【子連れでキャンプに行こう⑤】マッチが擦れない子どもと「初めての火起こし」体験!
小学校の理科の実験に使われていたアルコールランプ。そこで初めてマッチを擦ったという人も多いのでは?
しかし、時代と共にアルコールランプは姿を消し、現代の理科の授業ではカセットコンロを使うんだとか。今どきの小学生はマッチを擦る機会が減ってしまったようです。
アルコールランプは過去のもの
我が家の小学生の娘も、実験でアルコールランプの代わりにカセットコンロを使ったとのこと。「昔はアルコールランプにマッチで火をつけてたんだよ」と画像を見せると「こっちの方がやってみたかった!」と羨ましそう。
大人でも普段の生活でマッチを擦る機会はすっかり減りましたよね。
これも時代の流れですが「火を身近に感じる体験」も必要!と思い、1人でマッチを使って火起こし体験してみないかと、娘に提案してみました。
娘は「やりたい!」と即答し、お小遣いで自分専用のミニ焚き火台を選ぶほどの気合いの入れようです。
普段から家族でキャンプに行くため、娘も焚き火経験はあるのですが、自分で火を起こすというのが特別なイベントに感じられて、キャンプ前日はなかなか寝付けなかったとのこと。
初めての火起こし 小刀でフェザースティック作りに挑戦
まずは、火を焚き付ける細い木材を作ります。
父のモーラナイフを借りて、薪を縦に細く割る「バトニング」をやってみます。
刃物は油断すると怪我にもつながるので娘も真剣です。
次に、フェザースティック作りに挑戦。フェザースティックとは、木をナイフなどで羽のように薄く削ったもので着火剤として使います。彼女は左利きなのでAmazonで左利き専用の小刀を購入しました。
初めてのマッチはやっぱり怖い
いよいよマッチ擦りに挑戦! 最初は手に燃え移るんじゃないかと怖がる娘。火のついた部分を下に向けるとすぐに燃え上がるけれど、マッチを横に向けるとゆっくり燃えて安全なことを学びます。
最初は火種がすぐに消えてしまい、何度もマッチからやり直し…。燃えやすいものから徐々に火を移し、大きくしていきます。
燃やすには空気も必要。火吹き棒で空気を送りますが、勢いが強すぎて灰を撒き散らしてしまいます。いつも父親の火起こしを横で見ている娘ですが、いざやってみるとうまくいかないことだらけ…
1人で起こした焚き火に大満足!
ようやく火が安定し、薪をくべていきます。娘が1人で起こした焚き火の完成!
初めての焚き火で、ウインナーを焼いてくれました。ビールが進みます(笑)
まとめ
普段からキャンプで焚き火が身近だった娘も、いざマッチを擦るとなると「火が怖い」と不安になっていました。「怖い」からこそ正しく知ることが大切ですね。
娘はこの時小学校5年生でしたが、親が見守っていれば3年生くらいからでも挑戦できそうです。
アウトドアでの焚き火はさすがにハードルが高いと思う方は、まずはマッチを擦ってみるという小さな体験からでも試してみてはいかがでしょうか?