ただ、ショート動画世代が大人になってゆくに当たって、ずっとショート動画を見続けるのかはわかりません。
もしかしたら、ショートからYouTubeに流れてゆく可能性もあります。
そう考えてみると、中長期的に考えれば、充実したコンテンツが豊富にあるYouTubeの方が優位といえるかもしれません。
ショートと長尺コンテンツの両方を抑えるYouTubeは、スマホの時代が続く限り、強者であるように思います。
テレビの最終決戦~テレビはメディアの王様を明け渡すのか
2024年は、東京都知事選挙における石丸氏や兵庫県知事選挙における斎藤氏の躍進など、ネットの影響力が実体となって表れてゆくことが多い一年でした。
そんな中で、若者世代のテレビ離れはだいぶ前から言われていることですが、テレビにはまだ豊富なコンテンツ力はあります。
思えば、今の若者もテレビが制作したドラマやバラエティー番組をYouTubeやショート動画の切り抜きで観ていて、相席食堂や水曜日のダウンタウンなどは、若者世代にも人気があります。
さらに、テレビにはこれまでの歴史で積み上げてきた貴重なアーカイブを所有しています。
こうしたコンテンツを公式として、丸ごとYouTubeに大量投下した場合、YouTube界のパワーバランスを変え得るかもしれません。
しかし、これはテレビはプラットフォーマーとしての権威を放棄し、YouTubeの優位を認めることになります。
さらに、番組の権利などは、音楽や出演者など多岐に及んでおり、過去作品の権利問題をクリアする必要があります。
テレビとYouTubeの関係にも注目です。
2025年以降、どんなメディアが生き残るのか
2025年からのキーワードは、「ホワイト社会」と「AI」だと思います。
まずは、ホワイト社会について。
【ホワイト社会とは、岡田斗司夫氏が造語した言葉で、文章やテレビ、SNSなどのネット社会において、悪口や暴力的な表現、直截的な表現、本音を言うものが排除されていくこと】ChatGPTより
具体例としては、女性芸人の方への容姿いじりが批判されるようになったことなどが挙げられます。
感覚的には、昔はオフィスでタバコを吸いながら仕事が出来たけど、今は喫煙所でなければ吸えない、又は会社ではタバコを吸う場所が無くなってきていることに近いと思います。
今後は、一部の芸能人や権力者、インフルエンサーだけでなく、一般の人も含めて、攻撃的、侮辱的発信をする人は排除されてゆくでしょう。
これは若い人の価値観の変化もありますが、SNS企業が目指す方向性とも合致しています。
SNSやYouTube、Tik Tokが次に目指すのは、「社会的に高く信頼されている大手企業に安心してスポンサーになってもらうこと」だと思います。
これは、日本企業なら、トヨタ自動車やNTT、三菱系企業などです。
このような伝統ある企業に安心して広告を出してもらうためには、攻撃性の高いコンテンツは大手企業には敬遠されますし、「治安の良さ」が求められる事になります。
だから、普段から攻撃的なコメント・発信をする人は、AIを活用して排除されてゆくのではないかと思います。
次のポイントは、「AI」です。
中でもポイントは、動画編集できるAIが何処まで発達するのか。
YouTuberの人は、「やりたい企画はあるし、撮影は楽しいけど、編集が大変」という話をよく見聞きします。
この編集の労力がYouTuberさんの負担でしたが、ここをAIが代替してゆくと、コンテンツの数は倍増してゆく可能性があります。
また、これは2025年内には実現しないと思いますが、最終的には発信者が顧客を選別できるようになるのではないかと考えます。
最近は、カスハラという言葉がありますが、同じく誹謗中傷をするようなアカウントは、発信者からしたら、同様にカスハラとも言えます。
今もブロックはできますが、今後は「そもそも多くの人からブロックされているようなアカウントには、自分のコンテンツを表示させない」みたいな事ができる未来もあるかもしれません。
これも含めて、AIを活用したアルゴリズムはより見たいコンテンツを選別し、見たくないコンテンツを表示させない工夫が成されゆくことでしょう。
この「ホワイト社会」と「AI」には注目してゆきたいです。
いかがでしたでしょうか?
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皆さんは、2025年はどんな年になると思いますか?
今日も最後までお読み頂きありがとうございました!