どんぐりの木

画像1 みなさん、こんにちは。すっかりボロボロになるまで我が家の子どもたちに読み込まれた「となりのトトロ」の絵本
画像2 どんぐりを庭に蒔いたら、どうなるか……。運が良ければ次の年の春に芽が出ます。そして日陰で湿ったところでスクスクと育ちます。もともとおかあさんが木なので、成長も桃栗三年柿八年焦らずゆっくりのんびりと。
画像3 このどんぐりたちは、当時通勤途中のきぬがけの道沿いに大量に道端に落ちていたものです。至極早朝でしたので誰にも踏まれることなく拾い集めるのは楽しい日課でした。「おうちの庭が森になったら素敵なので」とさつきちゃんがおかあさんに手紙で話していた通りうちの裏庭はひそかに原始林化を目指しています。
画像4 でも、すべてのどんぐりが発芽するわけではありません。着地した場所にも寄りますし、水を含んで胚乳が膨らんで
画像5 鳥たちに食べられてしまうことの方が多いのです。しかし鳥たちもお腹を空かせているのですから。わたしは夜、庭にいたときどんぐりを狙っている鳥に威嚇の鳴き声を浴びせられました。ご馳走を目前にして我慢出来なかったのでしょう。過酷な冬を生き延びてきたのは、誰も、おなじ。どちらもわるくない。どちらも生きていたい。生命を繋げたい。
画像6 さつきちゃんの手紙にトトロがくれたお土産がささの葉でくるんであってリュウノヒゲでしばってある小さな包みであったと記されています。このリュウノヒゲとはなんなのでしょうか。
画像7 これです。真ん中に写っていますがおわかりいただけますか。本当はもっと成長したら、モンジャラみたいにワサワサになるのですが、株分けしたもの3つあったうち、2つは野良にゃんこのシッコによって枯れてしまいました。あんなに「頑健」と称されているリュウノヒゲですが生にゃんシッコには勝てなかったようです。まだ小さな苗でしたので……。裏庭のひとつだけ生き残りました。リュウノヒゲの実をご存知でしょうか。それはそれはもう宝石かとおもうような碧玉、瑠璃色の玉のような美しい実をつけます。
画像8 今年も萩の花が庭を彩ってくれています。植物を育てたり、その成長ぶりを眺めていると心が洗われる気持ちがします。今までどれほど助けられたことでしょう。趣味は?ときかれると「園芸です」とこたえるわたしです。

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