私にとって文章、とは
はじめに素直に感じた事を言葉にさせてください。
まさか、1番初めの記事に『スキ』がつくと思ってませんでした。本当に拙い言葉だと、自分では思っていたのです。
実はというと、私は文章を書くのが苦手……時には嫌い、やりたくない!とさえ、思う程です。
そんな風に思うのになんで書こうとするの?
疑問に思った方もいるかもしれません。私がそう思っている理由、少し長くなるのですが、聞いてくださると嬉しいです。
4年前、私は〝保育士〟として、勉強や仕事をしていました。その中には〝文章を書く〟という仕事があったのです。
その日のことや計画表、保護者や他の先生とのやりとり……言葉を書いて伝える、ということか毎日毎日続いていました。
仕事を始めた時、上司から文章についてのアドバイスを貰いました。その言葉は『誰が見ても伝わるような文章で書くのよ、その為には本を読んだり沢山書いたりしていってね。』
たったこれだけです。当たり前のことじゃないか、普通じゃない?と感じるでしょうか、私もそう思います。でも私はこの言葉に今も囚われています。
〝書くなら、人に伝わる文章を書かなくてはならない〟〝私以外の人はそれができていて、他の仕事もこなしている〟
私は私自身に勝手に言葉への重りをつけていってしまったのです。その言葉を聞いた日から私の中で文章は『他人から評価されるモノ』『善し悪しを決められるモノ』になっていきました。別にあながちそれが間違ってるとは思いません。仕事なのだから他の人と円滑にコミュニケーションをとれる文章はかなり役立つものだと感じているからです。
でも、頭では分かっていても心の中の感情は誤魔化せませんでした。実際私は小さい頃から『字が汚い』と言われ続け、自分が文字を書いたものを他の人に見られるというだけでストレスだったのです。(かなり練習もして今は汚いと言われることはなくなりました!)また、保育の現場は殆どのものが手書きで量も多かったのです。
字が汚い+文章の善し悪し+言葉の使い方……文章だけではなく人間関係も複雑で、色んなことを頭を駆け巡っていき、しまいには文章の書き方がわからなくなってしまいました。書けなくて、上司に相談もしたりもしましたが解決には至らず、最終的には文章のことで物凄く怒られてしまったのです。
ストレスも限界だったようで、そのたった1回、怒られてしまった事で私の糸はぷつんと切れてしまいました。家に戻ると過呼吸を起こし、体が石のようになって動けなくなり家族の手を借りてなんとか病院へ行ったのです。
怒られた事がさらに文章を書くことに恐怖をよんでしまい、今の私は文章を書くのが〝苦手〟と強く感じるようになりました。
でも、表現をすることは好きなのです。自分の思いを文字でも絵でも音楽でも……表現は無限大だと思います。だから私の世界をこうやってあなたが見てくれて、とても嬉しいです。
仕事としての文章はまだ恐怖が大きいけれど、こうやって少しづつ言葉を綴って、いつかその恐怖も薄くなればいいな、と思います。
ここまでの長い文章、スキを押してくれた方々本当にありがとうございます。私は今、書くことに少し救われた気がします。
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