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No.43 ひょんなことで手足口病に罹った幼稚園教諭が体験した厄介な地獄

どうも、れいぽんです。

ちょっと前に、手足口病に罹ってしまいました。
職業柄しょうがないとして、個人的に子どもが罹る病気は大体経験しました。
あと、ヘルパンギーナと溶連菌ぐらいでしょうか。

はっきりいって、地獄でした。
手足口病。

なんか歩くと、左足小指が痛むんですね。何これーって見てもなんにもなってない。小指に地面が当たると、ピリッと痛みます。
なんだろうと思っていたら、突然、大量の口内炎が湧きました。ブワッっと。本当に突然。夕方ごろに。
下唇に5個ぐらい。
えー。疲れが出た……か?って思ったりもしましたが、なんか異常な湧き方でした。

次の日の朝、職場にてペンが握れないことに気付きました。
ペンを持つ場所が、ピリッと痛みます。
手を見ると、小さくポツポツと発疹を確認。何これ……水疱瘡は罹ったことあるから、違う……へっ、麻疹……?!!(手のひらの発疹に気を取られていて、大量の口内炎の存在が抜け落ちている)

副園長に相談して、病院に駆け込みました。
まだこの時は流行している病気はなかったんです。いろんな可能性を持って病院に着いた頃に気が付きました。


これが……手足口病!!!!!!!!!!!!!!!!!
背景に電流が走った時に、ちょっと安心したというかなんというか。

でも、実は、手足口病は子どもより大人の方が症状が重いんですね。
かといって、出勤停止扱いにならないこの病気。
地獄なのに、地獄なのに……!!!!!
子どもが症状軽いからって、扱いも軽すぎる……!!!!!!


大人が罹る手足口病。
何が地獄だったか、いろいろ綴らせてください。


その1 
物が握れない

じわじわと手のひらにぷつぷつが湧いて出ます。
あるかなーないかなーって感じだったのが、がっつり水いぼが湧きまくります。もちろん触れると痛い。
となると、箸も握れない。
ペットボトルを開けられない。ということはですよ、何かを握って捻る何かを封じられました。
これが次の地獄を生みます。


その2 
吸えない・熱いものNG・咀嚼できない。つまり……

口内炎の量が、更に湧きます。ほっぺの方にも上唇にも。
喉にもできているので、まともなご飯が食べられなくなります。
飲み込みも厳しくなるので、喉の運動ができるだけないように嚥下は流し込みになっていきます。
蛇のように食べるしかありません。
ウィダーは吸う動作が必要なので、唇の口内炎が痛すぎて吸えません。
何を食べるか。ツルツルの杏仁豆腐とクーリッシュ。
クーリッシュは溶けると液体になるので、吸わずとも流れ込むのでめっちゃ助かりました。味も大好きなメロン味があって本当に至福。

ただ、僕は手のひらイボ人間なので、クーリッシュの蓋を取れないんです。地獄。

お腹は空いているのに、食べ物はあるのに。
飢餓。
飢えて……ここで死ぬのか…………???

まじでそう思いました。
大袈裟とかではなく、本当に。
数日、まともなご飯を食べることが叶わないので、俺の死因は飢えなのかと。
お米や麺を食べられるようになった時、感動しちゃいました。
食べられることの幸せ。ありがたみを再確認。
全ての食べ物に、感謝。
結果、一週間ほどで、約5キロ痩せてしまいました。ヒィ


その3 
涎が止まらない

ダラッダラ。
口内炎が暴れてますので、永遠の涎地獄です。

発熱もあるので基本ベッドの上ですが、溢れる涎に苦労しました。
びちゃびちゃになるのと、飲み込むのもきついんです。
喉も腫れてますから。


その4 
病的な水分摂取

これは、側から見たら心配という観点です。
喉は腫れている筈なので、水分が取れなくなるというのがこの病気ですが、僕の場合違いました。
喉が痛すぎるので、冷たい飲み物で冷やしていたに近いです。
水分を飲む痛さより、乾いて(?)イガイガするのが最悪ですので、永遠に水分をとってました。

それはもう、病的だったので、逆に心配されちゃいました。


僕は、幸いにも足の裏はそこまでだったので、歩行に関しては痛いけど全然我慢できるレベルでした。
ちゃんと熱も出るので、風邪ver.5.9みたいな感じ。
コロナとかインフルとかもしんどいですが、手足口病はもう二度と罹りたくないです。
飢え死を意識しちゃった時点で、もう本当に勘弁してほしいです。
出勤停止にもならないし。社会的に見ても本当にキツい。

ほんで、治ってから1ヶ月後ぐらいになったら、爪が剥がれるという症状が出るらしいです。
めっっっっちゃ怯えています。

手足口病は特効薬が存在しないので、隔離して耐えるしか選択肢がありません。
職種が職種なので、避けようにもありませんでした。
あの時は仕事を少し多く抱えていた時で、かつ行事後だったがために疲労が溜まって、隙を突かれてしました。疲れた身体は病気になりやすいのは確かです。
耐えてる期間は、前世でどんな悪いことをしたんだろうとすら思いました。

あ、ちなみに笑うのもしんどいです。
口内炎が暴れているので。口角があげられません。
というか、唇の筋肉を動かすだけで激痛。
喋るのはなんとかできたとしても、笑いを堪えるのがきつい。これも地獄でしたね。

頼む。もう二度と罹りませんように。

以上、幼稚園教諭が体験した手足口病レポでした。




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