![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113936275/rectangle_large_type_2_58a19664741c67f7637976fa43dc2085.png?width=1200)
出会った人は応援団、気付かなければ誰もいない
友人が、noteのネタにどう?と教えてくれた記事(笑)
イラストレーターの田村セツコさんのインタビュー記事です。
人生後半の「孤独との向き合い方」のヒントがありました。
田村セツコさんとは
50代より上の方は、このイラストに見覚えがあるのではないでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1692606608233-6VPTScneAR.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1692606690161-qf4FW4iU36.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1692606719917-ArRNMzKCsG.jpg)
田村セツコさんは、現在85歳。
今も現役でイラストを描かれています。
19歳から、服装や髪形、仕事で描かれている絵も変わらない。
40年前から住む原宿で、今もイラストを描く日々を送っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1692606876184-AvUuf0QjJW.png?width=1200)
amebaでブログを書かれています。
以下、こちらの記事を引用しています。
読売新聞オンライン
田村セツコさん、85歳・現役イラストレーターのカワイイ時々ハードボイルドな日々
かかわりのあった人は「応援団」
――最初の著書が山梨シルクセンター(現サンリオ)から出したミニブック「ひとりぽっち」(1969年)でした。昔から孤独に関心があったのですか。
「知らず知らずのうちにテーマになっていました。ひとりぼっちの、しょんぼりしてる女の子にウィンクして『OKOK、大丈夫よ』っていう気持ちで描いてます」
――よく「周りに応援団がいる」っておっしゃいますね。
「アスリートが『応援よろしくお願いします』って言うみたいに、お世話になった人や亡くなった方や、ちょっとかかわりのあった方を思い浮かべて、いっぱい応援団がいてラッキーと思うようにしてるんです。
アパートの管理人さんも、話をした工事現場の人も、気が付けば応援団だと思えるし、気が付かなければ、誰もいない」
「孤独な人が陥りがちな罠は、自分だけだと思うこと。俯瞰(ふかん)してながめたら同じような人がいっぱいいるのよね」
――19歳で銀行をやめてこの世界に入り、最初はお仕事がなかったとか。
「小さいカットの仕事しかなくて、時間だけはあるから神保町の古本屋街をさまよいました。帰りのバスの窓ガラスに、やせて悲しそうな顔が映ったのを、もうひとりの自分が『あらまあ、こんなにやつれて。大丈夫。任せなさい』って励まして。すごくリアルな記憶です」
「ひとり会議」で仕事を選択
――もうひとりの自分は頼もしいですね。
「そうね。芯がね、ちょっとハードボイルド。もうひとりの自分は、両親とか応援団とか、本棚の尊敬する人々とか、いろんなとこから栄養をもらってできてるのかな。内面につっかえ棒がある感じ」
「家庭を持つかどうか迷ったときも、もうひとりの自分が『優しく温かいお母さんになろうと思ってるかもしれないけど、仕事の締め切りが迫ったら家族を我慢させたり悲しませたりすることが絶対ある』って。なるほどと思った。両方ちゃんとやる自信がなかったのね。で、仕事する道を選びました」
――ひとり会議ですね。
「そう。『どう思われますか』『ううむ』みたいな。後悔は、なくはないけど、やっぱりもうひとりの自分が助けてくれたんじゃないかな。『自分で選んだ道だからね!』って」
「ほかの人の幸せをうらやましいと思わない点は、自分でも気に入ってるの。よそに赤ちゃんが生まれて育つことが、自分の赤ちゃんのように思えてうれしい」
「私物化、じゃないけど、代々木公園を自分の庭みたいに思ったり、電車の中を自分の部屋だと思ったりしています。
昔『屋根裏部屋のひとり暮らし』が夢でした。心の屋根裏部屋が至る所にあるっていうわけです」
――想像力……。
「もうね、みなさまもぜひ自由気ままに妄想してほしいと思います。『赤毛のアン』じゃないけど、想像力は栄養になります」
年をとるということ
――年をとることを、どんなふうに捉えていますか。
「きっちり巻いたねじがちょっと緩んできた感じだから、もう自由な、大げさにいえば不思議の国に一歩踏み出したような感じ?」
「物忘れとか、口が回らないことがあっても、欲張らなければハッピーです。今のところ手と足が動いて、歩くと前に進めてうれしい。
それもできなくなったら、そのとき考える。前もってくよくよしない。
新しい考えが浮かぶかもしれないし、例のハードボイルドが何か言ってくるかもしれないし(笑)」
――今後のテーマは。
「死ぬことをどう思ってるか、とか人から聞かれて困っちゃって。みなさまもそうだと思いますけど、生きてるときにいっぱい楽しんだり、いっぱい発見したり、ちっちゃなことに感激したりなんかしていたら、悔いがないと思います」
孤独な人が陥りがちな罠は、自分だけだと思うこと。
ひとり会議
『自分で選んだ道だからね』
生きてるときに楽しんで、発見して、感激していたら、悔いがない。
捉え方次第なんですね。
下を向きそうになったときに、思い出したいと思います。
=======================
「50代からの未来をつくる」サービスを展開中
よろしければぽちっとご覧くださいませ。
=======================
※よろしければ他記事もどうぞ