本が好きな人におすすめ【本なんて読まなくたっていいのだけれど、】
最近読んでとても面白かった本です。
著者は選書家・ブックディレクター・編集者・執筆者として活躍されている幅允孝さん。
エッセイ集なのですが、様々な種類の本(それこそ写真集やサッカー選手の自伝から週刊少年ジャンプまで)にまつわる幅さんのエピソードがたくさん語られており、「本を読むこと」に対する愛が溢れている一冊。
大袈裟かもしれないですが、そんな感覚が読後に残ります。
「学生の頃は本を読むのが好きだったけど、最近ちょっと時間もないしあまり読めてないなあ。まあ、しょうがないよね。」
という、ちょっと怠惰な本好き人間(←最近の自分)におすすめしたいです。
本屋さんか図書館に駆け込みたくなると思います。笑
前半、駄菓子屋の婆さんの「欲しい本は自分の足で探さないといけないからね」という言葉に早速痺れます。
中盤、いきなり挟まれる「サッカー選手の自伝」に対して、「重厚な文学作品だ」と称して説明されるも、妙に納得してしまう。
後半、アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんとのエピソードになんだか心が熱くなる。
幅さんからたくさんの本をおすすめされた気持ちになったので、自分もおすすめの本を紹介したくなりました。
ぜひ、読んでみてください。
久しぶりに本棚に加えたくなる一冊だと思います。
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