VTuber推し活のレシピ ~失敗談を添えて~
VTuber界隈という未知の大国に住み始めて、3カ月ほど経ちました。
比較的近しいと思われるYouTuberやアイドル界隈のことも全く知らなかったので、最初は文化が分かりませんでした。とにかく”マナー””暗黙のルール”が分からない。
例えば配信中に常連リスナーが盛り上がってるところに初見でコメントなんてしていいのか?割り込んでいいのか? ゲーム配信でどこまでアドバイスしていいのか?などなど。
加えて、VTuberさんを応援するってそもそも何をすれば???
スパチャという機能があるのは知ってるけど、いくら投げれば?どのタイミングで投げれば? なんも分からん!!
そこで自分なりに調べつつ一通り試行錯誤をしてきたので、私の失敗談を添えつつ以下にご紹介します。
前提:リスナーとしての立場で、YouTubeメインで配信するVTuberを応援するために出来ること が対象となります。
推し活レシピ一覧
①コメント・チャンネル登録・高評価
YouTubeのアルゴリズムとして、コメントが多いほど・高評価が多いほど盛り上がっている=集客力があると判断され、チャンネル登録している人にはもちろん、登録していない人に対してもおすすめ欄に表示されやすくなります。
ほぼ全てのYouTuberが「チャンネル登録・高評価お願いします!」と声かけしているのはこのためですね。
コメントについては単純にコメント数で判断されているため、別に気の利いたコメントでなくても相槌やスタンプだけでも同じ1コメ扱い、として貢献できる形にはなります。
とはいえ当たり前ですがどんなコメでもいいわけではなく、わかりやすい誹謗中傷でなくても配信と関係ないリスナー自分語りや、特に「指示」については避けるべきでしょう。
自分がやってしまった失敗例・悪い例でいえば、こちら↓ (48:16あたり)
配信者に先がけて告知の話題を出してしまい、プロデューサー面で指示しているように見えてしまう例。
俺は何様なんだよと海より深く反省しました。あくまでリスナーはいちリスナーに過ぎません。
VTuberさんに楽しく配信をしてもらえるよう、くれぐれも指示厨にはならないように…
②スパチャ・メンバーシップ/そのほか支援サイト
スパチャするか・しないか、という話は割愛。する人向けの話なのでご了承ください。
ちなみに自分は好きなコンテンツに対しては可能な範囲で対価を払いたい派に属しているもので。好きなゲームメーカーが資金不足で散々潰れた経験が身に染みててね…
で、いざ払った場合に金額の100%が配信者に届くわけではない、いわゆる還元率の存在を知りました。
例えばYouTubeスパチャであれば、YouTube側の取り分+決済手数料などが引かれているので、そのまま全額が配信者に届くわけではないんですね。
代表的なところで、配信者が受け取れる金額の割合は以下になります。
※注 あくまで企業所属でない個人VTuberの場合です。企業所属のVTuberの場合は契約次第なので飛ばしてください。
スパチャ・メンバーシップ: 約65%(あくまで通説)
Amazonギフト券 or ほしいものリスト:100%
Pixiv FANBOX: 90%
Doneru どねる: 約95%
支援サイト系のほうが還元率が高いので、VTuberさん側からも推奨する支援方法を告知しているのであれば、それに従えば間違いはないと思います。
自分の失敗談は、iPhone経由だとアップルの手数料がさらに上乗せされてしまうのを知らないことでした。
例えばブラウザやAndroid端末からの黄色スパチャ1,000円の場合
→AppStoreからDLしたアプリからの黄色スパチャは1,600円
しかもこの手数料、YouTubePremiumの契約時も適用されます。慌ててPCのブラウザから契約し直しましたね。
③グッズ購入
缶バッチ、アクスタ、etc…
企業所属のVTuberさんは特にこのグッズがめちゃめちゃ力が入ってますし、応援といったらこのイメージ。もちろん個人勢でもグッズを出している方が多くいらっしゃいます。
グッズに関してはもう、手元にコレクションしたい人は躊躇うなの一言。
④SNSでの広報
ゲーム・アニメ文化との親和性もあり、X(旧Twitter)を利用しているVTuberさんが圧倒的に多いです。
Xのアルゴリズム上、「いいね」「リポスト」「リプライ」がやはり効果的で、少なくともフォロワーにはVTuberさんのポストを拡散することができます。
フォロー外の人のおすすめ欄に上がってくる可能性もおそらく上がってるとは思うのですが、これについては確証がないので言及を避けます。
X以外のSNSを活用されている方もまた多いですが、そちらは詳しくないので省きます。
自分がこうしてnoteやってるのも、ぶっちゃけ目的としては推し活のためです。
⑤切り抜き・ショート動画・MAD作成
YouTube登録者数を増やすのに直結しているのはこれです。特に今はショート動画: YouTube shorts が主流のひとつ。
私はここはノータッチなので、もし詳しい方がいればコメントいただければ助かります。
切り抜きの有用性についてはこちらの記事をご参考に。
せめて出来そうなこと、ということで私は配信のアーカイブを見るときの自分用メモを兼ねて、YouTubeコメントでのタイムスタンプを付けています。
切り抜きのそもそもの目的もそうですが、配信は長時間に渡るものが多いので「見どころ」が分かればVTuberさんの魅力が伝わりやすいですね。歌枠は特に。
ご自分でタイムスタンプ付けてるマメな配信者さんは、それだけで推せます。
⑥ファンアート
自分で描ける人なら自分で描けば一番。
描けないし好きなイラストレーターさんに描いてほしい私のような人の場合は、Skebなどのイラスト依頼サービスを利用するという方法があります。
VTuberさん側もYouTubeサムネなどに使えるイラスト素材なんてなんぼあってもいいもんでしょうから、依頼する際は背景付き一枚絵の他に、背景なし人物のみの透過データなどもお願いできれば一番良いでしょう。
まずはVTuberさんの紹介文を熟読してください。特に企業勢なら明確にルールを定めていたり、そもそもファンアートNGの場合もあります。
逆に募集されている場合は、明確に三面図などを公開されている方も多いです。一例としてVTuber六原小森さんなど。
実際の依頼の仕方については、VTuber九重さんのnoteが詳しいです。もし依頼しようという方はご参考に。
まとめ
以上、VTuberリスナーとしてやれることの羅列でした。
もちろん他にも色々な手段があると思います。あくまで代表的な手段とそのやり方になりますので、あしからず。
推しのVTuberさんが何をもって喜んでくれるのかは、配信やSNS投稿などをしばらく眺めてみないと分かりません。
例えば明確に④SNS広報よろしく!と声がけしてくれる方もいれば、⑥ファンアートを熱烈に募集されている方もいるし、それよりも直接的な②スパチャや③グッズ購入のほうが嬉しい方もまた多い。
いずれにしてもリスナー側の目的のひとつは、応援しているVTuberさんに喜んでもらう=これからも活動を続けようというモチベーションを上げてもらうということ。VTuberの寿命は有限です。
少なくとも自分はそのために推し活をしており、この”どういう目的で”という主軸を常に意識していれば、VTuberさんの活動の妨げになる行為は自然と避けられると考えています。
皆さんがVTuber推し活をする際の、少しでも何かのヒント・参考になれば幸いです。
そもそも推しを探すところから、という方はこちらの記事もご参考に!