AI憎しでAIイラストを児童ポルノと呼ぶエセ二次オタの頭が悪い理由
AIイラストの論点は多々あろうが、ここでは「実写そっくりな児童エロチカ的表現を問題視する連中」に絞って述べる。
児童ポルノの定義にこうあるように、年齢の存在する現実の児童の動画像が今の規制対象なわけだが、AIイラストを含むなら必然的にこの部分は変わるわけで規制対象は実在しない児童も含むことになるだろう。従って、今イラストを指して「児童ポルノ」と呼んでいること自体、犯罪者でない人を犯罪者と呼んでいるようなものでまず不適切でもある。
わたしは現実の児童を対象とする現行の児童ポルノ法にも文句があるが、とりあえずそれは置いておこう。
何よりAIイラスト憎しでそれを児ポ扱いする連中の問題は保護法益の違いにある。保護法益とは、その法によって利益を得るのは何かというものだ。
今のところ、これがいちおう被害者の個人保護法益のためという前提になっているから日本の児童ポルノ法で絵は規制対象でない。AIイラストという被害者なしを児ポと認めたら最後、児童を性的に扱うこと自体が社会法益的に害だから規制という論に移り絵を規制しない理由はなくなる。
そもそもここにあるように、児童ポルノを規制する理由は被害児童の権利を侵害する個人保護法益のためだからということになっている。決して児童の表現がエロいことが問題なのではない。
だから、実写そっくりだろうが存在しない児童のAIイラストはいくらエロくてもいいのである。これを問題だと思ってる人は即ち、性的なことは問題だと思っている規制派的思考の持ち主なわけだ。児童が存在しなくとも性的に描かれてるのが問題だという絵を規制する社会法益保護目的の思想を肯定してるわけで、二次元を守りたいんだという論が嘘なエセ二次オタと呼んで差し支えあるまい。
それどころか、実写だろうが「児童にこんなエロい格好させちゃだめだろ」等と如何せんジュニアアイドル等の合法的な児童エロチカ表現を叩いてる〝自称二次元は守りたい連中〟も、それが被害たりえるかより性的であることが社会に害という認識を持ってるエセ二次オタである。にもかかわらず、そうした考えを持ちながら〝二次元規制反対派だ〟などと嘯く連中の多さには呆れるばかりだ。