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分離と統合について考えたこと

2022.12.9
曇り空の昨日。

約束の時間よりも、少し早めに駅に着き、

向かった先は

車窓から見えていた海。


波は穏やかで、

空と海の境がとけていくような遠く向こう。

寄せては返す波の音は静かで

こんなとき

わたしはいつも、

寒くもなくて暑くもなくて

わたしさえも空間にとけてしまいそうな

時間がなくなったような場所にいる。

毎日こんな景色を見ていられたら

どんなに幸せだろうか、

と思うけれど、

毎日がこの空間の中にいたら

きっとそれには気づかずに

気づきたいわたしは

いまこうして

ちょっとだけ特別な空間を

味わって

それを自分の中に入れようと

しているんだろうなぁ…と

分離と統合の理由について

帰り道に思った。

海から離れると

凍えそうに寒い冬の日。

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