kasumi

友達と話すのが好き。たまに来てはお話を書く。アイコンは友達が作ってくれた羊毛フェルトハムスタ。 読んでもらえたら嬉しいです。

kasumi

友達と話すのが好き。たまに来てはお話を書く。アイコンは友達が作ってくれた羊毛フェルトハムスタ。 読んでもらえたら嬉しいです。

最近の記事

「親友とは」の価値観で友情が死んだ話

「親友」ってどんな人?普通の友達と何が違うの?「親友」の解釈って沢山あるけど、今日伝えたいのは親友の定義なんてこれっぽちも存在しないこと。 ・腹を割って何でも話せる友達のこと ・利害関係なしに付き合える人 ・思ったことなど、相手のために嫌なこともはっきり言える関係 ・お互いに心を許し合っている友達 ・ストレスフリー。どこにでも一緒に行きたい人 例えば上みたいなのがまとめ記事を検索すれば阿保みたいに出てくる。本当に、アホみたいに。 今日お話しするのは、私と元親友について。

    • 五年生の夏、缶ビール缶でかんぱい

       誰にも言っていないのだけれど、初めて缶ビールで乾杯したのは。実は小学生五年生だったりする。  ちょっとやんちゃな親友と過ごした夏休み、私は初めて缶ビールを手にした。差し出されたビール缶を恐る恐る、渋い顔で受け取ったのを覚えている。だって土が付着して汚かったから。  夏の夕方は私の大嫌いな時間だった。  当時、家の門限は五時までこれ絶対。私の家は親が少し厳しくて、周りの子は明るい時間で近場なら七時まで遊んでよかったのに、一人だけ先にコンクリートに伸びる長い影を踏みながら帰

      • 勇気ある自殺者たちへ

        自殺するには勇気がいる。 そう思う。 小学生だったある日、夕飯で流れた飛び降り自殺をした女子中学生のニュースに、直感的に助けなきゃと思った。そのときは自分自身も辛かったけど、明日まで生き抜けばきっと何かが変わる。未来は晴れると思ってた。 でも今は、 電車に向ってホームを蹴るのだとか、デパートの屋上からみんなの前で落下していくのだとか、ああなんて勇気のある人達なんだとずっと思っている。 頭の中で何度も死んだ。最初は小学校中学年。マンションから下に落ちることを考えた。お